くみの日記
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夜、電話がかかってきた。
私:「あっ、もしもし。」 相手:「もしもし、高下くんのお宅ですか?」 私:「はい。そうですが。」 相手:「大谷ですけど、高下くん居ますか?」
相手は女の子の声。
(*゚∀゚)ニヤッ
弟の彼女だ!
私はとっさに思った。
なんだかとてもしっかりした声。
高感度up!
ちょっと姉貴っぽく採点中。(いやらしいw)
弟は出かけていたので私は言った。
私:「すいません、たろはあいにく今外出中です。」 相手:「そうですか。あとでかけなおします。 何時ごろにお帰りですか?」 私:「う〜んん・・・・ちょっと分かりかねます。」
あぁ〜、もしかして居るのに出さない 恋の行く手を阻む姉とか思われてたら嫌だな。 本当に居ないんだもん。信じてくれ!(心の声w)
そのとき思いついた。
私:「帰ってきたらたろに電話させるように言います。 電話番号教えてもらえませんか?」
私は彼女から電話番号を聞き、メモした。
よっし! これで誤解は解けた。 姉として、向こうの高感度up!だな。(いやらしいw)
私は少し、彼女としゃべりたかった。 まぁ、探りを入れとかなきゃ・・・・。
私:「テスト終わったの?」 相手:「はい。今日で終わりました。」
あぁ、けなげ。テスト終わって即行彼氏に電話かぁ〜。
相手:「それじゃよろしくお願いします。」
私:「あっ、はい。」
私のしゃべりたいという願いは虚しく電話での会話終了。 他に彼女を引き止める話題なかったし。(T▽T)
そして、弟が帰ってくるなり私は言った。
私:「彼女から電話があったよぉ〜。( ̄ー ̄)にやり。」 弟:「嘘っ!」 私:「ウソ。」 弟:「・・・・・。」 私:「ってゆーのが嘘。(笑)」
慌てて二階に駆け上がっていく弟。
それをやさしく見守る姉。
するとしばらく経って、子機片手に弟が来た。
弟:「お姉ちゃん、彼女電話してないって言ってるんだけど・・・?」 私:「はぁ?テスト終わったって言ってたもん。」 弟:「・・・・・?」 私:「間違いなく、女の子だった!電話番号聞いたもん!」
この様子を見ていた母が言った。
母:「もしかして電話の相手って大谷さんじゃない?」
私、クラスメイトの女の子を 彼女だと思い込む。
ちなみに弟の彼女は「松村さん」 私の頭の中では「大谷(まつむら)さん」と読んでいた。
思い込みって恐ろしい・・・・。
p,s この中で使われてる名前はすべて架空の名前です。 センスないとか言わないように。(笑)
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