Opportunity knocks
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ドイツ対アルゼンチン 寝不足でふらふらになりながらもライブで観戦。 前半はどちらも守備がしっかりしていて、陣営に攻め入ってもみえないバリアがあるかのごとくだった。 後半に入ると、お互いほころびはじめたディフェンスの隙をついて、ついにアルゼンチンが先制ゴール。もしかしたらこのままいくかもと思い始めた後半半ば、クローゼが執念の同点ゴール。 しかしポドルスキ(だったかな)のあのヘディングのアシストはありえなかった。偶然があのチャンスを作ったのかそれとも必然なチャンスだったのか。
1対1のまま延長に突入。そしてお互い譲らず1-1のまま延長終了。ここでついに睡魔に負け、結果を見届けることなく寝てしまった。でもなんとなくアルゼンチンが負けるような気はしていた。なんといってもキーパーが正キーパーではないのは誰が考えても致命的。そのとおりに朝のニュースでアルゼンチンが敗れたのを知った。 アルゼンチンのサッカーは、日本が目指す(あるいは目指さなければならない)サッカーに似ているような気がした。小柄だけどフィジカルは強く、個人技と組織力が均衡したサッカー。 そういう意味でもっと多く試合をみていたかった。
イタリア対ウクライナ 特に感想なし。イタリアの調子がすごく上がっているのが見ていてよくわかった。 準決勝はいったいどうなるのか、とてもたのしみ。
フランス対スペイン。 フランスは1次リーグでトーゴを下してから見違えるように攻撃的なサッカーをするようになったと思う。試合の終わり間際までよく走っていたし、散漫なプレイがなかった。ジダンがきめたロスタイムのゴール、チームみんなが祝福していてちょっと感動。
ブラジル対ガーナ。 特筆することはとくになし。 準々決勝、準決勝でやっと本気のプレイが見られるかも。フランス、イングランドとの試合が今からたのしみ。
イタリア対オーストラリア。 どちらも点がとれないまま攻防が続いて、結局オーストラリアがペナルティエリア内で痛恨のファウル。トッティがゴールを決めてイタリアが勝利。 それにしてもオーストラリアがここまで健闘するとはおもわなかった。日本の敗戦は悔しかったけど、それも仕方なかったのかなと思わせるようなそんな試合。
しかしながら個人的にイタリアが勝ちあがって素直にうれしかったり、、、。
スイス対ウクライナ。 ウクライナがPKを制して始めてのベスト8進出。クロスバーにあたるような惜しいシュートが何回もあって、負けたスイスはさぞかし悔しかったことだろうと思う。時の運といってしまえばそれまでだけど、最後はほんの少しの精神力の差、といってしまえばそれまでだけど、あらためて勝ち負けというのは非情なものだなと。
イングランド対エクアドル。 エクアドルは1次リーグから注目していたチーム。今日の試合もイングランドにひけをとらないハイレベルな内容だった、、、が、やっぱりベッカム。何度みてもあのフリーキックのゴールは華麗というか芸術的。やっぱりベッカムってすごい。でもビ夫人が手をたたいて喜んでいたのが画面に映って、なんかちょっとはらがたった(べつにベッカムファンじゃないですが)
ドイツの選手で誰がひいきかときいた友達がまた同じようなことをきいてきた。イングランドの選手で誰がひいきか。うーん、オーウェン、と言ったら、それは普通、といわれた。クラウチとでも言えばよかったかな。
ポルトガル対オランダ。 とてもライブでみる元気がないので次の日の録画放送をみたのだけど、なんというか荒れに荒れた試合だった。なんといってもイエロー16枚にレッド4枚。 ああいう試合はやっぱり見てる分には興奮して楽しめるものなのだろうか。わたしはやっぱりすきじゃないなあ、ああいう試合。 ポルトガルはいちおう勝利は手にしたものの、あれだけ累積カードがあっては準決勝に上がるのはたぶん無理かなとおもう。ましてや相手はイングランドだし。でも、先のことを考える余裕がないのが決勝トーナメントということなのだろうね。
2006年06月24日(土) |
いよいよ決勝トーナメント |
ドイツ対スウェーデン。 終わってみればドイツの強さばかりが際立ったゲーム。 ドイツはますます調子をあげて、本当に優勝してしまいそうな勢い。ちなみにコドモは前回の雪辱をはたしてドイツが優勝すると予想している。はたしてどうなるか。 同じようにW杯をみている友達にドイツの選手でだれがひいきかときかれたので、バラックと答えたら、変だ、と言われた。へんかな。
アルゼンチン対メキシコ。 メキシコつよいー、と単純に感心してしまった。でもでも最後のロドリゲス(だったかな)のボレーシュート、まさに神業の一言。日本の選手があのシュートを打つ姿はどうしても想像できないもの。そういう意味で世界のトップとの差を強く感じた試合だった。
次はドイツ対アルゼンチンかーと思うといまからどきどき。
