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くもりのち晴れ
美雨
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2002年08月25日(日)
頭ではわかっていたけど。



知人の年上の女性に、「あなたはとてもしぐさが女性っぽくて素敵ね」と言われました。
「よく気がつくし、かわいらしいわ」とも。

「え?そんなこと言われたの初めてですよ〜。
私としてはもっとかっこよく立ち振る舞いたいと思ってるんですけど」と私。

「まぁ、そんな必要ないわよ。そのままで充分」


一瞬、この方はもしかして男性なのでは?と疑ってしまったほどの口のうまさでした。


でも、それで気付いたことがあります。


私には姉がいるのですが、私は彼女にずっとコンプレックスを抱いていました。

彼女は「かっこいい」んです。
すらっとしていて、スポーツ万能で。
社交的で、人をひきつける魅力があって、友だちも多く、
一般常識をしっかり持っていて、気配り上手で、
それでいて言いたいことははっきり言うし、
なおかつかわいらしい。

ずっと、彼女みたいになりたいと思っていたように思います。
けれどもなれない。
彼女が正しくて私はゆがんでいる。
そんな自分はだめだと。


でも、いいか。
「かっこよく」なくてもいいか。
人には向き不向きがあるしな。
ずっと「末っ子」できた私が「お姉さん」を気取ろうとしてもムリだよね。

見習うところだけ見習って、
そうなれない自分を卑下することはないのだよ

と、あらためて思ったのでありました。




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