股・戯れ言


BBS

猟奇的な彼氏彼女とその周りの人たち

殺人事件マニアとかそういうのではないんだが、今読んでいる(というか今更読んでいる)「診断名サイコパス」という本は興味深い。
サイコパスというのは「精神病質」のことなのだが、なにも猟奇的殺人犯だけのことではないらしい。
簡単に言うと
「極端に自己中心的で著しく情緒に乏しく、人を魅了し操る能力に長けている」
人たちのことだそうです。
もっと具体的に挙げてみると
・口がうまい
・ナルシスト、自己中心的、傲慢
・罪悪感、人に迷惑をかけてすまないという気持ちゼロ
・平気で澱みなくウソをつく、ずるい(バレても開き直る)
・他人の感情に関心がない(人の気持ちがわからない)
・浅い芝居を打つ(すぐ泣くとか)


私はこういう人たちをよく知ってるなあ。


むしろ振り回されたし、いろんなことをダメにさせられたりしたもんだ。
今思い返しても、6、7人くらいはすぐに頭に浮かぶよ。
その中でも一番のサイコパス(女性)はすさまじかった。
人間関係をめちゃくちゃにされたし、勝手に家出してそいつの家族から何度もひっきりなしに電話がかかってきたりしたし、平気で嘘ついてそれがバレて、「もうあんたとは話したくないから」といったら電話口で泣いたりされて、でもそんな浅い涙には騙されねえぞと思ったら私の友達と付き合いだして、その直後に
「簡単には(縁を)切らせないから」
と脅された。で、私の友達の家に転がり込んだら今度は家に金融督促状はくるわ意味わからん男連れてきたりするわ過食症になるわで、疲れ果てた私の友達が「別れる」と決めたら、今度は
「妊娠したから中絶費用払え」
と急に言い出し、金ぶんだくったという筋金入りのサイコパスだ。
しかも妊娠てのもふざけた話で、なんで私の友達が騙されたのかもサッパリわからないんだが
「妊娠二週間だから、12万円払え」
と言われてすんなり払ったそうな。
妊娠二週間ってなんだよ!普通わかんねえだろ!
まあ、相手はサイコパスだったからな。確かに口が達者であった。
今でもたまに我が家にそのサイコパスから電話がかかってくるんだが、一体何がしたいのかわからない。
いい加減私のことは忘れてくれよー家族ぐるみで私はいつも不在といって防いでいるのだけれど。

そうそう、サイコパスって「恥」を知らないんだよなー。
普通、ウソついちゃってそれがばれちゃったら恥ずかしい、もう会えない、と思うものなのだが平気で再び連絡したりする。しかも「自分の潔白を証明するため」とかいう到底理解不能な理由で。奴らの中では自分が正しいからな。
ウソをついてそれを指摘すると逆切れしたり話を摩り替えたりする。浅い芝居を打たれることもある。その執念があまりにもあまりにもなので、逆に「ハイハイ、それはウソじゃなかったのね、私が悪うござんした」と頭を下げてその狂気から早く抜け出したくなる。
まあ、その後「こいつは病的な嘘つき」という認識が強固になりそこで縁が切れたりするのだが、相手はサイコパスだから忘れた頃に連絡してきたりするのな。
頼む!
私のことはもう忘れてくれ!
私から土下座してもいいから!!
本当に厄介。
サイコパスはサイコパスだけで循環して欲しい。
で、サイコパス天下一武道会とかやればいいんじゃね?
私の中でサイコパスってのは短絡的で何かにつけてすぐ妊娠を言い出したり
妊娠させたり、妊娠したり(しようとしたり)する人たちなのでそういう手の項目で争うといいと思う。
あ、それだと子供がかわいそうだからなー。


でも、今、実際のところで問題になってるのはサイコパスよりもメンヘルのほうだろう。
近頃なぜかチャールストンではなくメンヘルの人が多いな。
んで、私も近頃メンヘルという言葉を普通に使うようになってしまったが、メンヘルって心の病をさす言葉なのですね、改めて調べてみちゃったよ。
まあ、心の病っていうのは本人も大変だろうし、どんな苦痛なのかとかはよくわからないんでここでは書かない。
が、最近は「私、メンヘルなんで」って先に告げて、すべての他人に対する無礼や迷惑を免罪してもらおうとしてるような奴多いような気がするのです。
なんかそれって卑怯だよなー。
メンヘルだから、ってなんでも許されるわけではないのだから、ちょっと迷惑とかは考えてもらいたいものだ。メンヘルの人に攻撃的なことをされて(言動ともに)こっちがへこまされたりすることが多すぎ。メンヘルの人に攻撃されてかえって気が滅入ってしまって可哀相な思いをしている人を見ると本当にいたたまれない。
平等主義も民主主義も唱えるつもりはないけれども、ストレスが溜まったり苦痛を感じたりするのは自分ひとりではないから。
誰だって苦痛を感じるのですよ。
R.E.Mだってエビバディ・ハーツと歌ってるじゃないか。
言われていやだなあ、参るなあ、暫く立ち直れねーなということもある。
わけのわからない攻撃を繰り出されると本当にやりきれないよ。引きずるよ。
あーこの人には近づかないでおこうとか思ったりするよ。
近づかないでおいてもまあ、むこうから「なんで私を無視すんのよ!私を苛めやがって!」みたいな攻撃をしかけてきたり勝手に凹んで落ちちゃったりするのがメンヘルのメンヘルたる所以なんだが。


メンヘルと同じくらい免罪符だと思われてていて鬱陶しいのが「恋愛真っ只中です!」ってやつ。
恋愛もセックスも日常とは切り離して考えて、浮き足立って、それまでの日常をすべて否定する(女子に多いですね、彼氏ができた途端友達とは一切連絡しなくなるような感じ)ようなのを見ると、こう、なんつうか、むなしくなってやがて哀しくなるんだよな。ごく日常のことだと思うんだけどなー、恋愛やセックスって。
恋をしてウキウキ気分、というまるでピチカートファイブの歌のような世界は本人の認識ではアリだと思うけども、周りの人間すべてが本人の認識と同じ認識を共有しているわけではないし、ましてやそれがスペシャルなことではないからな。最近だと「電車男」の影響(って影響あんのかよ、知らないが)でみんながひとつの恋愛をスペシャルに持ち上げる、ってのがあるのかもしれないけども、そんなことは稀です。
周りにとっては一瞬のスペシャルでしかないので、一瞬スペシャルになるのはいいけれどいつまでもそのままだと鬱陶しいだけだ。
恋をしてもごく自然にふるまいたいものである。
じゃないと見ている人たちが恥ずかしいから。いたたまれない気持ちになるから。
あーこれも恋をしている本人から見ると「嫉妬している」とか「障害物」などとみなされるからタチが悪い。
しねえよ、そんなもん。
いい加減わかってくれ。
イヤなら二人の世界へハリアップ。誰も邪魔なんかしないから。
まあ、こういう場合・・・いや、いいや。省略。


サイコパスもメンヘルも恋愛至上主義の人もがんばってください。
あなたたちが法律なんですもの、あなたたちの中では。
がんばって周りを避けるようにしよう。
我々周りの人間も彼らを邪魔しないようにしよう。

さあ、いそいでずらかれ!
2005年05月31日(火)

