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焦がす胸



 彼が夜遅くに仕事を終えて電話をくれた。

 彼のことが『恋しい病』にかかっていた私には【彼の声】という薬は
 すぐに心を温かくしてくれた。

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 彼は今月に入って仕事で忙しい毎日を送ってる。。
 それじゃなくても忙しいのにそれに3重の輪をかけている。。。
 
 『かまってあげられなくてごめんね』ってメールが昼間にきた。。
 
 私は・・「大丈夫だよ。。」って伝えた。

 私は彼の負担にならないように恋しい病を自分でどうにかしようと思い
 行動に移した。。でもよけいに彼のことが恋しくなってしまった。。。


 彼の良さがよけいに露わになってしまう。。
 改めて彼のことが大好きになり・・恋しくなる。


 ここは動かずに彼のことを思いながら胸を焦がしていることにした。
 胸が焦げても彼のことを思っているほうが私は幸せだから。

 でも「焼け落ちる前に救ってね・・」って彼に頼んでしまったけど。。

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 今日も仕事を頑張っている彼を思いながら胸を焦がし過ごしていた。
 でも夜になりいつになっても帰るメールがこなくて・・
 心配になりメールした。

 
 そしたら携帯が鳴った。。

 『終わったぁ〜』って。

 

 焦げていた胸に【彼の声】という薬が優しく塗られていく。。


 寝る前に彼の声が聞けると布団の肌触りもいつもより気持ち良く感じる。。


  
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