2001年08月20日(月)
すれ違い
昨日母親と、数年ぶりに喧嘩をした。ノートパソコンを弟に譲らないだけで「わがままだ」とか。(ついでに弟はデスクトップを持っている。) 調子が悪くて一人で自分の部屋で泣きたいのに、それが「わがままだ」とか。 数日前から、私は母親の言葉が胸にぐさっときていた。 例えばODした時のこと。あの日は死にたいくらいどうしようもなくて、 そして結局入院して、意識もなくて、日曜のオケの練習を無断で休んでしまった。 私の意識が戻ってまず思いついたことは、「オケの人に連絡しなきゃ」だった。 それなのに母親は昨日こう言った。「こないだだって無断で休めたんだから」。 そういう問題じゃない。連絡したくてもできなかったのだ。それぐらい辛かったのだ。 その時から、「この人は私の辛さなんて何もわかってない」と思った。 こっちが心を開いてわかってもらおうとしても、結局理解してもらえない。 病気のことは納得したみたいだけど、「疲れるのがいけないんでしょ?」。 何それ。主治医の前で流した涙は嘘だったの? 親に「きちがい」と言われて、自殺未遂した人の話を私は知っている。 その後、その親御さんは「きちがい」とは言っていないと撤回したが、 昨日はその気持ちがとてもよくわかった。子供の気持ちが理解できず、 結局は「きちがい」とか「わがまま」とかいう言葉で済まされてしまう。 私は一生、親とはすれ違って死んでいくのだろう。 理解してもらおうと思うのが、間違えなのかもしれない。 今まで通り、いい子をしていればいいのかもしれない。 いつまでも親の人形になって。感情を表わせば「わがまま」で済まされてしまう。 私は壊れてしまった。頭の中の線がつながらない。 携帯の電波がわるくて、声が途切れ途切れになっているみたいに。 なんとももどかしく、頭がうざい。いらない。 そして今日も父親は帰ってこない。 |