アイのカタチ。

アイのカタチ。	―大好きな貴方へ―
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―　うたた寝に　愛しき人を　見てしより。　―

昨日の夜、ベッドに入って。
少し、泣いた。
ちょっと寂しくなったので。
逢いたいなあ、とか、考えながら。
それで、小学生だった頃に聞いたおまじないを思い出した。

「パジャマを裏返して着ると、夢の中で好きな人に会える」

こんなもん信じてたんだよなぁ、私。。。
逢いたい逢いたいって思ってても、
逢えないものは逢えないんだよ・・・。
世の中そんなに甘くないってば。
昔、やってみたけど、効果なかったぞ。

そんな感じで、しばし感傷に浸ってみたあと、
あっさり就寝。
思い出したからって、実行するわけじゃないのが私。
着替えるのは寒かったし。

気が付いたら、私の隣に、ダーリンが座ってた。
ダーリンは、私の顔を見て笑った。
私も、笑った。
キスをした。
ダーリンに頬ずりして、
「会えてよかった」って、私は言った。
ちょっとだけ、髭の感触があった。
もう一度、キスをした。

目が覚めた。

・・・なんだ、夢か・・・
『思いつつ　寝ればや人の　見えつらん　夢と知りせば　醒めざらましを』だ。
続きが見たくて、目を瞑った。

でも、寝られなくて。
ダーリンにメールした。

そう言えば。
平安時代の人は、夢で好きな人を見ると、
その人が自分のことを想ってくれてるって、考えたんだとか。
『うたたねに　恋しき人を　見てしより　夢てふものは　頼み初めてき』
この歌の解釈は分かれるんだけどね。。。
そう考えると素敵だよね・・・
そかそか、ダーリン、私のこと好きなんだー・・・とか。
・・・のろけ。

あ、そうそう、上記のおまじない。
これも平安時代からあったみたいで。
『いとせめて　恋しき時は　むばたまの　夜の衣を　返してぞ着る』ってね。

本日引用和歌は、『古今集』巻十二冒頭の、小野小町の三部作。
素敵だわ、小野小町。。。
小野小町って、天皇に惚れてたのね。
深草の少将も報われないわけだ。

以上、ちょっと文学談義を交えつつ。。。

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22:40

さっき、ダーリンとちょっと電話。
声が聞きたくて。

バレンタイン、チョコ、どうしようか？
誕生日プレゼント、何がいい？

私にとっては大問題だったので、聞いてみた。

それから。

電話してる時は幸せだけど、そうでない時は寂しい。。。
ダーリンと付き合うようになってから、自傷癖ができた。
でも、私はダーリンが好きだから、別れたくない。
だから、辛くても我慢する。

そんな話をした。

ダーリンは、「我慢はしなくていいから」って、言ってくれた。
そういえば、この間の電話でも言ってくれたっけ。
「泣きたい時は泣いていいから」

私のダーリンは。
私が欲しい言葉をくれる。。。

大好き。。。

2002年01月27日(日)

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