2011年12月07日(水) |
EMI ROCKS THE FIRST |
EMIが、東芝時代1960年代から90年代くらいまでの日本のロックのファーストアルバムの復刻というコンセプトで、通常の廉価盤と紙ジャケでリリースを続けているのだが、時代性は無視してとりあえずデビューアルバム。。。ってところが潔い企画だと思う。
http://www.emimusic.jp/emirocksthefirst/
第一回の10月リリース分では、ジャックス、ワイルドワンズ、加藤和彦などの定番の名盤に混じって、すごいことに
◎ジュン上久保『サンフランシスコの奇跡』、72年当時はほとんど誰も知らなかったという超マニアックなアルバム。
◎アニメシンガーとして知られる串田アキラの若きR&B歌手時代のアルバム『爆発するソウル』、元ボルテイジで、ステージ101にも出てた。
◎ズーニーヴーの高橋と奥様の早苗(元じゅんとネネ)によるユニットであるアマテラスのアルバム・・・
などといった偉大なカルト作品もリリースされている。
そして、12月のラインナップを見ると、マモルマヌー、エディ藩(実質的にはファーストではない)、ランチャーズなどのGS関係も入っているのだが、やっぱりハプニングス・フォー『マジカル・ハプニング・ツアー』の解説は書きたかったなあ・・・ と思っていたところで、なーんと日本最初のグラムロックンロールバンド、ルージュ『ベスト・オブ・ルージュ』の解説のお仕事をいただいた! おなじ三多摩地区出身者としてはこの執筆はがんばりたい。これは中々の問題作である。こちらは1月にリリースされるみたい。 そういや数年前に小学校の同窓会で友人から、ルージュのメンバーについて訊ねられて吃驚したなあ。スクリューバンカーズのライブ盤、もっと聴きたいね。CDならないかな。カセットはいっぱいあるけど。
ダウンタウン・ブギウギ・バンドの『脱・どん底!』も12月に出る。これは大好きなアルバムなんだけど、あの雰囲気のあるオリジナルジャケットで出すべきだと思うのだ。リーゼントでもツナギでもない普段着のメンバー、如何にも70年代のサエないお兄ちゃんたちって感じが音楽の内容と合っているのだ。 リーゼントといえば、トラブルの『ザ・トラブル1982』も12月にラインナップ。ハンブルグ時代のビートルズというか、キャロルのフォロワーとしては代表的なバンドであり、あの名曲「ミスター・リッケンバッカー」は最高のロックンロールナムバー。
今後のこのシリーズ、個人的なリクエストでは、 結成時はハプフォー+フラワー的な豪華メンバーだったスーパーグループ、トランザム。74年のデビューアルバム『トランザム』をおねがいしたい。これ、ジャケットは植草甚一の絵じゃなかったかな? あと、竹田和夫の78年のソロデビューアルバム『ミスティモーニングフライト』ってCDで買えるのかしら? これには「ムー一族」のテーマ曲が入っている。 ぜひとも。
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