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●昨日は、たっぷり稽古した後、音楽録音へ。スタジオは駅から離れたひどく寂しい場所。制作スタッフの不備ですぐに中に入れず、暗く寒い夜道を、暖を求めて歩くも、喫茶店のひとつも見あたらず。歩いて歩いてようやくジョナサンを見つけて入る迄の時間、久しぶりに「寂しい」という感覚を思い出した。 簡単なことでは「寂しい」と思わないタイプなのに、なぜか突然、激烈に寂しかった。水面下の深い底に押し込めていた泡立ちが、急に水面に現れてぼこぼこと音を立てるような。……大きな声で叫びたい気持ちを押し込めるのがようやくという感じだった。
●そうこうしてスタジオに入れると、急にまた仕事人間に戻り、午前3時まで、耳と心が全開で働き続ける。寂しくなんて、全然なくなってる自分がいる。朝から働きづくめで家に帰りつくとさすがにくたくただった。
●いよいよ出発が近いのだけれど、支度をする気にはまったくなれず。一ヶ月滞在するというのに、結局着の身着のまま出かけてしまうかも。

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