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2012年11月08日(木) 米国大統領選挙とまだ見ぬ情報化社会
米国大統領選挙とまだ見ぬ情報化社会

考えがまだまとまっていないけど、 今日書くことは早めに書いておいた方が良い気がする。

米国大統領選挙の結果は予想通りとは言えたけど、 様々な意見や見方があって、 それらを見たり読んだりしていると複雑な気分になる。

私個人は小さい政府に憧れるし、 日本に概して好意的なので共和党が好みだけど、 少なくとも経済政策に関してはオバマ氏が再選されて良かったと思う。 不動産や情報産業のバブルが弾けた後の経済を再生させられるのは(民間ではなく)政府だけだからだ。

だから、いわゆる新自由主義者は自分達の信じていることを目指すなら、 バブルを防ぐ方法を真剣に検討すべきなのだ。 それなのに、バブルを次々起こすのを容認してしまった。

昨年12月12日の日記 (もう1年近く経ったのか!) にも書いたが、 バブルを防げるかもしれない方法は、 いつどの地域でバブルが「弾ける」かがリアルタイムで予想できるようにすることである (今は実際にバブルが弾けて2、3年経たないと正確に分からないそうだ)。 そのためには現在よりも次元の高い情報化社会の到来を待たねばならない。 その社会ではどんなことができるかは個人的に非常に興味があるので日を改めて、 次の日記にでも書きたい。

こんなことを考えるきっかけになったのは、 ミルトン・フリードマン著"Free to Choose"の始めの部分(しかまだ読んでいない)で、 民間に経済を任せられるためには、 情報の円滑な流れが必須と書かれていたことである (11/10追記。うろ覚え。確かアメリカのガソリンの価格高騰の問題で、政府がガソリンの流通に関する情報を公表すべきだったという記述があったはず)。 社会や国民が必要とする情報がまるで体をくまなく遅れず流れる血液のように行き渡るなら、 未来は私達の想像を絶する素晴らしい時代になるだろう。


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