ウェイスト・マイ・ライフのうちの10日間

この10日間にあったこと(箇条書き)
・赤ちゃんを見に行ってきた。
 面会時間8時までで、5時半に病院到着のつもりが私とおかもっちゃんとるっぱちゃん(いろいろとゆるい人たち)で訪問したがために7時になってやんの。遅すぎ。
 赤ちゃんはやらかかった。かわいかった。
 いつでもベビーシッターさせてください。
・携帯、修理再び
 っても以前のような「酔っ払って吹っ飛ばした」とかではない。
 初期不良。なんとか直ったが、また壊れるかもしれないらしい。
 やっぱりヴォーダフォンはもう潮時なのか。
・吟吟
 三重錦の純米酒が入荷されたそうで、行って堪能してきた。
 相変わらず余分なものを削ぎ落としたキレのよい感じ。
 巌もうまかったなあ!
 鱧がたまりませんでした。
 いやあ日本酒と鱧を味わえるなんて日本人でよかった。
 そして常連の方々とお知り合いになれてよかった。翌日の試飲会つーかそんなのにも誘ってもらえたのだが間に合わず。
 今度は振休とっていこう。
・ダウンタウンレコード
 会社帰りに寄り道。ビール飲んでいい気分。
 ベン・ワット聴いたりRC聴いたり佐野元春話きいたり。佐野元春はあついんだな。チケット取れないのかー。
 で気がつけば長居。
 ちなみにこの日記で「町で一軒しかなかったレコード屋はその後なんの店になったのかわからん」と書きましたが、正解は
「メロンパン屋」
 だそうです。
 メロンパンはそんなに流行ってるのか!
 私の中ではメロンパンって「すげー腹減ってるけどお金がない時に食べるもの」なんだけど。
・人形ばかりの土地へ
 埼玉は岩槻というところで作業。
 朝早すぎ。遠すぎ。ギャース!
 そしてメシ食うところなさすぎ。
 昼待機時に30分歩いて見つからなかった。ただの健康にいいことしただけだ。
 30分歩いて入った店はローソンて!
 県道は徒歩に厳しい。
 あと駅の周りに人形の店ばかりでこわかった。弘田三枝子の歌が聞こえてきそうだった。
・お客さんと飲み
 秋田や沖縄で一緒にアホのように飲んだお客さんの会社の人たちと飲む。
 すなわち軽く接待。若い人が多かった。
 あんまり飲んでないのにカラオケ行くとかはもうダメだ。
「ヒッパレ1995」とかを無理矢理入れられて、歌えなかったら一気とかいうサークルノリ。35歳の人とかかわいそうだった。
 3時ごろ解放される。
 が、翌日土曜なのに9時から仕事。泣けた。
・小島麻由美ライブへ
 会社男子に誘われて行ってきた。
 が、朝からの仕事が全然片付かなくて、やっと片付いたと思ったら「再作業なんで」ということでやりとりが終わらなくてライブ会場に到着したのは午後8時。
 対バンのスパルタローカルズは既に終わっていた。
 小島麻由美はエロいなあ。巨乳だし。
 そしてASA-CHANGのドラムはかっこいい。
 終わった後、「今日は酒を飲まん」と言ってたのだが飲んじまった。
 そして飲んだ後会社に戻るという惨事。
・日曜も仕事
 おかげでオークスは行けず。しかしテレビでなんとか観戦。
 シーザリオすげえ。キレよすぎ。福永は牝馬との相性がものすごくよい騎手だな。メスをなつかせることの天才か。キングカメハメハの妹とかいうエースパイロットは結構行くのかと思ったらそうでもなかった。
 今週はダービー!ディープインパクトは買うとして他はどうだ。あとでナイガイ買ってこよ。
・やっと髪きった
 「いつも髪型変わらないよね」とよく言われる私ですが、それは2ヶ月にいっぺんきっちりと髪を切っていたからです。
 でも今回の髪切りは1月以来だ。半年振りかよ!
 そりゃ伸びすぎて2週間ほどおさげにもしていたわ。私なのにおさげって!
 ホントは日曜に切る予定だったのだが、仕事で切れなくなったので定時上がりで美容院へ。家が近いって素晴らしい。
 ずっと髪きってくれてる美容師さんが「オレ、今年39だよ」と言っててたまげた。私が初めて会ったときはまだ30だったんだよ。うわーすごいね、時がたつのは早いねーと言ったら「自分だって休日起きてすぐ酒飲むようになったんだから年取ってるじゃねえか」と返された。
 そうだった、あの頃は高校生だったからなー。
 まあ相変わらずプロレスの話ばかりしてきたが。美容院なのに。
 私がいた時間だけ有線で「闘魂伝承」やパワーホールばかりが流れるという偶然。
・髪切った後に仕事
 髪切ってるのに電話かけてくるとかやめてほしい。
 ヘアダイが携帯にべっちょりついたから。
 そして泣きながら深夜まで仕事。つらい。
・会社男子どもmeets酒飲み女子ども
 会社の殿方たちが「合コンをやって欲しい」というので参加者を募ったり無理矢理声かけたりしてなんとか女子集めて合コン開催。
 っても私は全員知ってる人なので合コンもクソもないんだが。
 そしてうちの会社特有の「突然、機械がおかしくなっちゃったぞ!対応対応」ってので殿方が2名も来られなくなるという事態に。女子4人に男子2人ってなんだよそりゃ。
 その時点でも合コンでもなんでもないんだが。
 しかし一軒目がザ・合コンて感じの店で笑った。「天使の海老のカルパッチョ」というのがただのうっすい寒天なのに1200円て。食うとこなかったぞ。
 結局朝まで飲んでたのは私と会社男子だった。
 6時半だよ、平日なのに。意味ワカンネえよ。
・振休のはずが
 そして帰ってきて寝て起きたら午後6時半だった。
 一日を無駄にしてしまった。
 ウェイスト・ユア・ライフ、とアーチャーズ・オブ・ローフに歌われたような気分。
・再び人形ばかりの土地へ
 再作業て!しかも昼に旅立ったからメシ食えなかった!
 どうにもならなくてあとから先輩が駆けつけてきたし。
 戻ってきたのは9時近く。
 今とっても空腹です。

ああ、なんとか現在に辿り着いた。
なんだかんだで目まぐるしいな。
結論からするともっとゆっくりしたい、赤ちゃんはかわいい、ですな。

というか、私、2ヶ月くらい会社の週報書いてないや。
以前、毎月「週報 4/20〜5/26」という、週報とか名乗ってるのに月報な週報を出していたら怒られた。当たり前か。
2005年05月26日(木)

【今更ジローシリーズ】るっぱリサイタルin蔵王

私はスノーボード愛好家です。
スノボやるというと「ケッ!気取りやがって」「調子こいてんじゃねえよ」「スカしたとこでモテもしねえよ」などのバッシングを受けることも度々ですが、めげません。
だって雪滑りおもしろいんだもの。やめらんね。

というわけで1月26日、山形蔵王に行ってきました。
一緒に行ったのは「サックス吹きのオトコ姉ちゃん」るっぱさんでございます。

いつだって計画性のない私たちですから、なんとなく「このへんの時期に行く?」と日にちだけ決めておいて、新幹線だのホテルだのを手配したのは出発の2日前という有様。
でもリフト券つきとかじゃないから往復新幹線&ホテルで15400円。山形行くなら「驚値」を使わなきゃダメだよやっぱ。いや、山形に限らず東北行くなら断然「驚値」(おどろきダネと読む)!
JR東日本の回し者ではありませんが。

しかしこの「驚値」唯一ネックなのが限定列車に乗らなければイカンのです。
今回チョイスすることができる列車は始発かお昼頃発の便のみ。スノボに行くのにお昼に東京出るなんてありえないので、ここは頑張って早起きして始発に乗ることにする。
6時には東京駅に着いていないとなー5時には起きなけりゃなー、と思いながら寝て起きたら5時ちょうど。
しかし、一瞬の空白の時間後に再び目を覚ますと時計の針は5と9を差していたのだった。

5時45分!

文字通り飛び起きた。
あれほど鮮明にベッドから飛び起きたことはなかったんじゃないのか。
そして人間技とは思えないほどの速度で準備を終えて家を飛び出す。
前にも書いたかもしれないが、家が東京駅から車で15分以内のところにあってよかった。

るっぱちゃんは既に到着済み。
あわててホームに駆け込み、すんでのところで間に合う。
乗ったら乗ったで安心しちゃって、朝6時台だろうとかまわずビールを飲みだするっぱさんと私。いいご身分だ。
で、飲んでベラベラ話しているうちに山形着。

12月末に2度来て以来の山形は、街中にも雪が積もっていた。
12月にきた時は「今年は雪が全然降らなくてスキー場は大変だ」という話を聞いていたのだが、1月頭からバカみたいに雪が降ってかえって雪害なんかが大変だという。まあ、それでこそ東北!北上もすごかったからな。

バスに揺られて山を登り、蔵王へ。
バスの中では寝ていたんだが、起きたらまんまと切符なくしてんの私。
まんまとの意味がわからないが。しかし自分のことなのに他人事調でいうが、私はほんとにモノを失くすことの天才だ。さっさと天才失格になりたい。
失くした旨を正直に伝えて勘弁してもらう。

いざバスを降りたはいいが、目の前にゲレンデが広がっているわけではない。
事前に何も調べてなかったので知らなかったのだが、山形蔵王はバカ広いスキー場なのでゲレンデが何個も何個もあるのだな。で、このバス停から向かうにしてもバスで「横倉ゲレンデ」だの「上ノ台ゲレンデ」だのに向かわねばならないらしい。
あとるっぱちゃんが板を借りるので、レンタルスキーがあるところに行かねばならぬ。といってもどこでレンタルスキーができるのかすら調べていなかった。行き当たりばったり我が人生。
たまたま目の前にバスが止まっていたので、「このバスでゲレンデ行けますかー?」と運転手に尋ねたところ、あら、ま、白い肌で初々しいハンサムな男の子でしたよ。
おそらくるっぱちゃんと私より年下なんだが。
「あの運転手はいい男だね」という話で盛り上がる。
オカマと心の通じ合う瞬間。
オカマ(るっぱちゃん)は目ざとく運転手の名前までチェックしてたが。(名前失念)

そしてバスに揺られて上ノ台ゲレンデというところに着いたはいいが、「雪が積もりすぎてゲレンデまで行けないので」と中途半端な位置で降ろされる。
なんだよーと思ったが、そのいい男運転手君は「あそこでレンタルできますんで」とレンタルスキーの場所も教えてくれた。
いい子だね。(早川義夫ばりに褒めてみた)
教えられたレンタルスキーのところは80くらいのおじいさんが経営していた。

とにかく何を言ってるのか聞き取れない。

しかし
「ここで着替えてっていいよ」「荷物も置いていっていい」
「終わったら適当に板を立てかけておいてくれればいい」
「スノボのほうも置いてっていいよ、明日まで」
とよくわからないけどもサービス満点。
ご厚意に甘えてそこで着替えて荷物も置いていく。
るっぱちゃんのスキーウェアがスパイダーマン柄でとんでもなく派手でした。

