2008年06月20日(金) |
ひとりでいてもこわくない |
角田光代さんの「対岸の彼女」が面白い。 主人公のひとりが、友達を作ることに関してこんなことをいう。
「ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね」
これを読んだ途端、胸のつかえがすっきり取れたというか、こどもに教えないといけないことは、これなんじゃないかな、と思った。
友達がたくさんいるのはいいことだ。 でも友達をたくさん作って、周りの人たちとうまくやることが人生で一番大切なことじゃない。
人に何を言われようと自分はこれでいく、と決められる決断力を持つこと、それから一人の時間を大切に生きられる、すなわち自分を大切にできる人間に育ってもらいたいなあと。 そうやって「ひとりでいてもこわくない」人達だけが、成熟した人間関係を創れるのではないだろうか。
携帯を握りしめていないと不安な子供たちは、寂しさと向き合えない、一人ではとても立っていられないようなか弱き存在なのかもしれない。
私も「ひとりでもいてもこわくない」とはとても言えない。けれど、そうありたいと願うので、子供と一緒に育っていければいいなと思っている。
今日はどうも眠れないので久々に日記。
なんか最近焦っている。
やりたいことがたくさんあって、会いたい人がたくさんいて、読みたい本がたくさんあって、仕事の勉強ももっとせねばと思うし、はっちとの時間もたくさん作ってあげたい。 そしてそのどれも出来ていない。私、時間の使い方がどれだけ下手やねん、と落ち込むわー。 そうこうしてるうちに体調を崩したり、はっちのアレルギーが出たりで毎日があっという間。 色んなことの軌道修正をしなきゃと思いながら焦るばかりで過ぎていく・・・。 あれもこれもはできないので、優先順位をつけないといけないと思うんだけど、それが出来ていない。で、出来ないことはさくっとあきらめなきゃと思うんだけど、ひたすらうじうじ悩んでいるのです。
仕事でちょっと失敗したり、リビングの窓拭き掃除がいやになると、「何か世の中の役に立つ仕事がしたい」と現実逃避するのが私の悪い癖。 は、わかってんるんだけどさー。 今は修行やと思って頑張ろう。
職場でちょっとしたコミュニケーションがうまくいかず、体調もずっと悪いので、今週はものっすごくローテンション。 言いたいことが人にうまく言えず、仕事も思ったように進まない。 色んなことがくやしくて、家に帰って子供が寝た後、久しぶりにワンワン泣いてしまった。
わかっている。 仕事環境ではなく、誰かのせいでもなく、これは私の体と心のバランスが崩れてきているからだってこと。
仕事復帰後、また「全く眠れない日」が週に1,2回あって、アメリカのサプリを飲んだりすると眠れるものの副作用で頭痛。もともと雨の日は体調が悪いので、梅雨に入ってどーんと落ち込んでしまった。
仕事は続けていきたい。 でも悩ましいのは、栄養たっぷりの食事を作ったり、こまめに掃除をしたり、という、質の高い生活を維持するのが難しくなること。 そうじは仕事をやめたってしないと思うんだけど、食事だけはなんとか改善したい。 有機野菜をあまり手をかけずに食べるとか。 工夫すればなんとかなると思うんだよね。
ああ、早くこの暗い自分から脱出したい・・・。
宝箱が届きました!
松山のお友達が、山のように宝物を送ってくれて、朝から感嘆の叫び声をあげてしまった。 彼女こだわりの家事道具いろいろ、エコ洗剤、そして本がいっぱい! ドイツ流家事の本から、14歳の哲学、日本社会、貧困問題、ねこの本まで盛りだくさん。毎日お布団の中で読もう!そして極めつけはオレオ4パックまで[m:50] もう神様としか思えません。もったいないので、しばらく宝箱のままそれぞれ封を切らずに眺めていたいな〜。 ほんとにありがとうございます&朝から嬉しくて電話してしまってすみません。
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昨日頑張って、はちの耳鼻科、日用品の買い物、1週間の離乳食づくり(おかゆと野菜だけ)、掃除(といってもこれは母が)、ちびたのブラッシング等々を済ませたので、今日ははちとのんびり。 おもちゃを広げまくって、私は新聞や本を読みあさり、オレオを食べ散らかし、はちはハイハインを床じゅうにくっつけて、二人でゲラゲラ。 あー休みっていいですね。
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新聞の「人生案内」でちょっと溜飲が下がった回答。 http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/kazoku/20080601-OYT8T00309.htm 「お前は30年以上も毎日遊んで暮らしてきた。オレのダニみたいなもんだ。寄生虫だ」と妻に言ってしまい、妻が出て行って困っているおっさんに対して
「いなくなってありがたみがわかったので帰って来て、と願えるほど人生は甘くないように思われます。」 「夫の元に帰らない選択をしたのなら、それを尊重してあげるのがむしろ愛情だと思います。」 「彼女の心の傷が癒えるまで、どうぞ、頑張って耐え続けてください。」 の三連発がふるっています。
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