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2002年12月10日(火) 酒とのつきあい方。

●稽古初日。たくさんの人が集まり、たくさんの人のそれぞれの緊張が、狭い空間を支配する時間。わたしは自分の緊張の上に、たくさんの人の緊張を吸い取って、常ならぬ時間を過ごす。
 明日は少し楽になり、あさってはまた少し楽になる、そのことは分かっているが、必ず最初にこの緊張がやってくる。
 きっと、出会うっていうことは、そういうことなんだろう。

●またまたつい飲んで帰ってしまう。酒を飲まないと帰る気になれない最近の自分を振り返り、何かが足らないから酒を飲むのだろうかと、訝しく思う。
 単にお酒が好きで、何かを捨てても美味しい酒は飲んでやるぞという気概みたいなものは確かにあるのだが、なんだかこのところの飲み方には混じりっけがあるような気がしてしまい。
 相変わらず、飲んで愚痴をこぼしたりするのは大嫌い。そういう飲み方からは依然として距離をおいているのだが……。

●いい仕事をしたいと思うのと同じくらい、一生かっこよく酒を飲み続けたと思ったりする。……なんだかわたしって、逆に不自由かな?
 いやいや、かっこいいってことは、いつもある種の不自由さを伴うものなんだ。……って思うんだけど……さて……?


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