2008年07月15日(火) |
何かは得られるものがある。 |
月曜日に返事をすると、両社に言って訪問終了した先週。
結局、もう一度ここで頑張ることにしました。
実家に近い県と、一度失敗したココと。 めちゃくちゃ悩みました。 あ、ココっていうのは地域的な話。前の会社って意味じゃなく。
五分五分というか、どっちも妥協点が一緒だった。 待遇の違いは多少あれど、どっちかが飛び抜けていいわけではなく。 一度辞めてしまった私としては、環境もとても大事で。
本当は午前中に返事をするべきなんだろう、こういうとき。 あんまり寝ずに考えたにもかかわらず、出ない答え。 あみだくじもしまくった。本音。
家族含め、実家に近い人々達からは実家に近い方を満場一致で薦められた。
ここまで優柔不断で決断力のない自分に呆れるぐらい迷って、 最後はもう頭痛くなって来て、しんどかった。
それでも両親は私の意志を尊重してくれてた。 でも私、どうしていいかわかんなかった。
直前に入ったお父さんからの電話、そんときに思ったこと。 もうその勢いで決めてしまったよ。
決めて両社に電話して、即、寝た。暑い部屋の中、汗ダクで寝た。
決めてしまったことだから、もう戻れないんだけど、不安。
前の職場のようになってしまわないか、またご飯食べれなくなるんじゃないか。
どっちに決めても後悔は残るし、どっちでもよかったといえばそうかもしれない。 決めたから、頑張らないといけないんだけど、やっぱり不安。
そんな中、今日パーマあてたい!と思ってパーマ行って来た。
カラーはお金がないから、こないだ自分で染めて節約したし就職一応決まったし!ということで。
そいでも美容師さんには内定蹴る前も、前の職場入社前も話してるから、 一応まだ私、働いてるっていう設定になってるからな……
わざわざ19時まで待つ。ああそうです見栄っ張りです!(・ε・)
それでも話の中で、嘘と本当を半分ずつ喋った。
悩んだこと、これから不安なこと。
私は美容室って、髪を切る以上に想っていて、美容師さんには割と何でも話す。 髪も心も調整できる場だと思ってる。 ギャーギャーくっちゃべる自分のせいだと思いますが。
今の美容室も、やっとこっち来て定着できた美容室さんで、まだ1年経ってないな。 たぶんまだ4、5回しか行ってないんだけど、かなりしゃべってます。
私の担当さんは最初っからオーナーさんで、30歳の男の人。 そういえば担当さんで男性って初めてだ。 あ、担当さんが着くほど通うの2店目だった…… しかも、前通いそうになったとこも男性だった…なんだ2回目か…。
「どうですか(^∀^)」 「あっついですね〜今日も!(´∀`)」 「いや、天気じゃなくて(笑)」
やっぱり覚えられてる社会人になったこと〜
なんかあんまり話さないようにしようと思って(辞めたし) たけど、やっぱ聞かれると、いろいろ思っちゃってかたまった…
「悩んでますねぇ、いい感じに(笑)」
入社前に、ニートって意外としんどいって話題で、 「仕事始めてからの方がしんどいんですよ〜」って言うてた。
それが、結構、要所要所で思い出されてきたため、この美容師さんはなんとなくすごいと思う。
「いや〜初々しいですねぇ、その悩み(笑)」
待ってましたーと言わんばかりな感じでした。(笑)
いつもニコニコしてて、行くといつもニコニコで、 私はいつも美容室行くのすごい楽しみでそれを悟られないように真顔なんですが、 オーナーさんはいつもニコニコで応対してくれる。 つられて笑っちゃいます。 そして、なぜかフォトショップ触れるオーナー(笑)
でも、仕事のこととか、悩みに対してはいつもニコニコに答えてくれます。 「それほんまに思ってますか!?(笑)」とか失礼なこと言うても 「そんなことないですよ(^∀^)」ってニコニコです。
いつも髪どうしますか?って聞かれると、勢いで美容室行っちゃう私は 「あー、どうしましょう」っていう迷惑な客ですがニコニコです。
でも、シビアなことには本当にシビアに答えてくれます。 クリエーター業界といえば美容業界もそうで、専門職で。 ずっと言うてますが、似たところがあるんです。美容師とデザイナー。
社交辞令、なんでしょうが、いろいろと学ぶことがたくさんあります。
夢と希望がなくなったと言うと、「じゃあまた見つけないとですね」
目標が見えなくなったというと、 「さっき全身マッサージ行きたい言うてたから、それが当面目標ですね」
他にも「100%目指しちゃいけないですよ、2,3のダメなところはいるんです」
「最初から視点が定まってる方がおかしいですよ」
ふむ。と思うことがいっぱいあった。 「今日は、ひとつひとつ深いですね〜…」(´;ω;`)
今年の夏はビールを美味しく飲めるようになること!と言うと、 「まだまだ子供ですね〜」 とか「まだ若いなぁ〜(^∀^)」と言われる子供扱いも多々ありますが。 (子供扱いされると要さんは意地になります)
「業界が定まってしまってるところが、なんか嫌だ」と言うと、 「何か得られるものはありますよ」とさらっと言われた。
裏付けを聞いたからかな。オーナーの体験談を聞いたからかな。
久しぶりに人の言葉が心の奥まで響いた。
美容師さんも大変やもんなぁ…。
しかし、パーマの待ち時間とか、知らぬ間に腕くんで悩んでたみたいで 「大丈夫ですか?」って何度も聞かれるほど、悩んでた私。
これからに対しての不安。すいませんお店で悩んでしまって。
「辞めようか、とか悩んでます?」 「え……と、そういうときってありました?」
「最初の2,3ヶ月くらいは俺ここでいいんかなって。 でも辞めたいか逃げたいかだったら、逃げだと思ったので(辞めなかった)」
グッサーーー(←辞めた人)
でも、私辞めたこと後悔してないんだよ。 あれは、うん。ご飯食べれなかった。 次はあの職場よりはマシだといいな………。
シビアなことはシビアにちゃんと言うてくれる。そこはたぶん社交辞令じゃないと思う。
しかし入店するときにKさん(スタッフ)がこっち睨んだ…!?とか思った。 たぶん、大丈夫、なんだけど、私ギャースカうるさいから…!?
