2004年12月27日(月) |
@クロコダイル二日目 |
ハプニングス・フォーのライブ二日目。共演の、東京ポルチカ歌劇団は、まるでレコードを聴いてるようなバランスと小さな音。いわゆる六十年代前半の和製カバーポップスをレパートリーに、2人の女性ボーカルは振り付けもキュート。ベニシスターズの「シャンパンツイスト」もやったりするマニアックなザ・ピーナッツみたいな雰囲気といえばいいのだろうか。俺の最近のお気に入りのバンドなのだ。 ピーナッツといえば、この日はタイガースの(とハプニングスの)元マネージャーとして有名な中井國ニさんと、元テンプターズの大口ヒロシさんが来場していた。 前日の演奏を深く反省したのか、ハプニングス・フォーの演奏はとにかく素晴らしいものだった。久しぶりの「ハプニングスのテーマ」から始まり、ラウンジ・グループ/シャンペン・ミュージックの魅力をたっぷり堪能できた。ラテンをルーツに持つクニさんのピアノ、間奏で壊れそうで壊れないスリリングなフレーズにはいつもドキっとする。 34年振りのアルバム『ハプニング・ア・ゴーゴー』のライナーでも書いたのだが、このような豊潤な音楽と新鮮な感動、他に何がいるのだろう。 正しい音楽がきちんと評価される状況を作らねばいけないのだ。
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