そんなこんなのうちに時刻は11時30分くらいになっていた。
やっとこゲレンデ到着。
で、まずやったことは昼食とビールを飲むことだった。
ゆ・る・い!
いつだって計画性のない私たちですから。

でもやる時ゃやる子たちなんですよ私とるっぱちゃんは。
ガンガン滑りましたよ。ゴンドラやリフト、ロープウェイのようなものを乗り継いで山のてっぺんまで行ってガシガシと。
途中軽く道に迷ったりもしたけど。
あと山形蔵王はなだらかな場所が多すぎて、スキー向きでした。
スノボの私は何度板を足から外したことか。
火曜日だったのと、樹氷祭りの直前だったこともあってゲレンデは空き空き。
樹氷になりかけの木を見て「こわいよーモンスターだよー」と怯えたりした。
山の上のほうは風も強く、完璧な樹氷も盛りだくさんであった。

山のてっぺんに向かうゴンドラの中でるっぱちゃんがポケットからおもむろに笛を取り出した。

「山のてっぺんで吹こうと思って持ってきたんだ」

サックス吹きが本業(正確には無職)だから、笛を吹きたい気持ちはわかる。
けど、寒いし風が強いぞ山形蔵王山頂。
グローブ外したら指がもげるんじゃないのか。
しかしゴンドラの中で「何吹こうかしら」と練習をしだするっぱちゃん。
笑っていいとも吹いてよ、とか適当なことを言ってたんだが、結局JRスキースキーな感じで、ということで「チューチュートレイン」となった。
ナイス選曲!しかし果たして無事吹くことはできるんだろうか・・・

山頂の吹雪具合は私らの想像をはるかに超えておりました。

前 が 見 え な い よ

ホワイトアウトの世界だ。
しかも事前にここで吹こうぜ!と決めていたでかい地蔵のところまで行くのに結構歩くではないか。
猛吹雪の中向かったのだが、もう指がもげそうでたまらん。
一旦引き返してレストハウスで休憩。自然の猛威に触れてしばらく会話もなかったほどだ。
ほどなくして2回目挑戦。
今度は地蔵まで辿り着いた。
巨大な地蔵ときいていたのに、その地蔵も顔から上だけが雪から出ているだけであった。
どんだけ雪積もってんだよ!

るっぱちゃん、「チューチュートレイン」吹きだす。
私、それを携帯で写真撮る。

お互い指がもげかける。

ワンコーラスだけ吹いて撤収。逃げるようにレストハウスへ戻る。
ほんとに寒くて死ぬかと思った。
さっさと滑って下山。


・・・がその下山もカンタンにはできませんでした。
ゲレンデが何個もあるのだから、せっかくだから違うゲレンデに行こう!と適当に滑っていたのです。
そしたら気がついたら上級者コースに紛れ込んでいたのだった。
普通の上級者コースなら適当にも滑って降りることができるのだが
その上級者コースとは



傾斜38度の「横倉の壁」というやつだ。
傾斜もスゲエけどこぶがゴツゴツしてやがんの。
しかも↑の写真は雪崩起こしてる時の画像だ。どんだけ急角度なのかと。
そんなところをスイスイ滑るなんてもちろん不可能なので、「るっぱちゃん、先滑っててくれい。私はガタガタ降りてくから」と先にるっぱちゃんを送り出すことに。
るっぱちゃんはナヨナヨしているがサックスとスキーはうまいのである。
「あ、わかったぁ。あたし先滑ってるねぇ」と先に滑って行くるっぱちゃん。
その姿はすぐに見えなくなった。
スキー滑ってるとこういうところがスイスイ滑れるからいいよなー、と思いながらおそるおそる崖下を覗く。
ほんとに絶壁。おそろしい。
るっぱちゃんの姿はもう完全に見えない。
ゆっくりゆっくりと滑っていったところで、コブの合間からるっぱちゃんの姿が豆粒のように見えた。

・・・あれ?
帽子がふっとんでる?

近くにいたスキーヤーの人にストック手渡されてる?

あ、手渡されてるんじゃなくてそれで起こされてるのか?


ゆっくり下りながらるっぱちゃんに近づくと、るっぱちゃんの髪が雪まみれになっていることに気づいた。
鼻血が流れていることにも気づいた。
そして額にはでかいコブができていた。
こんなところで流血騒ぎ。

そんなるっぱちゃんに「ちょっと休むか!おしぼり濡らしてくるから」などと言いつつ、すぐに「ビールでも飲むか!」と言ってビールを飲ましたのは私だ。

救護室に行こうとしたらえらく遠いところにあるのでヤメ。
その後も懲りずに山の上に向かい、帰りは道に迷って大変だった。
ナイターもあったがあまりの寒さに断念。
帰りは蔵王温泉に浸かったが、公衆浴場だったのでほんとに風呂しかないところだった。

そしてバスはすでに発車した後で1時間弱待つという段取りの悪さ。

菓子を食いながらストーブの前で行きのバスの運転手を覗き見して待つ。
るっぱちゃんはストーブの周りの金網でタオルを干していたのだが、気がついたらタオルが焦げていた。
ジャイアンツのタオルだったのに。


続く

(股旅・戯れ言用に書いた1月26日、27日の山形蔵王スノボ旅記だけど
勢い余ってこっちに載せてみた)
2005年05月22日(日)

うれしはずかし順プライド物語

以前の日記で「私は演劇出身という人に違和感を感じるぜ」と書いた。演劇畑の人の大げさな演技は舞台ではどうか知らないが、普通に見ると「さむい」んだよバカ、といつも思っているのだが。

でも、松尾スズキを見るとポワーンとしてしまうんだよな。
理性とは関係ないところで。
ヒゲとか声がいいとか年齢(ホントの年齢知らないけど)とかが本能に訴えかけてくるのである。
抗えない。
理性で「ウケ狙いっぽいんだよ」とか「映画版インザプールは絶対小説を超えない」などと必死で考えるのだが、まったく抗えないのである。

そういう「不可抗力」のポワーンを感じる男性というのが現れると、なんつーかむず痒いんだよな。赤面しながら下向いて、「そりゃ、まあ、嫌いじゃないけど・・・」と消え入るような声で呟いてしまうような感じ。
モテるオヤジ雑誌「LEON」を「そこまでしてモテたいのか!オヤジになってまで!」と私はさんざんバカにしていたが、いわゆるLEON系のオヤジ(ちょいムチ、ヒゲ、ラテン系ノリなど)にも抗えない。むしろタイプすぎて。
ああ、不可抗力。
なんだろう、敗北感を覚えるんだよな、不可抗力系男性を目の前にすると。
「悔しいけれどかっこいい」それが不可抗力系男性に抱くモヤモヤである。
胸を張って「この人のことカッコイイと思ってるんです!」と何故か言い切れない。悪いことしてるわけではないんだがな。でも罪悪感。なんでだ。


そんな感じの私の最新「不可抗力系男性」は井上順なのです。


うわあ、なぜ井上順!
いまさら!
「藤竜也カッコイイ」というのは堂々と言えるんだけど、井上順てのは言えないんだよなあ。あまりにも恥ずかしすぎる。
恥ずかしいんだけど、自分の心の中だけで井上順にウットリしてるという状況も恥ずかしすぎて、ここで吐きだしてみることにしました。
もう会社や家で「井上順」とググってしまっている時などヒヤヒヤもんである。しかもイメージ画像探してたりするからね。ほんとに恥ずかしい。見つかると嬉しいんだけど、後ろを通りかかった人に「あ、井上順さがしてんだ」と思われるのが。顔から火が出るとはまさにこのこと。
しかもさらにお恥ずかしいことに、今、なぜ井上順なのかというと、たまたま再生したビデオに母が録画した「渡る世間は鬼ばかり」が映ってて(しかも2年くらい前のだ)、そこに宗方役で出ていた井上順に見事にやられてしまったのである。
宗方で出ていることはもう何年も前から知ってたし、実際に渡る世間も何回も見ているのに、そのビデオでズギャン!なんで葉子は井上順のもとにすぐに飛び込まないのだ、とイライラしたりもした。
ああ、ホントに恥ずかしい。
恥ずかしさが大きすぎて、敗北感もハンパない。
負けた。完敗である。

でも悔しいけどかっこいいんだよなぁ、井上順。
具体的にどこかはわからないんだが。なんとなく、なんとなく。
(いや、具体的に言えそうで自分がおそろしい)
2005年05月18日(水)