午前4時。友達からの早朝メールで目がさめて、眠い目をこすりつつ日本対ブラジルの試合をみる。 チェコ対イタリアの試合を見て寝たので実際、3時間ちょっとしか寝ていない。 キックオフしてからも頭がぼんやりして、油断するとうつらうつらしてしまうので、これではだめだと思い、洗面所で顔を洗った。 少しは目がさめたかな、とテレビに戻ってみてみると、日本に1点の表示が!!! がーん。これじゃライブで見てる意味がないじゃないか。
その後、前半のロスタイムに同点ゴールをされ、後半は怒涛のシュートラッシュ。 結局1対4で、日本チームのW杯は終わった。
ハーフタイムのハイライトで玉田のシュートをみて、とても良い攻撃(アレックスのパスも含めて)だったなと深く感動した。ただ前半からブラジルは積極的に攻撃していたし(川口は再三ファインセーブを連発していたけれど)点を取られるのは時間の問題という気はした。事実大量に得点され、決勝トーナメント進出はならなかった。 ただ、ああほんとうに今もっている力を出しきったんだな、という気はすごくした。力を出しきった結果がこうだったのだなと。 いろんな課題がでてきたと思うし、それをはっきりと意識することができてかえってこういう結果でよかったのではないかとおもう。これから先、もっと日本のチームが飛躍していくためにも。
さて、決勝トーナメント。チェコが敗れてはやくも予想が違うものになってきた。 イタリア対チェコの試合。チェコはとにかくネドヴェドが痛々しいくらいがんばっているばかりで、それにくらべて11人がすべて有効に働いたイタリアの試合はやっぱり勝利に値するプレイだったように思う。 どこが勝ち上がって来るのか、先がとてもたのしみ。
雨降りの1日
久しぶりに雨宿りをした
雨が降るのを知っていたのに
傘を持たずにでかけた
静かな雨の音と纏わりつく湿気と
息遣いと白くにごった景色と
ただ眺めているうちに
1日が終わった
「異国の客」 池澤夏樹
フランスの小都市であるフォンテーヌブローに移り住んだ著者が「異国の客」としてヨーロッパ社会、そして故郷である日本を考察し、思いを巡らした本。
池澤夏樹といえば「スティル・ライフ」しか読んだことはなかったのだけど、 この本を読んでみて、またちょっと違う見方ができるようになったような気がした。はっきりいうと、より文章が頭の中に浸透するようになったというか。理解が深まったというか。 批評家、評論家として有名な方であるらしいので、今度はそういう方面にも手を伸ばしてみようとおもう。
山口県光市の母子殺害事件の差し戻し審の判決がでた。 高裁の無期懲役の判決を破棄して、もう一度高裁での審理を行うとのこと。 被告側に有利に働くものがでてこない限り、死刑判決が出る可能性が高まった、ということらしい。
追えば追うほど悲しくなるようなそんな事件。 遺族である本村さんの事件に対峙する姿勢には何というか言葉もない。 わたしがもし本村さんの立場だったら、あんなふうに強い心持ちでいられるだろうか。殺された家族のために常に最善の道を模索し、実行することができるだろうか。
正直に言って、死刑制度に賛成するかときかれたら、たぶん否と答えるだろうと思う。 殺してしまえばすべてが終わってしまう、犯した罪の意味を考える間もなく社会からも忘れ去られてしまう、そんなふうに思っている。あるいは、人が人を裁くのはよしとしても、命を奪うということまで是認してもいいのかと。 でも、それでも、この事件の被告である元少年のことや、少し前に宮崎勤が「死刑執行が絞首刑であることが被告人の自省の妨げになっている」と発言したことなどを考えてみると、凶悪犯罪抑止としての死刑制度はやはり必要なものなのか、という気持ちに傾いてしまう。
死んでもいい人間、殺してもいい人間、抹殺しなければならない人間はやっぱり存在するのだろうか。考えても答えは簡単にはでそうもない。
日本対クロアチア戦。 引き分けという結果をどう評価していいのか、というのが正直なところ。 でもやっぱりこれが今の日本のサッカーの現状なのだろうとおもう。 体力にしろ技術にしろ経験にしろ、まだまだこれからなのだろうね。
試合に関しては、GK川口のFKからのセーブが唯一の見所というか、救い。 中盤からのパスは無駄にFWの体力を消耗させていたし、あとボールをカットされてカウンターという場面も予想通り多かった。 組織的なサッカーというのはもちろん日本のサッカーの基本なのだろうけど、それでももっと個人個人のボールのキープ力や突破力が上がらないと、今の状態から世界のトップクラスに肩を並べるのは望むべくも無いような気がする。
予選の試合を一通りざざっと見た感じ、勢いがあるなあと思うのはやっぱりアルゼンチン、あとは、イングランド、チェコ、エクアドル、オランダ、スペイン、(やっぱりはずせない)ブラジルなど。ドイツ、フランス、イタリアはどこまで調子をあげてくるか楽しみ。それから韓国も同じアジア勢として予選突破していってほしいなあとおもうけど、どうも最終日までもつれそうな感じ。
