五行日記
ガム

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■ 10代のリュックサック。

10代の頃から使い続けているリュックサックは、

もうボロボロでところどころに穴が空いてる。

詰め込んできた想いや感情は、空いた穴からこぼれ落ち、

もうあの頃の僕には戻れないことを悟った。

こぼれ落ちた想いは、何処かの誰かを切なくしてるのかな。

2005年07月31日(日)

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■ 埋まった空白。

一向に上向かない気持ちと心の空白を埋めようと

散々迷った挙げ句に重い腰を上げてレイトショー。

劇場に着くまで似たような名前の作品の狭間で揺れる。

結局選んだエピソード3は十分に楽しめた。

埋まったのは2と4の間の空白だったけど。

2005年07月30日(土)

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■ 思えば遠くへ。

そういえば去年の今頃は夏休みをとって

苗場で自然と音楽にどっぷりと漬かって

ただひたすら楽しむことに夢中になってたっけな。

思えば遠くへ行ったもんだ。

今年は夏休みをとる予定すら無いというのに。

2005年07月29日(金)

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■ 車輪の下。

およそ3ヶ月ぶりのライブ参戦。

ワンマンじゃなかった分、何だか間延びした感じ。

トリがArt-Schoolだったのは運が良かったけど。

10月にはArt-School、椿屋四重奏、くるりが来秋。

笑いよりも緊張感のあるライブがいいな。

2005年07月28日(木)

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■ 舐められ猫を脱ぐ時。

新しい職場に来て4ヶ月。まぁ、持った方かな。

上司の態度に我慢できなくて午後から休んだ。

くだらないことで嫌味を言われるのも嫌だったし

何より冷静に仕事を進める自信がなかった。

このままじゃ舐められっぱなしだし、被ってる猫を脱ぐか。

2005年07月27日(水)

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■ 良いことなら良いけど。

このところ感じる胸騒ぎは何なんだろう。

一説によれば動物には地震を予知する能力があるという。

僕の中にも天災を予知する生き物が住んでるんだろうか。

単純に台風が近付いてるからかもしれないけど

何かが起こりそうな、そんな気がする。

2005年07月26日(火)

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■ 臆病にさせる音。

破られることが前提だったあの頃の約束は、

その前提のとおり、ことごとく破られた。

それ以来、僕は臆病になってる。

もう二度とあの音は聞きたくない。

約束が破れたときの音。胸が張り裂けたときの音。

2005年07月25日(月)

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■ ハレノソラシタ。

甲子園予選は今日が準決勝。

そのスタジアムを横目に目的地へ向かう。

勝ち進んだチームを祝福するように晴れた空。

その空の下で僕はサッカーと野球のダブルヘッダー。

流した汗の量は今年一番かもしれない。

2005年07月24日(日)

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■ 溺れる言葉。

子供の時は毎日のように口にした「さようなら」という言葉。

大人になった今、何故かその言葉が酷く重々しく感じられる。

いつからそんなふうに感じるようになったんだろう。

自分でもいつの間にか封印してしまってる。

言葉にしたらきっと不安と諦めの波で溺れ死んでしまう。

2005年07月23日(土)

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■ 出会い反比例。

交友関係が広がって逆に行動範囲が狭くなる。

別にするつもりもないけど悪いことはできないなって。

知り合い同士が繋がってどこに行っても知り合いと遭遇。

会いたいと思う人だけならいいんだけど

そうじゃないならこれ以上新しい出会いはいらないよ。

2005年07月22日(金)

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■ がらくたになった日。

鉛が入ったように頭が重い。

錆び付いたように関節が痛む。

飲んで、酔って、ご機嫌で自転車を漕いだ

夕べの代償が高く付いた。

でも二日酔いするときってこんなもんだよな。

2005年07月21日(木)

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■ つきのない夜。足跡を残す日々。

今にも泣き出しそうな空の下を自転車で走る。

ご機嫌な鼻歌の音符は綿毛のように宙を舞って

タイヤ跡の五線紙にゆっくりと降りていく。

アポロ11号が残した足跡に比べたら小さいけど

こうして僕は月の見えない夜に足跡を残す。

2005年07月20日(水)

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■ つきのない朝。手探りの日々。

不注意で眼鏡のレンズを片方割った。朝からついてない。

ただでさえ手探りの毎日なのに

コンタクトがなかったら文字どおりそうなるところだ。

探してるものが手の届く範囲にあるかどうかも分からずに

掌を這わすような日々からはもう抜け出したいのに。

2005年07月19日(火)

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■ 今度は耳を傾けよう。

知りたいという気持ちと同じくらい

知ってほしいという気持ちが強かった。

限られた時間の中で聞くことよりも

話すことを優先してしまった。

あまり大したことは話せなかったけど。

2005年07月18日(月)

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■ 暴走するそいつ。

予想はしてたけど、またそいつが現れた。

予想はしてたけど、またそいつの暴走を止められなかった。

勢いに乗ったそいつは、もう僕の手には負えない。

そいつは僕の中にいるのに、どうしてだろう。

そいつ以外の僕じゃ、彼女らの笑顔を得られないからかな。

2005年07月17日(日)

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■ 夏の夜の音。

狭い路地で改造車が徐行もせずに僕の横を擦り抜けていく。

夜の闇の中に耳障りな騒音だけを残して消えていった。

冬の夜ほど静寂が感じられない夏の夜には

胸騒ぎと同じくらい色んな音が聞こえてくる。

サンダルの小石が土踏まずを刺激して少し歩みを止めた。

2005年07月16日(土)