MUGON・・・嫌っぽい

昨日の日記にもちょろっと書いたけど、先週は安い酒ばかり飲んで具合悪くなって頭痛くてしんどかった。
ガード下の路上に丸いすが置いてあるような店で安い酒を飲むのはその場のスタイル通りだし、それはそれで楽しいのだが、やっぱりよくないなぁ、安酒。
何度となく書いていることだがまた引用してしまうけども、ジョージ秋山の言うとおり「安い酒ばかり飲んでると人間が安くなる」からね。
酒に金をかけないとかはダメだ。金かけてナンボ。
最近、巷じゃドラフトワンだののどごし生だの、「その他雑酒�◆廚覆匹箸いΔ佞兇韻燭發里�出回っているが、あれは酒じゃないから。
ビール風味の炭酸飲料。
どちらかというと「ビール味のキャラメル」に近いものがあるな。
それにしてもビール味ってどのへんに需要があるのかわからん。ビールは「うまい!」と思うが、それは決して美味という意味ではないから。真のビール好きは違うのだろうか。ビールガム、ビール味のプリン、ビール味のアイス、ビールラーメン、ビール味のカレー、ビール風味かまぼこ・・・もうこれ以上はやめとこう。

こないだもりえ坊と「発泡酒ファックオフ、その他雑酒論外」という話を新宿ガード下、っつうかしょんべん横丁で繰り広げていたところだ。
まがいモン、バッタモンはよくねえ!と熱い話をしていたのだが、途中から隣に座っていたカップルの様子がおかしいのでそちらに釘付けであった。
とにかく女が「今日は帰りたくないの」的ニャンニャンお色気全開。
ずっと男の腕をつかんで、時にはブチュブチュやっているのだ。
男のほうはまあ、人前だからという感じになだめてはいるのだが、女は構わず「もっとあたしだけを見て欲しいの・・・☆」という具合。
おそらく自分のことを下の名前で呼ぶタイプだろう。全然ギャルじゃないんだけど。
相席だったのでなかなかジロジロ見るわけにも行かず、かろうじて女の顔を目撃してみると・・・

あらま、目が充血。
えー!泣き声とか全然出てないのに泣いてんのかよー!
明らかに「まばたき少なくして目充血させて、の泣き目」だったけど。
「コイツ、女の涙を武器として使ってやがる!・・・」
いやあ、呆然とさせられました。むしろ驚愕でした。
だってここ、しょんべん横丁だぞ。
ディズニーランドとかの帰りに寄るようなイタリアンレストランじゃないんだぞ。

まあ、和服着た女性が年配の男性といるのならばこんな場末の居酒屋もあうだろうよ。演歌の世界ならば。不倫の世界ならば。
しかし、私の見た限りでは健全な20代後半〜30代前半のカップルでした。
昔は麻布のイタリアンとかも行ったのだろうけども、泣き真似してまでも必死で食い下がる女、そしてそれをたしなめながらも疲れて途中から泡盛ロックを立て続けに飲みだして荒れる男の辿り着いた場所は、新宿ガード下場末の飲み屋だ。
相席しているのは次々に酒を頼み、大声で「性欲は大事だなガハハ」などと話す女二人。
ちなみにこの女2人はしょん横に来る前は代々木公園で段ボール敷いてビール飲んでたという具合だから。
自分で言うのもなんだがひどいな。ひどすぎて、そのカップルにとっては終焉に最適なシチュエーションだな。


ウソ泣きを経て、女の必死で食い下がり具合は最高潮に達する。

男に抱きつく。無言のまま。

ああ!
声に出して言いたい「ここ場末の居酒屋だから」という言葉!
ここは晴海ふ頭とか芝浦じゃねえんだぞ!

男はうざったくなったのだろう。最初ははいはい、と抱きつかれたままでいたが途中から振りほどいて会話ナシ状態に。
そんな会話がなくなった彼らのテーブルに響くのは私の「ガハハ」という笑い声ばかり。
しまいにはもう、その男、ずっとこっちのテーブルに顔向けていたから。
対面に座っているりえ坊を見るとニヤニヤ笑っていた。
その瞬間りえ坊と私は言葉もなく、通じ合ってしまった。まさに目と目で。
そういう仲なんだ、私とりえ坊は。

「いやあ、私は束縛する彼氏とかカノジョって嫌いでたまんねー」
「束縛したり過剰に依存してくるオンナもオトコもうざいって私の友達がよく言うんだよ」
「恋をしてればすべて免罪符/無敵とか思ってるバカは全員死んでいい」

というような話をごく自然に話してみました。
ストーリーテリング調で。
私がガハハ調でそんな話をしている間、りえ坊、ニヤニヤしっぱなし。
性悪女たちで悪かったな。でも別にアナタがたの話ではないよ、どこかに実在するかもしれないし、しないかもしれない人たちの話ですよ。
しかしひとしきり話終わった際に、酔っ払ってヤケになっていたらしい隣のカップルの男のほうが急に
「どうっスか?」
と尋ねてきたのでビックリした。
りえ坊が「キター!待ってました!」という顔になったのが笑った。
笑いをこらえて「随分酔っ払ってますね」と応えたら「お互いね」と返された。
すかさずりえ坊が「今日は全然酔っ払ってないね」と言ったのもおかしかったが。

その後ほどなくして、完全に冷め切った感じでふたりは去っていった。
彼らの運命はどうなったのだろう。知ったこっちゃないが。
彼らのテーブルに残されたのはキャベツの山のみ。
3/4以上残っていた。
相席だったので「あーあ勿体ない」と言って私たちが食っておいた。
そのままゲラゲラ笑いながら。

別に私たちはなんもしていない。
別に酒が悪いわけではない。
別れるもんは別れるし、別れないもんは別れない。
ただそんだけのことだ。

でも場末の居酒屋で無言ってなあ。
その時点で別れの気配が漂ってるな。
場末の居酒屋ならば急に演歌歌い出しちゃったりするようなおっさんやガハハ笑いだけが蔓延していて欲しいものだ。
その場その場に合う飲みをしたいものである。
2005年05月17日(火)

街角はいつでも人いきれ、ではないけども

ここ最近「いい酒キター!」という日記を書いておりませんが、単にそういう飲みをしていないだけです。(安酒飲んで泥酔ってのはよくやってるが。もうやらないよ、ケミカルの味がするし)
やっぱり会社が家から5分圏内にあると飲みに行かなくなるのね。
心底飲みに行きたいナーと思ってもわざわざ電車に乗って夜から出かけるのはなんとなく面倒くさくなってしまうのだ。

しかし私は「寄り道大好き人間」なのである。
小学生の時からまっすぐ家に帰るのはなんだかもったいないなーと思って西友などに寄り道していたなそういや。
中学高校は池袋だったからほんとに寄り道以外したことなかったと言っても過言ではない。タワレコで洋楽雑誌をせっせと買ったりしてたなぁ。鉄拳タダゲーでやってたなぁ。
ああ、お茶の水のユニオンによく寄った。高校の時はなぜか神保町のユニオン溺愛だったけど。西新宿にも足を伸ばしたなー。
大学。
横浜川崎途中下車ばかり。
友達の家にも随分いたもんだ。酒飲んでねぇ。友達はあまり飲めなかったが。
これくらいから地方に行くことも多くなってきたが、帰り道に寄り道どころか、行きに温泉に寄り道とかしてたくらいだ。
そして社会人。
ほんとに会社帰りは飲んでばかりだ。寂しがり屋かよ。
出張に行けば古着屋や中古レコード屋に寄り、なんかよさそだなと感じる飲み屋に寄り、県を跨いでまでも友達のところに寄る。
寄り道が本当に好きなのだ。
むしろ私は寄り道ばかりしているうちに本道がどこだったのか忘れてしまいっぱなしの人生なのだ。いままでも、これからも。
寄り道ついでに知り合ったりする人々、めぐり合ったりする一品ばかりがいとおしく思えるものな。
NO 寄り道 NO LIFE
ってタトゥー入れてもいいくらいだよ。入れないけど。

そんなわけで寄り道ができないのは本当にしんどかった。
禁酒、禁煙なみにつらいぞ、禁寄り道。
もうこの町には四半世紀も住んでいるから「なんもねぇよ」という事実も十分知っている。「昼メシ食うとこねーよ」と言われてもごもっともです、としか答えようがない。ないもん、どこも。
山本直樹の「フラグメンツ」に収録されてた「この町には行くところがない」ってフレーズが繰り返されるマンガを思い出す。
山本直樹のマンガほどエロいことも何も起きないんだけど。

と思いながら土曜日にちょいと出勤。
いつもとは違うルートで帰ってみることにした。
生まれてこの方ずっと住んでいる町だから当然自分の出た小学校もある。
小学校の門の前なんか何年ぶりに通ったのだろう。
懐かしいとかそういう気持ちは皆無だ。ずっと住んでるし。

いやあ、驚いた。
小学校の横にレコード屋ができてるんだもの。

私の住んでいる町にはレコード屋というのが一軒しかなかった。
レシートを持っていくと15%引きしてくれる店だった。
まあ、私の世代にとっちゃ「レコード屋」ではなく正確には「CD屋」なのだけど、そこでプリプリとかを買った子が次の日カセットにダビングしてきて自慢したりするわけよ。
時が流れ、大型モールのようなスーパーができてその中に新星堂が入って、皆新星堂に行くようになった。
けどもロッキンオンを繰り返し読んで、すっかり増井修に啓蒙されていた私が欲しいCDは新星堂では売っていないことに気づいて、池袋に通ううちに外資系CDショップの存在を知り、ディスクユニオンの存在を知り、西新宿あたりの中古レコード屋の存在を知りどんどん遠くに行くうちに町のレコード屋のことはいつしか忘れてしまった。

ある時、その町で唯一のレコード屋の前を通ったら違う店に変わっていた。
新しい店がなんの店なのかも思い出せない。
それくらいどうでもよいことだった。

もう、アナログも扱っているような店じゃないとレコード屋と認識できなくなっていたのだろう。おそろしいな成長って。戻れないんだな。
だからアナログやCDでも中古レア盤みたいなのが置いてある店だけがレコード屋くらいの認識なのである。
そしてそんな店はこの町にはできるわけがないと思っていた。いや、思ってない。
無意識の中でそういうもんだと感じてた。

それが、どうだ。
小学校の横にできていたレコード屋はほんとにアナログしか扱っていないレコード屋だったのだ!
ビッグ・サプライズ!

