2005年12月14日(水) |
秘密(わくわくするような秘密ではなく) |
秘密を誰かにばらすことは、 一人で抱えきれなくなった重荷を、 別の人に預けてしまうようなものである。 ばらした側は、ああ、すっきりとなるので、 抱えた秘密の重さはだいぶ軽くなるのだけれど、 ばらされた側は内容を考えるたびにちょっと沈んで、 いたたまれない気分になる。 ばらされた側にとってそれが、あまりに重すぎた場合、 その人は秘密を誰かにばらすことによって、 重さから逃れようとする。
そうやって、秘密は秘密じゃなく、 触れてはいけない暗黙の了解になっていくんだな。
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