恋愛日記
繭

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■ 伝。







隣にいる子は、だぁれ?

あたしが恋に臆病で、
瞬きを繰り返し
目を瞑って顔を逸らしている間に
あなたは。

あの子に先を越されたなんて思わない。
嫉妬心は抑えられないけれど、
それ以上に

あ た し が。



ねえ、
はにかんでゆっくり歩くあなたに、




まだ、




追いつきますか、

あなたに。





走って走って、


電話越しに今日。








好きだと
言いました。








2003年10月27日(月)

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■ 夢。





まだ笑える。

まだ嬉しいと思える。


まだ、生きていける。




君とした約束は
そっと、夜空を照らす星の光。

信じてるから。
きっと、果たしてくれると。


刈り揃えられた芝、
興奮する観客、
熱戦を繰り広げるピッチに、
連れて行って。




未だ其処は行った事の無い場所。




真っ青な空の下、
高高と腕を掲げる君が

綺羅りと

見えた気がした。








2003年10月25日(土)

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■ 鍵。






目を瞑って、
両手でバランスをとりながら
欄干を渡る。

あたしにとって
生きるとはそういうこと。




そっと心に
鍵を掛けて 鍵を掛けて。


ホントウに
あたしを大切にしてくれる人にしか
開けられない。




其処に居るのか
居ないのか。
数字で形成された文字が
あたしの感情を支配する。








世界なんて。

世界なんて。








2003年10月09日(木)

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■ 羊。




此れが生きているという事なら、

余りにも酷い。



涙で滲んだ朝焼けが
網膜に焼き付いて
あいつの顔なんて
見えなくなってしまえばいい。



天から降るのは
酸を含んだ雨水だけで、
あたしが欲しい言葉は
降って来ない。




そうやって、

今日もあたしを孤独に追いやる。


見放された

黒  い  羊  。





2003年10月06日(月)

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■ 偽。





あの不安は何処へ行ったの?

あの情熱は何処へ?


きっと、
生きようとするための口実が必要だったのね。


其れに縋り付いて、
まだ大丈夫だと
言い聞かせていたのね。


種は明かされてしまったよ。



厭世観が募る中、
君の姿は闇に光る。



其のプレーが続く限り、
あたしは生きていけると思うけど



そんなの誰にも保障できない。

ばいばい。






2003年10月05日(日)

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■ 願。




酸素が欲しい。
口の中はカラカラで。
砂漠の上で焼かれているよう。


震えが止まらないの。
其の着信が、
あたしの動きの一切を

止  め  る  。

電池パックを引き抜いて、
闇の中へ押し込めようか。


なのに、
なのに。

返事は





ただ一言。


「違う」


と、

言って?





2003年10月02日(木)
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