七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2004年09月14日(火) あのいじわるだった子が・・・

以前この日記にも書いたけれど、「同じマンションの意地の悪い」と書いた子。
同じ学校にいた時は、その子と息子は公文でも犬猿の仲だった。

ところが、なぜか息子が転校してから、その子の様子が変わってきていた。
顔を合わせると「よぉ!」とか声をかけることもあった。

今日は、公文に行く時、たまたま階段のところで一緒になった。
すると、「よぉ!いっしょになったな!」と息子の肩をたたいた。
「自転車だからまた後でなー!」と笑顔で去っていった。
私も「うん、後でねー!」と元気よく答えた。
あの時、大人げなくムカついてしまった私だったけれど、あの後、なるべくその子には
自分から「こんにちはー」と挨拶するようにはしていた。
なんだかそれが報われたような気がして、涙が出るほどうれしかった。

そして、息子をつれて歩いて行くと、なんと、ずっと先の方でその子がわざわざ自転車を止めて
待っているのが見えた。
私は息子に「これから仲良くなれるといいね」と言った。
その子は待っていたのを照れて隠すかのように、「公文で待ってるぞー」と走って行ってしまった。
照れ屋さんだっただけなんだね・・・。

公文に着くと、以前の学校の顔なじみの子たちと一緒になった。
息子はその子たちと公文の教室に入っていった。

私はすがすがしい気持ちでいっぱいになった。
涙を隠すように、その場を去った。
子供には子供の世界があるんだなと、なんだか悟った気がする。


P.S.
公文では、以前の同じクラスの友達が、息子の字を「上手いんだよなー」とほめてくれたそうだ。
けっして上手いとは言えないその字なのだけれど、普通学級にいた時でも十分認めてもらえていたんだと、
今更ながら知った。

息子も私も自信を持って生きよう、ね!


追記。
親バカぶりを一言。
来月、息子たちの特殊学級は1泊の合宿があるんだけど、それについて先生が
「楽しみだね」と息子に言ったら、
息子「ううん、たのしくない。だってたーぼーがいなかったらおかあさんがさみしくなっちゃうもん」と
答えたそうだ。
先生は思わず感涙にむせびそうになったそうである。(^_^;)
母は、そんな淋しくなったり全然しないんだけど(爆)、息子がやたらかわいく思えて
しかたがなかった。
ああ、我が息子よ、母が息子を思うより、ずっと母を思ってくれているんだね。
我が子ながら、いい子だ。(*^_^*)


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