決勝トーナメントの予想を(にわかサッカーファンとしていちおう)書いてみると、準決勝はアルゼンチン対チェコ、イングランド対ブラジル、そして決勝はアルゼンチン対イングランド、そしてそして優勝は、アルゼンチン! 準決勝はスペイン、オランダがこのまま上り調子ならまた変ってくるかも。決勝はブラジルがどこまで本領を発揮してくるかで、南米同士の決勝も可能性大。
いろいろ試合をみているうちに、だんだん本気で現地にいって観戦したくなってきた。4年間きっちりお金をためて次回のW杯観戦ツアーいこうか、なんて思ってみたりして。でも南アフリカは、やっぱり遠いか。
絶句。
勝負ってやっぱりきびしい、とつくづく。 残り10分、守勢に入ってしまったのがやはり敗因なのかなあ。FWを下げて1トップにしたのもうーん、、、という感じだったし。 守りを厚くしてチャンスを待つ(=1点を守って逃げ切る)ということだったのだろうけど、やっぱりなりふり構わず点を取りにいくべきだったんじゃないのかなあ。あの同点にされたゴール、取られてはいけないゴールだった。
それにしてもちらちらとミスが目立った試合だったような気がする。個人的にはアレックス。パスミス多すぎなような。なぜいつもスタメンに使われるのかよくわからない。 ディフェンスががんばっていただけに、追加点が取れなかったことがやっぱり大きかった。
ここから挽回して1次リーグ突破というのはかなり至難の業になってきたけれど、4年に一度の大会なのだから、まだまだこんなものじゃないというのをみせてほしいし、負けるとしても次につながる何かをつかんでほしいなあとおもう。 ああ、でも今日はほんと脱力。
ワールドカップが開催され、明日はとうとう対オーストラリア戦。 とにかく初戦が大事。できれば勝ち点3点とってほしいけど、どうなることか。 そういえば前回はどうだったっけ、と4年前の日記を読んでみると、初戦は引き分け、2戦目で勝利、ちなみにキーパーは楢崎、だった。読みながらああ4年経ったんだなあ、としみじみ。ついでに自分の書いた過去日記をちらちら読みながらなんて進歩成長がないんだろう、としみじみ。ああ嘆息。
夏のスクーリングの申請用紙に不備があったため、申請用紙が不受理として戻ってきた。どうも本学と学外で重複している講座があったらしい。講義日程、講義概要とにらめっこしながらまた申請用紙を書く。まだまだ頭が学生モードに切り替わらないらしい。今度は戻ってきませんように(って戻ってきたらもう受理してもらえないってことなんだけど) とにかく夏に向けて、そろそろ準備運動しておかなきゃね。途中で息切れしないように。
村上ファンド代表の村上世彰氏の記者会見をみてやたらとむかっぱらがたった。 「プロ中のプロである私がこのようなミスを、、」なんてよく言うなあとおもう。 で、それをみて「村上さんは潔い」だとか「あっさりとミスを認めたところが男らしい」だとかいう人間がでてくるから始末に負えない。
まあそういう道化じみたパフォーマンスにだまされない人間が大半だろうとはおもうけど、それにしても世の中かねかねかねかねかねという拝金主義者をなにかとっても良いことをしている人であるかように崇めるのはこれでいいかげんやめてほしいと、ほんとうにおもう。
今日は職場の歓送迎会で中華料理をたべにいった。 味はスタンダードというか無難というかそれでも何をたべてもはずれがなく、おいしかった。生中と紹興酒のロックを2はいずつのんでたのしく談笑。良い会だったとおもう。
そのあと、以前から気になっていたやみくろ酒場にいってみた。 5席ほどのカウンターとテーブル席が4つほどあって、こじんまりしていて、なんだかとっても落ちつく感じの空間。 カウンターがあいていたので、オーナーのTさんと飲みながらいろいろ話した。 きいてみると、やみくろという言葉に反応してやってきたお客はわたしがはじめてだそう。やっぱりカフカ賞をとったとはいえ、村上春樹の名前はひろく辺境までは浸透していない様子。 まあそれはいいとして、やっぱりスキなものがかなりかぶっているため話しがとんでもなくもりあがった。 カーヴァーの大聖堂がすきだという話から、ロバート・アルトマンの映画の話、心臓を貫かれてを読んだ時の衝撃や、いちばん好きな小説、映画の話、最近でたAERAの特集の話などなど、ほんとうにつきなくて、とってもたのしかった。
Tさんはだいたい「国境〜」をリアルタイムで読んだという世代。 いちばん好きな小説も「やみくろ酒場」と命名するだけあって「世界の終わり〜」なのだそう。 そのほかに最近の短編集や「国境〜」や「ねじまき鳥〜」そして村上さんが翻訳されたアメリカ文学が好きということで、そういうところもわたしの趣味嗜好とかなりかぶっている。 若いけれど思慮深そうで、少しずつ言葉を選びながら話すところなんか、わたしの想像する村上作品の読者の雰囲気そのままで、なんだかとってもうれしかった。
話しているうちに共通の知人とかも見つかって、たぶんこれからもちょくちょく遊びにいくことになりそう。
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