これから。〜卵巣腫瘍闘病記〜
chobi

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■ 外来検診 3−2

だんだん寒くなってきた。

病院へ向かう車の中から見える街路樹もどんどん色づいてきている。
手術を受けたときは夏もまだ初めのころだったのになぁ。

あれから三ヶ月、もう少し休業は続く。

今日はなんだかすごく混んでいて、待合室の雰囲気もちょっと険悪な感じ。
採血まではまぁまぁ早めだったけど、診察までが長いこと。
他の人は受け付けから4時間くらい経ってるとうんざりしていた。
私は予約しているので約半分の待ち時間だからいい方?

これだけ混んでいると先生もかなり大変なようだ。
これからまだ白血球が下がってくる時期なのに、もう次回の入院の予約を入れてくれようとしていたのでびっくりした。
先生もカルテを見て気がついたようで、慌てて次の「検診」の予約を入れてくれたから安心したけど。

今日の担当は婦人科部長のN先生。朝から診察して、20分くらい休憩をとってまた午後の診察をしていたみたい。
休憩中は他の先生が診ていたので、N先生目当ての患者さんは文句を言っていた。
月に一度の検診とかだったりすると、せっかく来ても違う先生だとがっかりなんだろうなぁ。
私は治療入院の時は毎回担当医が変わるけど、最初受診した時はこのN先生だったのでやっぱり主治医みたいな感覚はある。
ただ今みたいに週に2回も来ていると、経過が判ればどなたでも・・・という気がしないでもない。

今日の結果=白血球は2500L。

今週は大人しくしていた方がよさそう。



2002年10月29日(火)

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■ 外来検診 3−1

3回目治療終了後はじめての外来。

いつもは治療後1週間ということで木曜外来だったのが、今回は一日ずれて金曜に受診の予約が入った。
何か意味があるのかなと思いながらも、いつも通り採血。
今日は婦人科外来の処置室がふさがっているとかで、中央処置室まで行くことになる。
廊下にラインが引かれていて、それを辿っていくとそこまで行かれるようになっていてわかりやすい。

中央というだけあって採血用の腕を置く台がいくつか並んでいて、看護師さんも何人かいてすぐにやってもらえた。
いつも採血ばっかりやっているのだからさぞかし上手いのかと思っていたら・・・。
刺したあとに「あれ?あれ?」とか言いながらぐりぐり針を動かしてくれる。
「痛かったら言ってね」と言われたけど、すぐ終わるのに騒ぐのもみっともないし、私は血液を見ると立ちくらみがするのでひたすらこらえていた。

結果が出たので診察室へ。
白血球の値は3000L。そろそろ下がり始めたけどまだまだといった所かな。

今日の担当は、やる気のある青年医師といった感じのK先生である。
今回はちょっと退院後に関節が痛かったのでその事を言うと、副作用だから仕方ないよね・・・と同情はしてくれた様子。
でも我慢できる範疇なので、こちらも聞いてもらえてうれしいです、といった程度で多くは求めていないので話はそれで終わり。
「そろそろ手術して3ヶ月だし、今日は内診してみますね」
え〜っと思ったけど、血液以外ノーチェックなのも確かに不安だったので、観念して内診室へ行く。

「は〜い足をパタ〜ンとしてくださーい。ちょっとやな感じしますよ〜」
と、いろいろ掛け声をかけてくれてなんだか可笑しくなってしまう。
細胞診をやるのでちょっと痛かったりしたけど、なんとか終了。
予想外だったのでジーンズで来てしまい、なんだかもたもたしてしまった。

「これからマーカーの値も追っていくようにしますので・・・」
と言われて、あーあ、と思う。
結果に一喜一憂しなきゃいけなくなるなぁと気が重くなったのだ。
今まではレントゲンと血液検査だけで大丈夫なのかしらね〜、なんて話していたのに、いざ現実を目の前にするとなるとやっぱり怖い。

長い夢の中にまた戻っていきたいと密かに考えてしまったのだった。



2002年10月25日(金)

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■ 3回目無事終了・・・!

