くみの日記
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家に帰る途中、私の家に 見ず知らず男の人が入っていくのが見えた。
私はとっさに思った。
泥棒だ!
近くで最近、郵便局強盗が発生した。 そして相次いで空き巣の被害が報告されている。 私の家はまだ新築でそして立派なつくりである。 この世の中不況の中、 狙われるのも無理はない話である。
どーしよ、このまま帰ったら 泥棒とはちあわせになるし、 家に帰れないじゃん・・・。
私はそう思い、そして、次の瞬間に思い出した。 今日は弟が学校を休み家に居ることを。
刺される!!
お金なら盗まれてもいい。 まぁ、なんとかなる。(多分w) でも、弟が刺されるのは嫌だ。 シャレになってない。
私はダッシュで家に近づき、 叫びながら玄関を開けた。
「すいません!」
どうして第一声がスイマセンだったかと言うと 「てめ〜泥棒だろ!」といっても向こうは素直に認めず、 家を間違えたとかきっと言い訳すると思っていたから。 それなら、先手を打ってこっちから 「すいません、家間違ってますよ。」と言った方がいい。 それならうまくいけば刺されず、お金も盗まれず、ばんばんざいである。
私はダッシュをしながらここまで冷静に考えていた。 我ながらエライ。
大急ぎで玄関をあけると、男の姿は見えなかった。
そして、代わりに母が驚いた顔をして立っていた。
説明をすると家の中に入っていった人は 下水道の検査をしに来た人だった。 私は全くそんな話しを聞いてはおらず、 勝手に泥棒だと早とちりしたのである。
・・・・今日一日、皆の笑い話のネタにされた私であった。 まぁ、早とちりでよかったオハナシ。
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