バンド - 2002年01月15日(火) 今日は久々に目覚ましをセットせずにゆっくり寝ることができました。とはいえ夜は打ち合わせがあるし、明日はバンドの練習なのであんまりのんびりとはしていられないところがまあいいのか悪いのか複雑な心境です。音楽のことで忙しいっていうのはいい状態だと思うから、まあ喜ばなきゃね。メールの返事がなかなか出せないのはそういう訳です。あんまり遅れないようにはしようと思うので、こころもち気長に待っていただければと思います。 今年の僕は、いくつかのバンドに参加します。メンバーとして参加するものもあれば、サポートのものもあり、前述したようにすでに活動が始まっているものもあります。そもそも僕はバンドの経験が非常に少ないので、バンドの一員として音楽をつくっていくというのはほんとうに未知の領域で、脳の今まで使っていなかった部分を使わなくてはならないところがしんどくもありまた刺激的でもあります。 バンドというフォーマットには今までもすごく憧れはあったんだけど、そもそも僕は音楽に関してはものすごくワンマンな体質で、自分の思う通りの音にならないとやってられないってなところが昔はあったので、今までやってきたバンドはあまりうまくいかなかったのです。その原因はそういう自分の体質にもあるし、メンバーの技術的なところやセンスの違いにもありました。だから自分ひとりで演奏&打ちこみ&編集という今のスタイルに移行したのはそういう意味では正解だったとは思います。 まあしかし人間なにがどこでどう変わるかというのはわからないもので、僕がそうやって長年ひとりで活動を続けていく過程で、様々な素晴らしいミュージシャン、スタッフ、そしてお客さん達との出会いがありました。そして彼らにいろいろな局面で世話になり、助けられ、励まされてきました。いまの僕はそういう彼らの協力なくしてはあり得ません。あんなに人嫌いで他人に何も期待してこなかった自分が、いつのまにか今ではすっかり人好きになってしまいました。 そういう僕が今、バンドというフォーマットにもう一度チャレンジしようと考えるのはとても自然なことです。ミュージシャン同士の音楽的・人間的なぶつかりあいによる化学変化を心から楽しみたい。もちろんこれだけひとりで長く音楽をやってきたのだから、ひとりでやる音楽にはそれなりのよさがあることも僕は知っています。でもそっちのほうはADDAというソロユニットがあるわけだし、非常にプライベートな音楽をやりたければそっちでいつでもやれる。フットワークが軽く、自由度の高い歌ものをやりたければセプテンバー9があるし、すみわけも完璧です。 まあこれだけ材料がそろっているならあとは前進するしかない。そうでしょう?それ以外の答えは今の僕にはちょっと考えつかないなあ。 -
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