今回も、あまりひどい副作用には見舞われずに終わってくれた。
いろいろな人がいるので何とも言えないけれど、症状が軽いことは素直に感謝しなければなぁと思う。

私のかかっている病院は市立の普通の病院なので、婦人科もがん患者もいればつわりがひどくて入院している人もいて様々だ。
今回は5人部屋で一人を除いてみんながん患者という構成だった。
同じ病気同士話が弾む中、ひとり子宮筋腫の手術をした患者さんは気を使ったのかあまり話に加われないまま退院していった。

最初のころ、ほんとのことを言うと私はあまりがん患者の人と話をする勇気がなかった。
自分の置かれている状況から目をそらしていたかったからだと思う。
今は、治療が終わった先のことを考えられるようになってそういうこともなくなったけれど。

今回同室だったのは、みんな再発して治療している人たちだった。
朝はやく目が覚めてロビーに降りたときに会った人は、卵巣がんで�鹸�だと言っていた。
みんないろんな運命の中で病気と闘っている。

気弱になるとかそういうことではなく、自分がこれからどういうふうに生きていこうかと、静かな気持ちで考えられるようになってきたような気がしている。


2002年10月21日(月)

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■ 外来検診 2−4

けさ、朝食が済んだあと下の子が「胸が苦しい」と言い出した。

以前だったら大丈夫でしょ、と言っていたところだけど、自分が大病をしたのでなんだか不安になってしまう。
今日は私も検診なので、ついでに子供も一緒の病院に連れて行くことにした。

市立病院なので、患者がとても多く駐車場もすぐにいっぱいになってしまう。
仕方ないので、7時半に家を出て病院に向かう。
案の定どんどん車が入ってきたが、なんとか駐車。
新患受け付けで問診表を書く。
かなり待たされて、やっと診察してもらう。
一応レントゲンと心電図の検査をやってもらったけど、異常なし。
やれやれとほっと一息。
ここまでにかかった時間はなんと5時間。
私も病人なのにきついなぁ。

さて、私の方と言えば。
白血球が3400まで上がっていたので、予定通り化学治療をすることになった。
N先生は婦人科の副部長で、なんでも決断がはやい人だ。
前回は入院の前に検診が一度はいったけど、今回はいきなり入院手続きである。
まぁ話が早いのはいいことなんだけど。
先生によって方針が違うなと思う。

数値があがったので、ちょっと出かけたりもできそうかな。
次の入院まで少し羽を伸ばそうか。

2002年10月07日(月)

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■ 外来検診 2−3

おとといの台風の影響か、まだ少し蒸し暑い。

白血球が下がってきているのがわかっているので、病院に着いて車を降りる時にマスクをかける。
大人用のものなんだけどなんだかとても大きくて、すごく大げさな感じ。
帽子を被ってマスクをして、なんだかアヤシイ人になってしまった。

今日はそんなに混んでいなくて、採血も割合すぐにやってもらえた。
群ようこのエッセイを読みながら待っていると、入院中同室だった人が呼ばれていてあれっと思う。
最初の入院の時は25日間ほど入院したので、外来に来るとけっこう顔見知りになった人に出くわすことも多い。

気にしつつも診察に呼ばれて、今日の担当はこれも顔見知りのA先生。
いつものことって感じで、白血球の数をお互い確認。
「まぁ前回と同じ経過で、下がってきてますね。また細かく検査しましょう。」
あまり余計なことは話さない先生なので、こちらもはいはいまたね、という感じで帰りかけたら、検査結果の用紙を渡してくれた。
「あれ、おみやげですね?」
と言ったら看護婦さんと一緒に先生も受けて笑っていた。
反応があるのはうれしいことだ。

帰りがけにさっき名前を呼ばれていた人を見つけて、結構話し込んでしまった。
その人は私より10歳年下だけど、卵巣がはれていて手術をしてみたらついでに盲腸もみつかって一緒に処置したという、結構大変な経験をしている。
まだ傷が少し痛むことがあると心配していたので、だんだん収まってくるから平気だよ、と先輩顔で答える。
手術をしたのは私の方が2週間ほど早いけど、彼女はもう職場復帰もしているので実際は私の方が後輩になってしまったんだけど。

今まで入院してきていろんな人と話をするようになったけど、婦人科と一口に言ってもいろんな症状があるもんだなぁと思ってしまう。
開けてみないと状態がわからないことが多いし。
何とか治療ができるだけでもありがたいと思うべきなのか・・・。


2002年10月03日(木)
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