Journal
INDEXbacknext


2003年03月25日(火) 対岸の火事。

●この仕事は、客席通路を出ハケ口としてしょっちゅう使う。舞台が設営されていくのを後目に、わたしは、こちらのステージマネージャーと、客席使いの打ち合わせに、半日を費やす。
 詳細な資料を送っていたものの、やはりちゃんと目を通してくれたのは今日がはじめてといった按配で、一から様々な許可を取っていく。まだるっこしく、面倒だが、これが外国で仕事をするということ。

●照明の仕事の遅れ激しく、全パートが手伝って徹夜作業。必要な作業を終了しないままに、午前8時、とりあえず休憩。9時には新しい1日の仕事に入っていた。
 わたしは楽屋のベッドで15分仮眠。眠っているのか眠っていないのか分からないままに、体を横たえていた。

●対岸の火事は、庁舎でもなんでもなく、一般のアパートだったと判明。
 新聞を読まないものだから、日本でどういう戦争報道をしているか分からない。「対岸の火事」に、やっぱり過ぎなかったりするんだろうか? 米国との関係からすると、対岸でもなんでもないはずだけれど、噂に聞けば、報道にさかれる時間や紙面は極端に少なくなっているとのこと。
 自分自身が、今は日本の対岸にいる。


MailHomePageBook ReviewEtceteraAnother Ultramarine