だんだん控えめになっていってるんですけど、ダメすか…!?
しかしアシスタントで入ったときに「もやし食べてます?」て話したからいっか。 なんか私、前にもやし生活の熱弁をしたからか「もやしの人」になっている気がする。 や、それよか「デザイナーの人」がいい……。
オーナー、新人時代に苦しんだこと、今自分が上に立って、それを糧にちゃんと反面教師にしてるからすごいなと思う。 30歳ってすごいな……なんか器の広さを感じるよオーナー。
同じ苦しみより、「別の方向で勝負する」のか。すごいな。
なんか、夢と目標を失ってしまって、夢を聞かれて答えられなかった。
そんな自分にびっくりして(今まで夢と目標を原動力に走って来たから)情けなかった。
久々にプロの仕事を見て(もうカールまいてるだけでプロ精神のこと考えてた) いいオーナーの言葉も聞けて、久々にやる気をうっすら感じた。
私も、私もそうなりたい。そんな人になりたい。
たとえ次の職場が妥協ややりたいことじゃなかったとしても、 デザイナーである限り、何か得られるものがあるよね。 吸えるだけ吸って、ステップアップしたいな。
オーナーの裏話をさ、いっぱい聞いて、私もそうなりたいと思った。 優しいのに、仕事の話のときは顔が真顔になる。
ただただ情けなかった。今迄、大口たたいてた自分が。
何を新人で何かを限定してたんだろう。視野が狭くなってたんだろう。
「優しい先輩に教わったことより、厳しい先輩に教わったことが後々役立つ」
前の上司のこと、そう言えるようになり……(そんな部分あるのかな…)なれるといいな。
オーナーに言い忘れた。いい環境でいいものが産まれる気がするんだよ。 それは美容室もデザイン会社も他の会社も一緒だと思うの。
しかし、オーナーはいつもどうしてあんなニコニコでいられるのかな。 接客業だからかな。 危うく惚れてしまいそうになるほど、何ヶ月に1回助けてもらってるよ。
「しばらく来なかったから、最近来ないなと思ってたんですよ〜」とか 「前髪切りに来てくださいよ〜寄ってってくださいよ〜お茶飲みにだけでも」とか 「社会人らしくなったじゃないですか〜」とか(すいませんフリです) (良かったよハーフパンツの休日のおっさんみたいな格好で行かなくて!)
営業だと分かっているのに………!!!
まぁいいや。最近胸キュンしてないから。
なんかもうあいかわらず男の人の体の一部に幻覚の指輪が見えます。 (例えばネックレスにつりさげてるのが指輪だと思ってた。違ったけど) あいかわらずすぐに結婚に結びつきます。 もうどうにもなりません、これ。(笑)
出口で送ってもらうとき、いつも「がんばってくださいね!」とか言うんですけど、 「また来てくださいねー!話してくださいね!」 「いや、今度来たらもう話さないかも…(笑)」 「とか言うて話すんでしょー(笑)」
って言うたオーナー、もう可愛すぎ。なんだあの人。
しかも、どうして「ありがとうございました」じゃなくて、 「おつかれさまでしたー!」で最後締めくくったんだろう昨日(笑)
いろいろ失礼なこと言うてすみません……調子のりました……。 でも、少しでもこういうの話さないようにしようと思ってたけど、 でもやっぱだめだーーーー(笑)
「言うてくださいよー気持ち悪いじゃないですかー(^∀^)」 「あ、ベジェ曲線いつ教えてくれるんですか。待ってるんですよ(^∀^)」
え、営業だとわかっているのにっ………!!!
私、ホストとかハマりそうなタイプなんだろーなぁ……(笑) あ、お金ないから無理やわ……そこまで無茶しないもん。
辞めたことは言えなくても、仕事に対しての不安は言えた。 もうこれ以上、みんなに嘘はつきたくないです。
あと、やっぱり環境はどうであれ、自分が逃げてることにも再度気づいた。
夢と目標がみえないなら、また見つければいい。でもそれは動かないと見つけられない。 当面の目標は目の前のことでもいいこと。 きっと毎日、何かを得てるということ。
仕事、ちゃんと続けたい。私もちゃんとプロだって言いたいよ。
がんばりたい。がんばりたいの。
私にはやっぱりそれしかないの。何もできないから、がんばるしかないの。
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