トリオを弾く機会はよくあったんだが、カルテットは本当に久しぶりだ。
死と乙女、譜読み中&セカンドと二人で連日合わせ中。
えっらい弾き難い。なんだこのピアノで弾くそのままの音型はーこらーフランツ。でも大好き。
このザーガカルテット(佐賀と読まないように)はですね、結成メンバーはフランクフルト音大の学生4人で、でも今では一人もこの学校に残っている人がいない、という。結成は私がドイツに来た頃かな。しょっちゅう聞く機会があったけど、好きだった。ちょうど自分のパルナスカルテットが事実上解散したこともあって、聞いててすごく羨ましくなったり。スター性抜群の男の子ヨハネスがファーストであとは超仲良しの女の子3人。バイオリンの二人は当時同門でした。この日記にも登場したことありますね。
そのヨハネス、数年前に背中に腫瘍が見つかり、かなり危険だといわれた摘出手術は成功、リハビリを元気に頑張っている、という話をチェロのコ(うちの学校の室内楽の教授の娘)から聞いていた。しかし以前のようには弾けない、と断腸の思いで、人生を方向転換。今はなんと医学部で勉強中。才能があり、スターの素質を持ったこういう子に限ってこういうことになるのはなんともはや・・・。
それから更に数年の時が経過し、悲しみも時間とともにある程度癒えたこのカルテットの3人衆に、今回コンサートの依頼があり、私が彼の代わりに弾くことになりました。
8月末にはハーゲンカルテットのレッスンを受けられる予定なので、非常に楽しみ。中低弦の二人はハーゲンの二人についているのでね。
さて、明日からRadtour(自転車旅行)にいってきます。
今回はパッサウ〜ウィーン間、ドナウ沿いのコース。去年のTour de Rheinより今回のTour de Donau(の一部)は距離的にずっと短いので、ウィーンを10年ぶりに観光する予定。
ドナウ湖畔に住んでる方、是非沿道に出て手を振ってくださいねー。
2006年07月09日(日) |
これで今シーズン最後の、、 |
3日前にLudwigshafenの州立管弦楽団で、
昨日、Pforzheimの室内オーケストラで、
オーディションを受けてきました。
Ludwigshafen。
1次終了時点で通過該当者なしの判定。オーディション打ち切り。1時間で終了しちゃった。
そして2日後、Pforzheim。
1次通過、2次も通過した。
3次はオケスタ、4次にはモーツァルトのディベルティメントを団員とカルテットで弾く、という素晴らしいイベントが待っていた。3次もなんと通過した!
4次に残ったのは私を含め二人。どっかのオーディションで見た顔だ。
カルテットはとにかく楽しかった!誰のアイデアか知らないが、粋なことを考えたもんだ。
結果は「引き分け」
シェフ指揮者がやってきて、どちらにも決められないので一度一緒に本番を弾いてみて、そのあと、もう一度決を採る、とのこと。
で、それは9月だと。
引っ張るな〜〜〜〜〜。
9月はフライブルクのSWRでの仕事が始まるので、大問題。
週が明けたらすぐ両方の事務と電話で話さないといけない。
今日はとりあえず1年ぶりに美容院に行ってばっさり切ってきた。
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