2005年01月26日(水) |
フェスティバル・エクスプレス |
1970年の幻のロックドキュメント映画を観た。カナダのいくつかの土地でフェスをおこなうために、出演者、スタッフ、機材などがひとつの貸しきり列車に乗ってカナダを横断するという『FESTIVAL EXPRESS』である。 ジャニス・ジョプリン、ザ・バンド、グレイトフル・デッド、バディ・ガイ、フライング・ブリトー・ブラザース、シャナナ、マッシュマカーン、イアン&シルビアなどの豪華メンバーを乗せた列車。移動中、寝る間も惜しんで、キメキメの乱痴気騒ぎのジャムセッションが繰り広げられているシーンが最高にイイ! もちろん本番のステージの映像は熱い。扱いとしてはデッドとジャニスがメインだが、ザ・バンドのノリノリのロックンロール、あいかわらずのシャナナ、「カミンホームベイビー」をやってるマッシュマカーンに感動。そして唯一の黒人出演者バディ・ガイのキチガイギターには80年代に観た来日公演の記憶が鮮明に蘇った。 最初から最後まで一瞬たりとも見逃したくないと思うほどこの映画には圧倒された。熱の高さ、自由な空気は、今となっては夢のようなこの時代ならでは、なのだ。これを観た自分が今できることはなんだろう、とおもわず自問してしまうのである。
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