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うさぎさんがいました。 兎さんではありませんが、うさぎさんなのです。 やっぱり空のトランクの上に腰掛けて 足をぶらぶらさせながら 「ひまわりのたーね、ひとーっつ」 ぱきんっ 「ひまわりのたーね、ふたーっつ」 ぱきんっ 香ばしくて甘い匂い、袋いっぱいのひまわりのたね 振ればガサガサ、ひまわりのたね ひまわりのたねは割って食べる。前歯でぱきんっ 中は白いひまわりのたね 大きいたねだからって、中身が大きいとは限らない 「ひまわりのたね、蒔いたら、ほんのり塩味、甘くて香ばしいひまわりの花がさくかなぁ」 うさぎさんはたねを蒔いてみることにしました。 ぺったん、ぺたぺた 土を盛って うさぎさんは一仕事を終え、満足そうにつぶやきました。 「来年の夏には、ほんのり塩味のひまわりがさく」 旅から帰ってくるころには 花が咲いている。種ができている。種がおちて花が増えている。ひまわり畑になっている。 きっと そうにちがいない。 ☆ ☆ ☆ ひまわりのたねって、食べ始めるととまらないです。 味は塩味、ピーナッツのやらかいような、、そんなカンジ。 味よりも、割るのが楽しいです。ぱちんっと割っているころには、もう次のたねに手が出てます。 そして種が小さいから、すぐ物足りなくなってしまうのやもしれません。 |
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