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2006年04月14日(金) グッドフライデーとホットクロスバンズ
グッドフライデーとホットクロスバンズ

今日は「良い金曜」なので一日中静かに過ごす。

夕方散歩しながらロッジ付近のたたずまいを観察。 他の祝日同様ほとんどの店は閉店。 近くのホテルのバーは開いていたけど、 部屋は暗く客は静かにしていた。 他の祝日も夜遅くまで営業している酒屋が閉まっているのを こちらに越して来て初めて見る。 掲示版によるとイースターも休むらしい。 散歩から帰ると寄宿舎のカトリックの住人数人が教会から帰って来たところ。 こちらではレントの前からイースターセールが始まるけど、 この日はやはりオージーが一番おとなしく過ごす日のようでほっとした。

昨日買って来たホットクロスバンズ(hot cross buns)パンを頂く。 これはシナモンの効いた四角いレーズンパンが2×3個繋がって焼かれたもので、 1個ごとに白いパン生地の十字が載っている。 こちらではレントの前からパン屋やスーパーで売られているけど、 基本的には今日頂く。

日本では見たことが無かったので、 ネットで調べた (ページ1ページ2ページ3) ところ、 発祥地はイングランドと知る。 ただ、あちらでは十字を粉砂糖で描くという。 白いパン(正確にはペストリー)生地で描くのはスコットランドで、 この十字は同時にスコットランドの旗を表すと主張する人もいるらしい。 もちろん十字はこの日張り付けにされたキリストを思うためであるけど、 元々は異教徒のパンで、 十字は天体の動き、例えば月の満ち欠けの区切りを表すという。 つまり、誰もが頂けるありがたいパンである。


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