ほとんど震えながら入店。
入ってすぐに「いつできたんですか?」と失礼な質問をしてしまうほどである。

歓びに酔いしれながらレコードを見る。
うわぁ、なんという品揃え!
数は多くないんだが「おさえてあるッ」という感じ。
いきなりポップグループの「ハウマッチロンガー」見つけて狂乱。
自分の町でポップグループが売ってるなんて!
そして値段がべらぼうに安いんだ。
VINYLのバカは見習ったほうがいいぞ。

試聴をさせてもらってすっかり居心地がよくなってしまってたのだけど仕事のアホ電話がひっきりなしにかかってきて鬱陶しい。
やめろよ!こっちはダブ聴いていい気になってるってのに!
(仕事の電話なのに後ろでダブ流れてるってのも向こうからしたらバーカと思うような状況かもしれないが)

その時持っていたかばんがレコスケバッグだったこともあって、店の方と話をしたりしてなんだかんだで1時間くらいお邪魔してしまった。
ほんとにいい店なのですよ。中古アナログ屋なのにソファがあったりして。
中古アナログ屋って通路がないくらいに段ボールにアナログが入れられていて、元祖ドンキホーテなのかここは、と思うほど雑然としているところが多いからな。
そして客も一心不乱に箱の中からバタバタとレコード取り出して、おい、そんなんじゃ底が抜けるぜ、と思うような「修羅場」状態。
レコード屋は戦場である。
俺VSレコードの場である。
だから雑然としているのも殺伐としているのも修羅場であるのも当然なのだ。
友人とレコ屋めぐりをする際など、レコ屋で待ち合わせだけど「じゃ!」と言って全然違う棚に一目散に散るということのほうが多いし。
「友人とレコ屋めぐり」って、「学生時代のマラソン大会」と似ているなぁ。
一緒にゴールしようね、とか言っておきながら相手を見捨ててラストスパートを賭けたりするのなんか、レコード屋において「今日はあんまり買いすぎないようにしよう」と言っておきながら「俺、すげーの見つけた!買うわ!」「いやいや、私なんかボックスセット買っちゃうわ」と戦利品を得意げに見せ合うのとまるっきり一緒だから。
こう書くとホントにレコードって人生だよなー「無人島レコード」ってのも無人島生活なんて生死の関わる状況なのになぜレコードなのか。それはレコード=おのれの人生(ナンシー関に言わせると「私はこういう人間です」という表現としてのレコードというチョイスらしいが)だからなんだな。勝手に納得。

だけど、まあ、そこまで真剣になりすぎるのもいかがなものか、とも思っていた。
もっと余裕があってもいいと思うのだ。レコードって嗜好品だから。
そもそも親や友人に「たかだかレコード/CDなのに何故そこまで真剣になるのか?」と言われたりすることはないだろうか?私はある。親に「そんなもんばかり集めてるから部屋が片づかないんじゃないか、捨てちゃえ」と週に一度は言われてる気がする。CDがなくなっていたりすると人を疑ったりするし。
ここまでくると病気の域だけど。
でも人に言われるまでもなく自分でも「それはやりすぎだなぁ」とはわかってるのだ。やりすぎな自分に自己嫌悪したりもするのだ。嗜好品だけどさ、結局モノなわけだしさ。
そんな「レコードとの真剣勝負」にちょっと面食らったりする時もあるという人はほんとに私の町のレコード屋に来てみて欲しい。
ゆったりした勝負ができるから。
結局レコードと向き合うって勝負になってしまうのは否めないな。まあ、レコードハントって言うくらいだからなぁ。


そんな私の町のレコード屋は「ダウンタウンレコード」というお店です。
http://downtownrecords.jp/
下町のレコード屋ですよ。
このへんに来る機会があったら是非。
シュガーベイブでもEPOでもいいが歌いながら繰り出してきてください。
私も寄り道場所ができてうれしくてたまらん。


ちなみに私のレコードマラソン友人、おかもっちゃんに「おらが町でいいレコード屋発見」と報告をしたら
「チクショー、負けたー!俺もレコード屋のある町に住めばよかった!!」
と嘆いていた。
レコードはどこまでも勝負を呼ぶ。
私たちはこのままずっと,こうやって円盤の上をぐるぐると走らされ続けるのだ。
でもね、たぶん、きっと。(でもねの意味わからないが)
2005年05月16日(月)

ついでにあやちんかん

こないだ銀座で仕事だった時にシネパトス銀座の前を通りかかったのだけど、またまた日活ロマンポルノ祭りが開催されておりました。
ああ、去年の日活ロマンポルノ祭りも見に行ったなー「悶絶!どんでん返し」に「桃尻娘」「花と蛇」(谷ナオミ版だ)、そして「天使のはらわた 赤い淫画」という素晴らしいラインナップ。
とりわけ天使のはらわたの救いようのなさは本当に感銘を受ける。映画界屈指の「どうしようもない」だから。ふざけた意味ではなくて。
今年は今から見るならば
「人妻集団暴行致死事件」
「悪魔の部屋」
「花と蛇−白衣縄奴隷−」
「宇能鴻一郎の濡れて打つ」
「ルージュ」
という順で上映らしい。
わ、しっかりと石井隆モノも入ってる。これは見ないと。
あとウノコー!どんなタイトルだこりゃ。

しかしなぜこんなにも毎年にっかつロマンポルノ祭りが開かれるのかというと、どうにもこうにもやはり「花と蛇2」公開記念らしい。
去年のにっかつロマンポルノ祭りの時の日記で「杉本彩の静子夫人は違うだろうありえねえだろう」と書いたのだけど、そんな意見は当然のように相手にされず、当然のように2作目完成ですか。萎えるなぁ。
一作目の予告編で「今世紀、もっとも過激な映画」などと謳っており、今世紀はまだ4年しか経ってないっつうの、と突っ込んでから早一年。
この一年の間に杉本彩は「SM」を売りにしてかなりのし上がった。
先日偶然くりいむしちゅーの番組を見ていたら、「どのタレントがどの持ち物を持っていたでしょうか」というクイズがやっていた。
4人の女性タレント(杉本彩・MEGUMI・熊田曜子・光浦)がそれぞれ一人ひとつの私物を提供するのだけれど、誰がどれを提供したかを当てるクイズ。
その4つのものというのが
「アイマスク(飛行機なんかで寝る用のやつ)」
「化粧ポーチ」
「キティちゃんのお年玉入れ」
「バラ鞭」
だったのである。
なんというわかりやすさ!
いや、いくらなんでもそんなにわかりやすい答えはないだろう。
杉本彩の提供したものはキティちゃんのお年玉入れだと信じたかった。
バラ鞭は熊田曜子がグラビアの撮影で使ったものだと信じたかった。
(どんな撮影シチュエーションで使うか知らないが)

しかし案の定バラ鞭の持ち主は杉本彩だった。
とほほ。
「はい、私はこれを提供するのよ」と言わんばかりに得意げだった杉本彩の顔を思い出すだけで脱力感に駆られるわ。

それどころか杉本彩は私物かばんの中身を見せる時に、文庫本をわざわざカバー外して見せていたのだけれど、その文庫本も

「O嬢の物語」

・・・・。
いいよ!そこまでやんなくて!
と思わずテレビに向かって言ってしまったわ。

こないだも草野仁や浅草キッド相手に「あなたはSかMか診断テスト」をやっていた。「草野さんはMですね」と言いながら草野仁にMというシールを貼ってた。
もうここまでくると杉本彩はSMにおける細木数子か。


SMは万人受けするものではない。
もっと精神的気質であったり、純粋に「性癖」だったりするから。
杉本彩がオーソリティということになっているSMってそういう真剣なSMではないと思われるんだよな。
「ネタとしてのSM」ちょうどそんな感じだ。
先日、わたくしもお客さんの会社の人たちと接待のようなものに参加してきたのだが、みんな酒が回ってあっぱっぱーになって
「××さんはSですか?Mですか?」
「いやぁーボク、どっちかというとMですねぇ」
という会話が飛び交ったのだった。
無論本物のSMの人などいるわけではない。
そして後日友人に「××さんMなんだってさ」と言ったら「それがわかったところで意味ないじゃん」と言われた。
そんな風な意味合いでの「SM」だと思うんだよな、杉本彩の言ってるSMって。
別の例を出すとすると、「ついでにとんちんかん」で抜作先生が三角木馬に乗ってロウソク垂らされているギャグがあったが、そのSMとも同じ意味だ。
なのに「さあ、私で抜きなさぁい、フフフ」と得意顔。
まぬけだなあ杉本彩。
抜作先生とイコールだというのに。


