昨日の新聞記事だ。 自分の余命を考えるとやりのこしたことをやりたいということで,東大での講義はこれで終りなのだという。
立花隆さんは、多発性の膀胱ガン。幸い湿潤(ガン細胞が、膀胱の壁に浸透して転移する)はなかったものの、多発性は80パーセント以上が再発転移する。 一昨年、手術をした彼はガンとは何か、という謎を追及する。 その間に筑紫さんや物理学者の戸板さんといった信頼できる友人をやはりガンで亡くした。 (NHKスペシャルでは、筑紫さんの訃報を知って、彼は泣いていた・・・立花隆の涙か・・と思わず独り言を言った私) で、彼がガンについての最新の知見を求めた結果 「自分が生きている間にガンの治療薬はできそうもない」 「抗がん剤は、ガン幹細胞を殺さない、最終的に強化してしまう」 「マクロファージは今までガン細胞を食べる、という定説があった。これ、まちがい。マクロファージは死んだガン細胞は食べるが、むしろガンの転移を助けている、しかし、これはマクロファージの正しい働きである」 「ガンは、人類が生き残りのために選択してきた進化の結果生まれた細胞の暴走だ、だから、これを殺そうとすると、自分自身の死を招くことになる」 等などが明らかになった。 彼が最後に訪ねたのが「野の花診療所」 ベッド19床の緩和ケアをする診療所である。 ここで、徳永医師の取材を通じて「人間は誰でも死ぬ力を持っているということだ」 そういう単純なことに気づき。 最新の研究結果を踏まえての結論としてあまりに単純ではあるけれど、正しいと思う。 だって,死ぬ力がないと,生まれてくる力もないってことだもの。 そして 「死ぬまでしっかり生きることが大切なのではないか。がんとは生命がはらんでいる、一つの避けられない運命だ。がんとどこかで折り合いをつけなければならない。僕の場合、QOLを下げずにしっかり生きることだ」という終り。 そして、彼はいった「だから僕は、抗がん剤はしない」 で、部屋の天井見上げて弟にいってやった。 「イサオ、見ているか、ほら、姉のいうことを聞いてくれたら。抗がん剤を死ぬまでやらなかったら、ガンが大きくならないように仲良くしてくれたら・・残念だ」 私が土下座しても、抗がん剤を止めなかった。 (医者は、抗がん剤はそう延命しないとわかっていたはずだけど・・それしか手段がないし、まあ抗がん剤は儲かるし,副院長だった主治医は病院経済学も当然頭にあったはず。大赤字病院だしね) ガンと仲良くしていきることを考えようというと、チョー不機嫌になった弟。 テレビの立花さんに言った。 「立花さん、一年早くやってほしかった。弟に見てほしかった」
またゆっくりとくわしく番組については書きたい。 ただ,新聞で立花さんの記事目にしてつい書いてしまい。 NHKスペシャル,本になってほしい。 立花さんにメールしようかな。
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