Kuragegawa Riv.
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某小学校教師@11年目の日記。


2004年10月25日(月)




最近月曜日がイヤになってきています。というのも、図工二時間+音楽、国語、社会。社会はネタが尽きてきたし(地元の勉強ばっかりでつまらん)ピアノは間違えるし(しかもしょっちゅう)スキなモノといえば国語だけ!な状況なのですもの。・・・あ、国語は大好きです。教えるのはね。解くのはイヤですが(ヲイ)



さて、本日の図工は「校庭にある遊具を自分たちで改装して新たに遊ぼう!」というテーマ。しかし、これが担任と同じで夢見がちな小学4年生。お化け屋敷だのプラネタリウムだのと壮大なテーマをもって製作にあたり、・・・2時間たっても終わらないよ!という状況に。泣く泣く大好きな3時間目の国語を潰して作らせ、なんとか作り終わって遊ばせました。



そして4時間目。本日は高校生(しかも私の出身校だから後輩・・・というか、教育実習で絶対に会っている面々)との交流中、泣く泣くそぉ〜っとダンボールを片付けたりゴミを纏めていたりする私の姿がありました。





ええ、忘れていたのです「お片付け」。普通の授業と同じように考えちゃダメなのよねっ(泣)まだまだ甘いぜ私。





しかしもっと甘いのは、「今日こそ指導案を作る」という決意を「三国無双」によって(故意に)破ってるコトなのでしょう。・・・今からやります。やっと気分が乗ってきた。


2004年10月20日(水) エリートになりたい


土曜日以来なのは何故かと申しますと、日曜日から(半月前から身体に言い聞かせていた日)生理になり、月曜日は年休を頂き、火曜日には「顔が真っ白だよ」と言葉を頂く状態だったからでございます。ちなみに本日水曜日には、「海月ちゃん、最近色気出てきたんじゃない?」「うーん・・・ただ単にやつれてるだけだよ!」との問答が私抜きでなされましたが何かご意見などあるでしょうか?????




さて、そんな中でも子どもの宿題・・・音読・日記・漢字ドリル10問×2回を基本ベースに時には計算ドリルまである宿題(隣のクラスを盗み見たところ、相当私ってば多く出している模様)のペースを崩さなかった私ってエライです。とはいえ外見からはわからずとも中身がそうとう参っていたので、日記のコメントも少し短め。そんな中で、ほぼ交換日記と化しているある子から、こんな日記(?)が届きました。



『私はエリートになりたい。勉強も運動も容姿も全て』『人に求められる人になりたい』『先生の尊敬する人は、誰ですか?』



三つの柱を抽出していくとこんなカンジですが、最後の締めくくりで悩みました。『尊敬する人』・・・改めて言われると、なぁ。憧れる人や好きな人とも違う、尊敬する人・・・。




偶然の符号かもしれませんが、火曜日に見たビデオは「I am Sam」。そのビデオの中に、仕事に情熱を注ぎ込んでいる有能な弁護士が登場します。彼女は世間的には成功している「エリート」。しかし彼女の内面は・・・。それを知的障害を抱えた主人公・サムにぶつける場面があるのです。



「私は完璧じゃない!夫は私より完璧な女性と浮気、息子は私に寄り付かない・・・私は劣等感の塊なのよ!」



泣きじゃくる女性に、一番同感した私。勿論私はこんな完璧じゃないけど、心の在り様が。他人と比べて苦しくなって、自分だけが世界で一番惨めなように思えてきて。








Q:先生、尊敬する人は?



A:自分がそうなりたいと思う未来の私。他人と比べても、決してその人になりきれるわけじゃないから。そうなるように、努力していきたいと思います。









2004年10月16日(土) 通りすがり喧嘩

いつものようにダラダラととりとめもない日記を書いており、ふと「通りすがり喧嘩」という言葉が思い浮かんだ私。これは流行語大賞です!!!(私の中で)…実際、こういう喧嘩が多いなあ、と思うのです。特定の相手と喧嘩する訳ではなく、理由も本人すらわからないという、そういう喧嘩。



で、そういう喧嘩の本当の理由は、実は(子どもすら認識してないけど)ストレス。ストレスの原因は様々ですが、結局はストレスとの付き合い方の教育もこれからは必要なのかな、と考えるのです。



で、私が後悔している一件ってのがあって、ある日子どもが「時々ぬいぐるみ殴ってるんだー。」と言ってきたのです。で、私は言葉としては「へえー。」などと当たり障りのない事を言ったのですが、多分否定のサインが表情に出てしまったのでしょう。子どもが「本当に時々だけど。」と慌てたようにつけ加えたのです。



よく考えれば(イヤ、までもなく)物を使ってストレス解消をするのは非常によい手段なのです。だって直接、あるいは間接に私たちはモノを使ってストレス解消しているのですから。この日記サイトなんて、まさにそのものだし。



高度化するモノに囲まれてわからなくなったりしていますが、実は凄く原始的な衝動である「ストレス」。今ひとたび、様々な観点から見直さねばならないのではないでしょうか。




今回は楽しいオチがなくてすみません。なので、ここで楽しい(?)事を一つ。先日六本木駅において「♪ここは銀座♪」とか歌ってすみませんでした!酒よ、酒が悪いのよー!!!!!

2004年10月15日(金) ムフフフフ




「Aクンはおかわりできたのに、ボクは出来なかった〜!」と言って泣き伏すお子様が小学4年ですら珍しくないですが準備はOKでしょうか教職志望者の皆様。人前で泣くのが恥ずかしくなくなったのは一体何時ごろまでのお話だったのでしょうねえ、はぁ〜ズズーッ!(←茶をすする音)





しかし、そんなワタクシにも朗報があったのです。校長先生曰く、「二回目の昇給おめでとうございます」ですよ。何で覚えてるんですか???とか内心ツッコミつつ、今回は暖かい拍手でお祝いして貰いました(注:前回は就職後半年、つまり条件付き採用期間であったため驚愕の声の方が多かった)嬉しいなったら嬉しいな♪そう、給料は何時までもこのままじゃない!だから多少(?)の借金にメゲちゃダメよ私!例え本日、高校生の弟から借金しても・・・クッ。





ところで、本日教育雑誌の中ではメジャー中のメジャー(だと思ってるんだけど)「教育技術」という本の11月号が届きまして。その中に、「新人教師が語る!」みたいなコーナーがありました。で、お決まりのように「不登校が私が担任したらなおったんです!」という記述もあったんです。





なんていうか・・・・いい加減ヤメませんか、そーゆーの。




不登校も、そして不登校じゃない問題でも。教育雑誌を見ると「新人の熱血で!」とか、「私の思いが通じて!」とか、若さバンザイ!熱心さバンザイ!みたいなメッセージしかない。実際、それしかないんだと思うけど、だからこそ去年の私は凹んだ。若さはぶっちぎり(何せ大学卒業後すぐだし)、朝に迎えに行ったり行かせたり交換日記書いたり手紙書いたりお話したり・・・・私なりに頑張ったのに、それなのに来ない、という現実に。




熱心さは放棄してはいけない。それは絶対に。でも自分を励ます手段として上ばかりを、理想ばかりを見ていたら自分が落としている涙にすら気付かないじゃないか。





二学期中盤。去年の私に、去年の私と同じ立場の人たちに。そして今年の私にも。



・・・苦しい、よね。




















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