あと杉本彩の「これからはSMで行くわよ」宣言はなんとなく渡辺満里奈の「これからは台湾/おフランス映画/名倉潤で行くわよ」宣言と似ているような気がする。
満里奈は目指すところが「オシャレ」で統一されていた(名倉はおしゃれではないが)が、杉本彩の場合はなんだろう。
「学園祭の女王」「社交ダンス」「セックスレス」そして「SM」
果てしなく統一性がないが、強いて言うならば
「己の身体を誇示=セクシー」
なんだろう。
無理にまとめすぎか。社交ダンスは別にセクシーじゃねえか。


ついでですが「股旅・戯れ言」を更新しました。
4月終わりの仙台山形旅行を詳細に書いてみました。
よろしかったらどうぞ。
http://mykit.jp/pc/maaa55/
2005年05月13日(金)

ホーム・アンド・全然ドライなんかじゃない愛

うちの家族の中では総スカンを食らっているのに(ババアに「顔がババくさい」と言われる始末)なぜか人気の竹内結子が結婚ですってよ。
しかも妊娠ですって。
中村獅童は生中出しだったのか、なんて言い出すと話が下世話になっていくのでその話はこの際どうでもよい。
しかし妊娠3ヶ月で結婚て、典型的なできちゃった婚だなぁ。
「子供、できちゃったみたい、あたし産むから!」「責任とってよ!」とヒステリックにわめく竹内の姿が目に浮かびます。(母が言うところの「ババア顔」で)
明るい家族計画、なんて言葉は現存するのだろうかとまで思ってしまう今日この頃。
わたくしの仲良くしているみやらさんも明日いよいよ出産です。
思えばフジロックもその後の新潟旅行も台湾旅行も一緒に行ってへべれけになるまで酔っ払っていたみやらさん。
ああ、みやらさんと初めて会ったのはもう何年前のことか忘れたが、泥酔して「あたしの乳首見る〜?」と絡まれたんだった。しょんべん横丁で。なんという出会い。出会うべくして出会ったと言うか。
台湾から帰った直後に「妊娠した」と言われてビックリしたものです。あまりに驚いて会社から走って外に出たものだ。
それから今日に至るまでみやらさんのおなかはどんどん大きくなっていき、あんなにヘビースモーカーで大酒飲みだったのにタバコの本数も減り(決して禁煙ではなかったが)酒も飲まなくなり、いよいよみやらさんも母になるのだなぁと思わされ続けてきた。
それが気がつけば明日出産。
十月十日とはいうけれど、時の流れは本当に早い。
十月十日前にはミクロ単位だった御子もいまやおそらく3000グラム前後だ。成長って素晴らしいな。
しかし、人間てのは子供のうちはグングン成長するのに、ある時期になると成長が一気に停滞するのな。
というわけで私の十月十日前を振り返ってみようと思う。

約十月十日前の日記

「もう食べ放題には行かない」宣言してた。
志が低すぎ。即ち人間の程度も低すぎ。主婦ファックオフみたいなこと書いてるし。
そんなのを断罪してどうする。岡林信康も泣いてるぞ。


そして十月十日後、すなわち明日の予定

午前  適当な時間に起床

午後  適当な時間に昼寝

夕方  適当な時間に外出

夜   高円寺・円盤にて開かれるトークショーを見に行く


明日は振休なんで、こんな予定しか立てられなかったわ。
振休の日は起きたらベランダでまず一杯飲むのが最近の慣習なので、おそらく起きたら酒を飲むのであろう。
沖縄出身のみやらさんにあやかって泡盛でも飲むか。
そいで気分よくなったところで昼寝して適当に外出します。

ってほんとにダメな大人すぎですね。ちったあ成長したほうがいいな。

ああ、でもな!夜のトークショーは素晴らしいんだぞ!
なんといってもあの、田亀源五郎御大が出演だから!
むしろ田亀源五郎御大を見に行くために振休なんだよ!
「銀の華」「柔術教師」には号泣しました。あれのエンディングで泣かない人間は人間じゃないと思うほどの感動作ですよ。
とりわけ「柔術教師」は名作だ。「銀の華」のほうが大作(not池田)だけど。
出てくる人物が全員マッチョなクマ系でヒゲも生えてて、画面からはみ出さんばかりにそんな男たちが絡み合ったり嬲りあったりしていてくどいと言うかギトギトというか大げさな感じすらするのだけれど、ゲイの恋や愛はほんとうに切ない。儚くて胸が詰まる。ゆえにキラキラと眩くて美しい。
田亀源五郎のマンガはちょうどペットショップボーイズの曲に似ている、と私は思っているのです。以前にフジロックでPSBのライブを見たときに心底「ああ、田亀源五郎ワールドだなぁ」と思ったものだ。
愛の残酷さや無償の愛とはなにかとか、人間にとって愛ってなんなんだろう、というくさくてたまらんテーマを直に突きつけてくるのが田亀マンガなのである。
ドロ臭くて残酷でどうしようもなく濃いよ。
「世界の中心で愛を叫ぶ」や「いま会いに行きます」なんかで安っぽい涙流してる奴にゃ一生わかりっこねえ。


みやらさんの御子がいつか大きくなった時に
「××ちゃんが生まれてきた日、おばさんは田亀源五郎先生を見に行ってたんだよ」
と語る日が来るのだろうか。
言われたほうはどんな気分だろう?
それはやっぱり18歳過ぎてからのほうがいいんだろうなぁ。
みやらさんの御子に望むことはただひとつ。
「田亀源五郎先生の作品で涙を流せる人間になってもらいたい」
と。ほんとにこれだけでいい。
本物に心を動かすことができる人間になって欲しいなぁ。
明日のことを考えるといろいろとワクワクします。
とにかく無事に生まれてきておくれ、待ってるよ。
2005年05月10日(火)

就職エリート狂走曲

風薫るさわやかな季節となりました。
清清しい初夏の朝を皆さんはどう迎えているのでしょうか。
わたくしは某友人男子からの「昨日ソープに行った」という報告メールを朝一に見てしまい、なんだかやるせない気分です。
果てしない脱力感。ゆるい朝だなぁオイ。
桃井かおりばりに頬杖のひとつやふたつも突いてみたいような感じです。つかないけど。

なんてことはともかくとして、今朝は某大企業におります。
待機のお仕事をしているのですが、いつものような機械室待機ではなく、今回は普通のオフィスに普通に座っておるのです。
みなさんスーツびっしりオフィスにはカチカチというキーボードを叩く音のみ!という環境の中で、ひとり作業着でキーボードを叩いてはいるもののさっきからやってることは麻雀ゲームと「股・戯れ言」の更新、という私の姿はなんともまぬけだなぁ。

昨日も仕事だったのだが、さすがは5月の日曜日。
今日とは別の大企業本社にはリクルート学生がわんさかおりました。
そんな中をタバコ吸いながら歩き、門の前で作業着上着に着替えて入館。学生さん方が通される大ホールだか面接室だかではなくごく自然に機械室に通されるという自分。ああ、私にもリクルートスーツでおどおどと会社訪問をしていた時期があったんだけどなぁ、その頃はこんな自堕落エンジニアになるとは思ってもみなかったんだけどなぁ。
会社だって皆が大人で書類の束を担いで廊下をテキパキ走ったりするもんだとばかり思ってました。
上司はダンディズム、同僚は「愛と平成の色男」ばりのビジネスマン(たとえが古い。石田純一なんていても困るが。というか石田純一じゃもう部長クラスの年齢だ)、そして女子なわたくしは合コンに花咲かせるOL・・・

先日偶然「anego」というドラマを見たのだけれど、このドラマに出てくる職場がまさにこのような「就職前に思い描いていた『会社/オフィス』」そのものであった。
コーヒーを他の人の分も入れてきたりする派遣女子なんか見たことないわ。
たくさんの社員の前で「この人、社内恋愛してるんです!」なんて部長にチクる会社見たことないわ。
実際にはこんな職場ねえよ、と思うことしきり。
実際は書類の束なんぞ持ち歩きもしないし、あえて書類の束を皆が持って走ったりするのは「明日重要なお客様が訪問予定なので机の上をきれいにすること」というのが出た時に、皆慌ててシュレッダーの前に駆け込むときくらいだ。
上司はダンディズムどころか「まんこ」とかを平気で言う人だった。
同僚は色男ビジネスマンどころか童貞ボーイばかり。
そして私は「OL」と名乗ろうものなら「OLに謝って来い」と言われるような作業員ぶり200%だ。
合コンは誘いがあるどころか「合コン開いてくれ」と頼まれるほうである。
会社なんてこんなもんだ。

いや、私には到底手の届かなかった大企業というやつは実際には「こんなもんだ」じゃないのかもしれない。
うちのような中小企業の現実がたまたまそれだっただけで、実際の大企業などは「anego」のような会社が多いのかも知れんな。
そんなことを思いつつ、今いるこの某大企業のオフィスを観察してみることにしました。


