おひさまの日記
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最近仲良くなったコがいる。 ネットをやらないどころか、ケータイも持っていない自称アナログ派の彼女は「手紙魔」だ。 彼女と友達になって、私はここしばらくなかなか受け取ることのなかった、 手書きの手紙ってモンを頻繁に受け取るようになった。
この手紙ってのが、また嬉しい、あったかい。 彼女の手紙を受け取る度に、すごーくほわぁんとした気持ちになる。 いつも便箋3枚は書いてくれるけど、それを手書きするのは相当な時間がかかるはずだ。 そして、手紙を書いている間、彼女は私のことを考えながら書いてくれているのだ。 こんなに嬉しいことがあるだろうか。
今ではメールがコミュニケーションの手段として手紙に取って変わり、 手書きの手紙は恐らく減る一方だろう。 メールはポストまで行く手間だってないし、好きな時に打って好きなときに送信できる。 世界中に、だ。 私がNYに住む親友たおと色々話せるのもメールのおかげだ。 書くより簡単に打てるし、間違えれば簡単にデリート、デリート。 切手代もかからないし、かなり手軽で便利。
けれど、こうして郵便屋さんが配達する手紙を受け取ってみると、なかなかいいもんだ。 手間も時間もかかるけれど、その分、心がいっぱいこもってるように感じる。 きっと、昔は今よりも郵便屋さんがヒーローだったんだろうな。 ポストにコトンと落ちる手紙の音を聞いて、走って取りに行った子供の頃を思い出す。 いつも自分宛ての手紙を待ってた。 手紙って宝物で、ワクワクしながら封を開けた。 そして、返事を書き、赤くて丸いポストに出しに行った。 文通なんて言葉もあったな。
彼女のおかげで、なんだかすっごくあったかいものを思い出した。 とても大切なことを心込めて伝えたい時、私は大切な誰かに、手書きの手紙を書こう、って思った。
彼女、すっごく近所に住んでるんだよねー。 歩いてすぐの家。 会って話した方がよっぽど近い距離。 でも、あえて手紙を書き、そして、切手を貼り、ポストに投函してくれる。 新しい友達が運んできた、新鮮な喜び。 それは私をとてもあたたかい気持ちに、そして、元気にしてくれる。 ありがとうね、花代ちゃん。
それなのに、返事書かない私ー。
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