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2003年02月07日(金) もどかしい。待たせる側と、待つ側。 どっちがもどかしいかと言えば、待つ側だろうね。 でも、待たせるのが本意ではないので、私ももどかしい。 遅々として進まない全てに、時として苛立ちを覚える。 気分転換にしているハズの何かも、気分転換にならない。 ごめんなさい。本当に。 +++++ 空をね、最近よく見るんだ。 こないだなんて、夕焼けで雲が濃い赤ピンクになってて、 めっちゃキレイやってんで!思わず、携帯カメラで撮ったけど、 写りはイマイチやったのが残念。 今日もね、ヒコーキ雲なんて見ちゃってさ。 あーあの雲と一緒にどっか行きたい、なんて思って。 帰ってくる時には、ちぎって食べちゃえそうな、 綿菓子みたいな雲がたくさん浮いてた。 眺めながら歩くだけじゃなくて、ちょっと止まって、 ずーっと見てたら、すっごいたくさんあった綿菓子が、 5分後には全部消えてなくなっちゃったんだよ。 雲が流れるのを見てたら、心が広くなった気がした。 ![]() +++++余談 月。月を見て、遠く離れた人を想う。 古代日本、万葉の時代から、そういう意識があったんだね。 中国でも唐詩にたくさんあるし。日本が唐詩の影響を 受けたんじゃなくて、日本でも元々そういう感性が あったんなら、「月」ってすごいね。 天の原ふりさけみれば春日なる 三笠の山にいでし月かも 小さい頃、何も思わずに覚えたこの句も、彼の境地を 知って読むと、切なくて涙が出そう。 確か西欧でも「月」の神秘性ってあるんだよね。 だから、満月を見て変身する狼男っていうのも、 強ち「やりすぎ」じゃないみたい。 月には、「呪」の意味が含まれてたんだって。 「呪う」んじゃなくて、月の光を浴びることが禁忌 だったり。日本だったか中国だったかは忘れたけど。 何で太陽じゃなくて、月なんだろうって思ったことが あったけど、確かに、現代でも太陽より月の方が神秘的かも。 青白い月は、怖い。オレンジな月が、いい。 今日、流れる雲を見ていたら、雲よりも上に、 細くて、折れてしまいそうな三日月があった。 |