七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2004年09月26日(日) |
だんだん親しげになってきたあの子 |
以前この日記に書いた、前は息子に対していじわる気味だったあの子のこと。
先日の公文の時も、教室で一緒になった。 私は、教室の片隅で息子の勉強が終わるのを、たまたま待たせてもらったんだけど、 その子が、先に終わって帰ろうとした。 くつをはきながら、何やら言っている。 「くつがいっぱいではけねーよー!」 その言い方は、近くにいる私に対して、明らかに何か返してほしいというような言い方だ。 「そうだねー、いっぱいだねー。ふんづけちゃうね」 私は答えた。
何事もなかったかのように、その子は 「さようならー。ありがとうございましたー!」 そう言って出て行った。
しばらくして、あんまり集中して勉強できなかった我が子も、終わって帰ることに。 「ほら、さようなら、ありがとうございました、だよ?」 私が息子に言うと、 「せんせー、ばいばーい!さようならー!」 それだけ言って、外に出てしまった。すみません、先生・・・。
外に出てみると、先に帰ったはずのあの子が、教室の前のうちの子と何やら会話している。
「あら、まだ帰ってなかったの?」 私が声をかけると、その子は何も返さない。 そのまま、私が息子を連れて歩き始めたとたん、 「じゃーなー!ばいばーい!」 と、会話していた子と離れて、自転車に乗って帰ろうとしている! 私は心の中で、(なんだ、待ってたのか・・・)と思った。
「教室の中は暑かったけど、外は涼しいね」 私が言うと、やっぱりその子は言葉を返さない。 でも、のろのろと自転車を走らせている。 明らかに私たちの歩みに、自分の自転車を合わせているのだ。
祭り好きな息子がつぶやいていたのを聞いていたその子、 私が補足して 「今度の土日はお祭りがあるんだよ」 と言うと、 「え?ほんと?おまつりがあるの?!」 と初めて会話らしき言葉を返した。
でもたいした会話もしないまま、マンションまでたどり着き、その子は自転車を置きに 自転車置き場まで走って行ってしまい、そのまま別れた。
公文の後、買い物に行こうと思っていたので、息子にかばんだけ置かせて、すぐに家を出ると、 通路のところでその子とまた会った。
「あれ?どっか行くんですか?」 やたら丁寧にたずねてくる。(笑) 「うん、これからちょっとお買い物なんだ」 私が答えると、 「ふーん。じゃな、○○(←うちの苗字)!また月曜日なー!!」 そう言って行ってしまった。 「じゃあねー、またねー!ほら、ばいばい、は?」 私も答えながら、息子に言った。 「ばいばーい!」 息子もやっと言った。
ふと思った。「月曜日なー」って、学校違うのになぁ・・・って。(笑) でもエントランスのところで登校時間が一緒になったりして、顔を合わすから、そう言ったのかな?
どっちにしても、息子や私に対して悪感情がなくなったのは確かだ。 相変わらず照れ屋さんのようだけど。(笑)
子供の頃から子供嫌いだった私が、こうして母になって、他の子とも言葉を交わしてる。 なんだか不思議で笑っちゃうね。
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