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■ 一人歩きの人格。

一人歩きを始めたひとつの人格がみんなに認められていく。

後に残った認められない人格たちは一様に嫉妬し、

そいつを捕まえようとするけど思うように体が動かない。

いなくなって暫く経てばどうせみんな忘れてしまうだろ。

早くそいつを捕まえなきゃ。早く忘れてもらわなきゃ。

2005年07月15日(金)

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■ 備えあればうれしいな。

一度も信号に遮られずに職場に着いた朝は

何かいいことがありそうな予感がする。

そしてその何かのために心の準備をする。

記憶の中にある言葉の文字を少し並び替えて

ほんの些細なことにでも喜べるように。

2005年07月14日(木)

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■ 夢アングル。

昨日電車から眺めた風景がずっと気になってる。

夢の中では第3者の視点で自分を眺めている時があるけど

車窓から眺める景色はまさにそんな感じだった。

通ったことのある道、渡ったことのある橋…。

至る所に自分の残像を見つけ、今ここにいる僕を見失った。

2005年07月13日(水)

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■ 車窓に想う知ることの不幸。

電車に揺られながら外の景色を眺める。

住宅、店舗、ビル。初めて見る建物の裏側が見えた。

表側を見るより先に裏側を知ってしまうやるせなさ。

これから出会う人の裏側を予め知らされてしまったように。

知られたくないことは知らない方が気持ちは楽だ。

2005年07月12日(火)

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■ もうすぐベスト10。

好きとか嫌いとか、良いとか悪いとか、

認めるとか認めないとかじゃなく、

何となく持て余してる妙な気持ち。

まるでチャートを賑わしてる曲を聴いてる時みたいに

そわそわと落ち着かないそんな気分。

2005年07月11日(月)

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■ 雨ニモ風ニモ負ケズ。

風は僕らに微笑まず、ただ僕らの熱を奪った。

雨は僕らに味方せず、ただ僕らの羽を濡らした。

それでも高く跳ぼうとする僕らには熱が戻った。

目標は僕らが思う以上に高い場所にあるのかもしれない。

でも僕らならできる。僕らならきっと掴める。

2005年07月10日(日)

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■ セピア色の昼下がり。

無防備の昼下がりに胸が痛くなるような出来事。

セピア色の記憶は、飛ばしてるつもりの車にも

いとも簡単に追いついてしまう。

「さっき」も「いま」も「あと」も

濁った珈琲を透きとおらせてはくれない。

2005年07月09日(土)

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■ 狂った時計。

変な時間に寝たせいで妙な時間に目を覚ます。

東雲に雀が鳴き始めたのを確認して、また眠りに落ちた。

一度狂った体内時計は簡単には元に戻らない。

こんな曇り空の一日じゃ尚更そうだ。

光が欲しい。心の時計も動かしてくれるような強い光が。

2005年07月08日(金)

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■ 願いが約束へ。

お賽銭に願いを込めたり、短冊に願いを込めたり、

何かと都合のいい僕たち。

ただその願いは日頃何気なくする神頼みとは違って

とても純粋なもののように思える。

来週の約束がそう思わせるのかも知れない。

2005年07月07日(木)

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■ 2歩下がって1歩進む。

例えば分厚い雲の向こうからでも届くような光が

もやもやした胸の中に射し込んできたようだ。

その光が射し込むまで僕は2歩後ろに下がっていたけど

その光のおかげで1歩前に進むことができた。

それはただの1歩じゃない大きな大きな1歩だ。

2005年07月06日(水)

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■ 諦めのおろした帳。

思い描いていたことが形にならない。

悲しみは苛立ちに変わり、そのうち諦めになる。

感情の帳をおろすと自分の場所さえも分からなくなる。

コンパスを持たずに深い森の中に迷い込んだみたいに。

目標を探して空を見上げるけど、雨の空に星は見えない。

2005年07月05日(火)

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■ 雨宿りと閑古鳥。

雨。無性にラーメンが食べたくなった帰り道、

何年か前は良く行ってたラーメン屋に顔を出した。

水代わりにと親父がご馳走してくれた1杯のビール。

退屈だとビールが進んでしょうがないと苦笑いの親父。

じゃあまた時々寄らせてもらうよって内心呟く。

2005年07月04日(月)

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■ 溶け出す前に。

映画を見る予定が天気がいいのでドライブに変更。

灯台の見える場所まで走ってソフトクリームを食べた。

溶けてしまわないように少し急ぎながら。

僕がダメな人間だということもいずれ分かるだろう。

これについても少し急いだ方がいいんだろうか。

2005年07月03日(日)

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■ 三度目のV。

そこに居てくれたからこそ頑張れた。

最後まで観てくれたからこそ頑張れた。

もちろん明確な目標があったことも確かだけど、

それだけじゃここまで頑張れなかった。

僕の得た感動の10分の1でも感じとってもらえたかな。

2005年07月02日(土)

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■ 夏味カレー。

明日のためにカレーを作る。

カレーをぐるぐるかき混ぜてると、それまでの雑念が、

全てその渦巻きの中心に吸い込まれて行くみたいだ。

カレーが複雑な味がするのはそのせいかも知れない。

なんてことを想いながら味見したカレーは夏の味がした。

2005年07月01日(金)
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