とりあえずひとつ言えることは、

「男は全員、オタク然とした外見」

ということだ。オタクって語弊があるな。なんて言ったらいいのかなー垢抜けないのである。メガネ率が89%くらいなんだけど、皆、細い銀縁のメガネなのである。
そいで真ん中分けの、最近じゃお目にかかれない髪型の人たちばかりなのである。
格好だけじゃ「オタク」であるかどうかなどは判断できない今日この頃であるため、実際はオタクではないのかもしれない。単に垢抜けないだけなのかもしれない。おかしいな、全員スーツなのにな。
この際、格好は百歩譲ってもいい。
しかし、もっと深刻なのが、私が本日座らせていただいてる席の斜め前にいる方と思われるんだが、とんでもなく「洗濯物の生乾きの臭い」を発しているのである。
くさいよ。
もしかしたら自分が洗濯物生乾き臭を撒き散らしているんではないかと、心配になって何度も自己チェックを行ったんだが、やっぱりこの生乾き臭は別の場所から漂ってくるものであった。
しかも発生源が2箇所くらいあるような感じなのだ。
切ない。ああ、切ない。
大企業のビジネスマンはブルガリの香水の匂いくらいしてもいいものなんだが。
「大企業は洗濯物生乾きの香り」と書くとなんとなく「雨音はショパンの調べ」と似たような言葉だなと思えてしまうのだが、そんなことはどうでもよい。

その洗濯物生乾き臭もさることながら、もっともっと深刻なのが、ここの職場の偉い人らしき人物(推定40代後半)の口調である。
「××さん、ちょいちょい(指で招くしぐさをしながら)」
とさっき言っていたのだ。
ちょいちょいて!
それって擬音だろう。マンガで吹き出しの外に書いてある文字だろう。
その擬音が発声されるのを耳にした瞬間
「オタクが老いるということは、とても残酷なことだなぁ」
などと思った。
「ちょいちょい」っての以外にも「たじたじ」とか、「うじうじ」「プンプン」とかいった擬音をいちいち言葉にしたり、ヒヤっとした瞬間に一筋汗が流れ落ちる、という喩え表現をわざわざ指で頬をなぞって、しかもご丁寧なことに「タラーッ」と効果音を入れて表現してしまう人を見るたびに、
「なぜそんなことをわざわざ口にするの?/態度に表すの?」
とずっと疑問に思ってきた。だって不自然な動作じゃないか。
行動のデフォルメというか、感情の大げさ表現はおそらくアニメやマンガが発端になっているんだろうけども、それを実際に自分の身で表現していくと知らないうちに行動だけが習慣となって残るんだね。
だからやってる自分は不自然ともなんとも思わないのだろう。
それがその表現を共有できる相手と一緒にいる間はよいのである。回りも不自然だとは思わないから。
若いうちというのもよいのだろう。若い人は変わった表現をするからね。
さっき貰ってきた「魁!クロマティ高校THE MOVIE」のチラシにも
最近の女子高生は「これって超クロ高?」という言葉を使うとか書いてあったからね。笑えるって意味らしいが。
実際に使ってる人見たことないけど。
私たちの知らないところで言葉は生産されているのだ。

しかし歳をとってそんな言い回しをしていたら単に「みっともない」のである。
単純に「おまえ、ばかだろう」としか思われないのである。
「最近の若者の言い回しが気になる」などと嘆く資格なし。
それどころか、人にいろいろと指導する資格もほとんどなかろう。
「あーこの人、オタク的な言い回しを20年以上使ってきたんだな。バカだろう」
と私だったら思っちゃうけどね。
そして会社という環境は「汗タラーッ」などというジェスチャーや擬音を実際に発音しないで生きてきている人のほうが多いのだから、「周りが俺を理解してくれる→ごく自然な会話」ということもない。
そんな会話するのは普通にきもい。

が、そういう会話が普通にまかり通っていたのだった、某大企業のオフィスは。
ごく自然だった。
ということは「まわりも自然な会話だと思っている」ということなんだろうか。
人を外見で判断してはいけないが、やっぱりオタク的素養の人が多いのかなここは。

まあ、何が言いたいのかというと
「大企業なんてたいしたことねえよ」
ということ。
これを読んでいる人に「これから大企業を受けたいと思ってるんです!」という明るい未来の持ち主がいるとは思っていないが(いたら失敬!)。
大企業に入ってキミ(誰だかわからないが)を待ち受けているのは、明るい未来でも理想のオフィスライフでも人生のパートナーでもなく、洗濯物生乾き臭をプンプンさせているオタクたちだけだからね。

でもその洗濯物生乾き臭の発生源らしき男性は
「GWはカミさんの実家に行った位で終わっちゃいましたよ〜」
とか言っていた。
大企業なのでいちおう、人生のパートナーも見つかるみたいだ。
どこにでも希望はある。がんばれ就職。
2005年05月09日(月)

午前7時77分

人がまっとうに生きていくということは
「朝起きて、仕事をして、夜眠る」
ということだ。と、以前聞いた。その通りだと思う。
頭おかしい人って寝ないとか、昼夜逆転てのが多いからな。ダメ人間も昼夜逆転多いし。無職の人もそうだろう。いや、昼夜逆転してるから無職なのか、もはやどっちがどっちだかすらわからない。
仕事ってのは別にお金がもらえる仕事だけではなく、学生ならば学校に通うということだ。「与えられたことをちゃんとこなす」というニュアンスです。
ためしに「あ、こいつダメだな」と思う人の生活を観察していただきたい。
大体「気がつかないうちに寝ちゃってて起きたら午後4時」とかだったりするからホントに。


と、ここまで偉そうに書いておきながらなんだが、私は朝起きることができない人間なのである。
ああ、先天性ダメ人間。結構な年数を生きてきたけれど、「朝、苦しまずにすんなりと起きる」というのは未だにできたためしがない。
だいたい午前9時が出勤時間だとすると午前7時には起きなきゃいけないのだが、本当に起きるのがつらい。
ちなみに私の平均就寝時間は午前1時とか2時だ。
(さらに言うと酒が入っていることが8割だ)

午前2時に寝れば午前7時になんか起きられるわけがない、だったらもっと早く寝ればいいじゃないか、とよくアドバイスされます。
しかし、たとえば午後8時に帰宅して、なんか疲れたなーメシ食う前にちょっと横になりたいなーと思って横になると、そのまま眠りの世界に吸い込まれるということがある。
そのまま眠る、眠る、眠る。ひたすら眠る。
見たかった深夜番組のことなんかすっかり忘れて眠る。
かかってきた電話の着信音にすら気づかずに眠って眠って、ようやく目が覚めると・・・

ンマー!
午前9時!

という具合ばかりなのだ。
しかもタチが悪いことに二度寝したりするからね。
無論午前休である。

午前7時に起きられないのは社会人になる遠い前からである。
大学もちょっと遠いところに通っていたので、一限(9:15開始)に間に合うためには7時どころか6時半には起きなければならなかったのだが、ことごとく起きることができず。
おかげで大学1年時の取得単位は19単位であった。
48単位分履修してたのに半分も取得できないでやんの。
まあ、うちの大学は3,4年になると一部と二部がごっちゃになるので、二部の時間帯の授業を取ることができてそのおかげで事なきを得たわけだけど。
みんながENJOY!大学フリーダム生活!を送っている間は授業みっちりでした。


長年「朝7時が起きられない」をやってきて、いろいろ考えてみたのだが

私の身体は「午前7時は睡眠の時間」と認識しているんではないか

というのが、今までで一番有力な「朝7時起きられない説」なのです。
よく、「夜は全然起きてられない/午後10時を過ぎると眠くなってしまう」という人がいるけれど、それも早起きしているからが原因なのではなく「午後10時以降は睡眠の時間」と身体が認識しているんだと思う。
思いたい。
いや、思うことにしよう!(提唱)
実際に一晩中飲んでも朝6時以降は眠くなります。起きてられません。
それは午前7時くらいが睡眠の時間だからなのです。
ああ、なんてポジティブシンキングな説なんだろう。
前回の日記でも書いたが、こないだ見に行ったアラバキロックフェスでもチャボこと仲井戸麗市が
「俺はこのくらいの時間は毎日昼寝してるけど」
と午後3時くらいに言ってたけど、それは
「チャボは印税ガッポリで働く必要がないから午後3時でも寝ていられる」
んではなくて
「チャボの身体は午後3時は睡眠の時間だと認識している」
というのが正解なのだたぶん。
チャボがMCで「あ、あ、あ、あ、アラバキぃ〜」とどもりっぱなしだったのは、眠かったからなのだたぶん。


「おまえ、クラブに遊びに行っても午前2時くらいで寝ちゃうなよ、付き合いわりーよ、朝5時まで踊ってくれよ」
などと言われたらこれからは
「午前2時は俺のカラダが睡眠の時間ってみなしてるからムリだわー」
と答えよう。
「やるべきことがあったのについうっかり午後全部使って昼寝しちゃった、自己嫌悪の嵐」
という風に気分が沈んだらこれからは
「私のカラダは午後を睡眠時間とみなしているの。自分に正直に生きるわ」
とうまく気分の切り替えをするようにしよう。


