diary/column “mayuge の視点
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サル友がやって来た

 saruの親友、ゆりちゃんが日本からやって来た。

 やっぱり日本では、「SARSの国」へ行くことを周囲から相当心配されたそうな。saruも「ゆりちゃん、来れなくなるかも(涙)」なんてションボリしていたんだけど、よかった、無事来られて。

 ちょうどナカジも日本から帰ってきたので、さっそく4人でメシを食いに。

 久しぶりのcardero'sは相変わらずいい雰囲気。でも、席についてからなかなか注文を取りに来なかったので、ちょっとキレて、軽く文句を言ってしまった。いつもは超キビキビとしたサービスなのに、「どないなっとんねん、シカシ(眼鏡のズレ直す)」。でもそのおかげで最後にビールをフリーにしてくれたんだけどね。

 それにしてもロブスターってヤバイ(うまい)ね。なにげにmayugeはこの日「人生初ロブ」。海の巨大ザリガニだろ?なんて敬遠したまま30年ほど生きてきちゃったけど、食わず嫌いはイカン。あの、いっぺんにたくさん口に入ってくる「プリプリ」は、カニでは味わえない。カニって、ほじくっても食べられる部分が小さいからむかつくんだよね。面倒くさくて、もういいって感じ。

 さてさて、今後ハマりそうなこの「ロブスター」。一つだけ贅沢を言えば、

 「味ポンで食いたい」。

2003年06月29日(日)

『Oops!』編集後記(6月下旬号)

 今月末をもって休職することになりました。クソ生意気な男の言葉に耳を傾けて下さった関係各位に感謝致します。でもせっかくなので、もう一度夏を味わってからバンクーバーを離れる予定です。またいつか、どこかで。

2003年06月20日(金)

もう一人のmayuge

 昨日、saruに誘われて彼女の元同僚のお宅へ。

 その人はミサコさんというんだけど、saruがいつも「ミシャコシャン、ミシャコシャン」と呼ぶので、ついそう呼びそうになってしまった。でもここではそう呼んじゃお。

 話は戻って、UBC近くにある、そのミシャコシャンんちへ。彼女はmayugeやsaruと同い年の「今年三十組」なんだけど、我々とは違い、すでに2歳の男の子がいる。こいつがまた、ミシャコシャンにそっくりなんだわ。カナディアンの旦那さんにもよく似てる。

 それにしても不思議だよねー、子供って。本当に両方の遺伝子が混ざってるんだね。人間ってよくできてるわ。

 で、その子の名前が「ケンジ」。何を隠そう、mayugeと同じ名前なのだ。実は会う前からsaruにケンジの存在を聞かされていたので、「同じ名前だなんて、どんなひねたガキなんだろか」と身構えていたんだけど、こいつが人の子なのにかわいいのよ。

 日中お父さんと一緒にいるからか、英語のほうが頭に入っているようで、何か聞かれると「Nope(Noのこと)!」「Yep(同Yes)」とか答えんのよ、いっちょまえに(笑)。

 お父さんがお客さんを楽しませるために、「ヘイ、ケンジ。キミのお気に入りの歌は何だっけ?」とかいろいろ質問をするんだけど、おかしいのが、聞かれた質問が分からないと「ハ(Huh)?」って聞くんだよね。2歳ながらに、一応質問の意味を理解して、「そう」「ちがう」「何?」と答え分けてんだね。しかもそれぞれ表情がある。本当に目を開いて「えっ、何?」っていう顔で「Huh?」だよ。半分日本人の顔して(笑)。なんか見てて楽しかったな。

 mayugeは超がつくほどの子供嫌いなんだけど、ケンジは見ていて飽きなかった。たまにこういうかわいい子もいるんだね。

 ま、自分の子は欲しいとは思わないけど。

2003年06月15日(日)

おとーちゃーん(涙)

 週末、ビデオで『About Schmidt』を観た。

 ジャック・ニコルソン主演のコメディータッチのドラマなんだけど、ちょっとホロっときてしまった。ジャック・ニコルソン演じるシュミットじいちゃんを見ていると、自分の父親を連想してしまうから……。

 いい映画だったので、ストーリーを紹介しちゃいます。

 主人公は、リタイアしたてのシュミットじいちゃん。惜しまれつつ保険会社を定年退職したものの、いざ時間ができてみると何をしていいか分からない。40年以上連れ添った奥さんは毎日能天気に暮らしている。最愛の一人娘は、わけのわからない男と結婚すると言い出す。退職時のパーティーで「お近くにお越しの際は気軽に立ち寄って」と言われたものだから、バカ正直に会社に顔を出したら、煙たがられてしまう。しかも自分のポストには、いけ好かない若造がついていた…。

 とまあ、「リタイア・ストレス」みたいなものが溜まっていくわけ。そんなとき目についたのが、「Foster Child(養子)」の勧誘DM。アフリカの恵まれない子供たちの里親になりませんか、というような内容で、こちらでは比較的盛んなんだとか。

 「誰からも必要とされていない」というような苛立ちを感じていたシュミットじいちゃんは、思いついたようにそれを始める。養子となったのは、「Ndugu」というアフリカの男の子。こういう、名前がそれっぽいところが小技が効いてていいよね。

 で、その子へ向けて毎月小切手と手紙を送り始めるんだけど、手紙はついつい日頃の愚痴になってしまう。「ウチの嫁と来たら…」とか「娘も全然自分を気に掛けない」とかね。じいちゃんは書斎の机に座って、ガリガリとペンでそれを書く。この世代はパソコン使わないからね。

 ストーリーは、じいちゃんの奥さんが事故で亡くなるところから動き出す。いよいよ一人になってしまったじいちゃん。亡き奥さんが、退職記念に内緒で買ってくれた(でもじいちゃんにはちょっと迷惑だった)大型キャンピングカーで、娘の住むデンバーへ。

 じいちゃんは、娘の結婚を止められるのか。そして自分と暮らすことを納得させられるのか――。

 最後は、アフリカからの手紙で幕を閉じる。Nduguくんの面倒を見ている修道女さんが綴った手紙だ。そしてその封筒には、もうひとつ何かが……。

 詳しくはご自分でお確かめください(笑)。

2003年06月09日(月)

『Oops!』編集後記(6月上旬号)

 元気がない人を励ます。これはすごく難しい。その人の痛みを全く同じように感じてあげることはできないから。ただ黙って話を聞く。それならできる。いつも傍にいる。うーん困った。これは遠くになったらできないな。

2003年06月06日(金)

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