Kuragegawa Riv.
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某小学校教師@11年目の日記。


2004年06月07日(月) プール開き



プール開きだったんですよ。




・・・関東、朝は雨でしたけど。



雨の時なんだから、素直に延期すればいいのに・・・とか思ったんですけど。




学年主任先生(3歳の愛娘が洗顔してたので、「目の方も洗うんだよ♪」って教えたら目玉を洗ってた、と語る娘メロメロ。)が、「プール開きはあるけど、プール仕舞いって最近やんないよねー。」と語ったんですけど。





とにかく体育館でプール開きをしました。場所が違うだろ!というツッコミは心の中でほぼ全員がしてるからそれは置いておくとして、問題は体育主任先生が「プールで事故が起こらないように、魔法の粉とキレイで透明な水を使ったおまじないを先生達が後でしておきます。」と言ったんですね。





〜数日前・職員室にて〜




「体育主任先生!隣小学校はプール開きに『八海山』を使ったらしいですよ!」



「なにおぅ!?じゃあこっちは『越乃寒梅』でいくぞ!負けるもんか!」






・・・ちなみに本日、職員室に置いてあった見慣れぬ酒は、聞くところによると『越乃寒梅』より1ランク上だ!(鼻息あらく)とのことです・・・・。











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2004年06月05日(土) 救急救命法




プールの季節が近づいてきたので、毎年恒例の救命法のお時間がやってまいりました。人工呼吸や心臓マッサージを習い、イザというときに備えようというわけです。




「ちょっと海月ちゃん、指は2本で気道確保よっ!」



「強すぎるとムセて吐いちゃうから、もっと穏やかに!」


「手の位置はこう!」




・・・いざという時は、誰か呼ぼうっと。




という、あながち冗談でもない感想はイイとして、怪我をした時の止血法も聞きました。なんでも出血部位より骨に向かって傷口を押し付け、血を吸った布などは救急隊員が来るまでずっと押し付けたままが理想的とのこと。ナントカ圧迫法、と言ってましたが忘れまちた(核爆)あ、あと「余裕があるなら心臓より出血部位が上」ということで、何より優先すべきはやっぱり「骨に向かって押すこと」だそうです。




・・・よし、これで歌謡ショウ帰りで酔っ払った時に役者さんを見つけて厚顔無恥にも話かけまちたその際はご迷惑を折笠さん(と後一名)の余韻をぶっとばした「池袋駅にて目の前の酔っ払いが階段ですっころび頭を出血した事件」がもう一度来ても大丈夫ですね大丈夫ですよねMさん?私、きっと覚えてません。あなたの記憶力に期待します。










2004年06月04日(金) 出張





今年に入ってから初めての、子どもたちを置いての出張でした。去年は出張(つまりは初任者研修)が多すぎたので心配でしたが、今年は少ない(イヤ・・・コレが「普通」というヤツなんだろうが)ので、ウキウキしながらも心配です。だって金曜日の午後授業しなくていいんだよ?ウキウキじゃないかぁ、あっはっはっはっは!







・・・あ、学年主任先生!どうでしたか、ウチのクラスの子どもたちうるさくなかったですか?



「給食の時間に、うるさかったねえ。」





「え、それはそれは申し訳・・・」




「海月先生の代わりに給食に出てたI先生が。」



「・・・・・・。」




「すっごいでかい声でハッピーバースデー歌ってたよ〜。それ以外は静かにやってた。」





・・・・・・・・・・・・。








2004年06月01日(火) 人を、殺す、というコト




本日、また哀しい事件が一つ発生しました。長崎といえば金欠ゆえに教員採用試験を受けられなかった土地でもあるのでショックもひとしお。なんて個人的感慨はいいとして、小学校6年生の女の子が、いくら感受性豊かな年頃とは言え、呼び出してカッターで首を切ろうと思う心境や如何に?と殺した児童殺された児童、どちらにも同情してしまうのです。詳しいことはまったくわかりませんが、殺した児童はかなり(こういう言い方はなんですが)確信犯、ではないかと思うのです。


・禁止されている(と思う)カッターをわざわざ学校に持っていって


・先生にもっとも隙が出来るお昼の時間帯を狙い


・わざわざ先生に見つかってもある程度不自然ではない、校内の空き教室を選んでる。





殺すつもりは最初からあったのかなかったのか。もしかしたら殺されそうになったので返したのかどうか。彼女らと遠い我々には伺い知れぬ事情がきっと在ったのでしょう。





・・・最近図書館に通うクセが復活したので、好みの作者を中心に再び読書熱が復活しております。その中で印象に残った「沙高樓綺譚」(浅田次郎著)の中に、『人を殺すってのは難しい。お互いに生きている人間同士だから。殺せば殺すほど難しくなる』というようなことが書いてありました。殺意の有無は問わず、何故人は人を殺すかという語りの中に。




この事件で立ち返るべきは、私たちは何を子どもに伝えていくかについて。



今日から改めて、考えることになりそうです。



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