まあそのように自己意識を変えても、「朝7時に起きなければならない」というのは社会人として生きていくにはこなさねばならないことのひとつなんだが。
生きていくってつらいことだ。
そして、睡眠時間に関してはカラダの認識が心の認識と違うのだからしょーがないなどと新説を唱えても、世間的には「言い訳」「自分に甘い」と言われてしまうのだった。
世間てのはいつだって冷たいものだ。


就職活動をしていた際にもやはり、この、「朝7時の壁」を超えることができないと早い段階で悟っていたので、ここは発想の転換大事!と思い、
「家から近い会社を受ける」
ことにした。実際に受けた会社でもっとも近い会社は家の目の前だった。
近すぎて落ちたけど。
通勤時間最大30分!を目処にいろいろ受けていたのだが、結局「まあ、30分ギリだけどここいらで勘弁しといたる」と池乃めだかばりに思ってて入った(というかここしか受からなかった)会社が今の会社だ。

勤務地赤坂だと思ったら平和島という罠にはまってしまったが。

結局通勤時間1時間。

無論起きるのも午前7時。

そして午前7時に起きられず遅刻の嵐。



なんでこんなに午前7時から逃れられないのかよ!



しかし社会人も何年かこなせば、それなりに午前7時に起きられるようになってくる。
たまに二度寝もするけれど。
ああ、このまま午前7時に起きる生活を送っていくのだなぁ、私は、などと腹を括るようになる。
それが社会人ですもの。ダメ人間だけど。

と思っていたら。

会社が私の家から5分のところに引越しをすることになったのだった。

なんということ!
午前7時の呪縛は、「克服する」ではなく「回避する」によってジ・エンドを迎えることになるとは思ってもみなかった。
でもまず最初に思ったのは「遅いよ!」だったけども。
最初からおらが町にいてくれよ、会社さんよぉ。


そんなわけで今日から午前8時起きの生活をしています。
なんてすがすがしいのだろう。
これは無理せず続けられそうな朝起きだ。
これからは真人間として頑張っていきます。
そのうち「私のカラダは午前8時を睡眠時間としてみなしている」とか言わないように気をつけます。
2005年05月06日(金)

みちのくふたりのビッグショー

世間はゴールデンウィークですが普通に出勤中。
いいんだよ!別ンところで休みとるからな!

というか4月28日から5月1日まで仙台→山形に行ってました。
また東北!
ここ半年でどんだけ東北行ってるんだよ!

11月初め  いわき
  半ば  秋田仙台
12月終わり いわき水沢山形
      山形
1月初め   北上
終わり  山形蔵王
3月初め   山形
3月半ば   北上秋田酒田山形仙台
4月終わり  仙台山形

半年で9回だってよ。ありえない。
こんだけ行ってるのに青森行ってないことがありえない。
そして今回の旅の同伴者はおかもっちゃんでした。
おかもっちゃんと私は純粋小学生マインドな仲ですばらしいよ。男女超越しすぎて。過ちとか起こる可能性ゼロすぎて。

今回の目的はアラバキロックフェスティバル鑑賞でございました。
アラバキは2年前にもCKB見たさに足を運んだのですが、今年もようござんしたよ。
今年いちばんよかった、というか泣けて笑って踊って歌って楽しかったのは大西ユカリでした。フェス特有の短いステージの中に、すべての人情やたまらんことや、くだらないことや、唸るようなことがぎっしり詰まっていた。
生きてくって楽しくて、やがて哀しくて、どうしようもなくて、愛くるしくてたまらんことだなぁ。
大西ユカリの歌の旨さがじんじん沁みた。
あーくそ、春一番で見たいってば。

そして麗蘭も清志郎も素晴らしかったのだった。
麗蘭はチャボのMCがヨイヨイで、ちゃんと話せてなくておもしろかった。
気持ちが高ぶっちゃって口がついていかない感じ。
「俺は普段、この時間は昼寝してるんだけど、今日はがんばって起きて、こうやって出演できてよかったぜい」
というのは名言だと思う。
そうか、3時くらいはいつも昼寝してるのかチャボ。
清志郎も曲順間違えたりしてとばしていた。
今回も甲本ヒロトや奥田民生やクドカンやスカパラホーンズなどをステージに上げていたけど、チャボはやっぱり出ないんだな。

スクービードゥは熱い熱いステージだったな。
あんなに熱いステージならば、野外でやったほうがよかったのに。屋内でちとかわいそう。「モジモジしてんじゃねえよロック少年!」と煽ったり、武藤のプロレスLOVEポーズを連発したり、いやぁ信用できるな。
あと、私が楽しみでしょうがなかったのはスパゴー&民生。
私、スパゴーが好きなのですよ実は。「ざまーない」とか口ずさんでしまうのですよ。「悠々自適」という曲は本当にいい曲だと思うのだ。
「ああ せめてもう少し 残高増えたらいいよね これ以上特別な贅沢したいと思わないけど」
今の、この歳になってから聴くと余計に沁みる歌詞だな。
しかしバンド・ハズ・ノーネームは微妙に麗蘭とかぶっていたので殆ど見なかったも同然。
まあ、スパゴーは後夜祭で見られるからいいや、と高を括っていたのですが・・・

後夜祭見ませんでした。
仙台港、風強すぎで寒いんだモノ。寒くて体力奪われすぎた。
UAやってる間、寒いにも関わらず死体のように横になって寝ていたんだけどあれで体力を奪われたようなものだ。

一緒に行ったおかもっちゃんとマリコ嬢も寒さのあまり震え続け、ふたりとも
「トイレの中が一番あったかい、臭いのもガマンできるほど」
と言ってたけど。

昔ならば跳ねて飲んでマンヨッパでへろへろになっても後夜祭行ってたんだけどなー若いつもりが歳を取ったということか。
まあ、おかもっちゃんは後夜祭参加で朝までハッスルだったが。

仙台メインイベントはアラバキの翌日である。
「温泉でも行こうぜ!」と張り切り、仙山線に乗って作並温泉を目指す。
この仙山線、以前も水沢から山形に向かう際に乗った事があったんだが、その時は寝ていたので風景などはあまり見ていなかった。
が、今回はおかもっちゃんと一番前の席を陣取り、電車でGO!気分を満喫する。
私、25歳、おかもっちゃん26歳ですよ。いい歳こいてますよ。
汽笛がポオーゥッと鳴るとそれに合わせて「ヒューッ」と声を上げ、まるでライブさながら。
「今のはブレイクみたいなもんだな!」とか言って。
テンション上がりすぎ。
在来線なのにビール飲んじゃってたし。
こないだの電車事故で「一番前の車両に乗るとあぶない」とか言われてるがそんなことはNO問題であった。

そしてはしゃいでいるうちに作並駅着。
作並駅からはニッカウィスキー工場行きのバスと西仙台ハイランド行きのバスと作並温泉行きのバスが出ていたが、温泉行きに乗車。
ニッカ工場行きたかった・・・
西仙台ハイランドはバンジージャンプができるらしいが、乗客はゼロであった。
我々は温泉に行ったが、ここの温泉てのが混浴つきなのな。
しかし実質的には混浴は男湯なので入れず。くやしい。
こんなすばらしいところだったのですよ。



女湯はもうちょっと規模が小さいとこであった。まあ、堪能したけど。
しかしおかもっちゃんが男なのに、この岩風呂を堪能しなかったのはもったいないなと思った。


その後温泉上がって、「やっぱ蕎麦とか食いてえな!」と言っていたが店がまったくなくてダメ。
あってもラーメン屋ばかりで、「なんだよこのラーメン激戦区ぶりはよぉ!」と怒りつづけた。ラーメン嫌いじゃないが、こんな山間まで来てラーメンサミットはないだろう。
しょうがないので高級旅館に入って昼食。
しかし食べたのは「ねばねば丼」という、まるでアロマ企画のフェチビデオのような名前の丼であった。
それなりにうまかったけど。

その後、作並駅でおかもっちゃんと別れた。
おかもっちゃんは仙台へ、私は山形へ。
こういう風にゆるく「じゃーね」ができるのはいいな。
そして別れた後は爆睡、次いで泥酔。
余談だが、作並の駅から見える山の形がヘンで、「もっこり山」と勝手に命名してみた。
なんだかくだらないことで笑いまくった旅であった。
初日に国分町行ったときも、お店の人に「ずいぶん楽しそうでしたね」と言われたほど。いやあ、パンクス女の話をすると盛り上がってしまうからしょうがないのだ。


本当は5月1日から急遽福岡に行くことになりそうだった。
こないだ日記で「5月は青森か福岡に行きてぇなー」と書いたばかりだったので、あまりにもビックリ。しかし福岡に行く覚悟(そんなのが必要なんだ)もできてなかったし、SEの人が行きたがってたので今回は譲ることにする。

そのかわりな!
早く5月25日になってくれないものか。
(あ、前回と同じ締め括りになってら)
2005年05月01日(日)

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