昨日ライトアップされた国会議事堂を横目に編集者さんとの打ち合わせに行った海月さん。つーか国会議事堂って青山にあったのか…(駄目教師)
さて、打ち合わせですが眠さを堪えて考えた短歌の順番がまっさらの状態になったり、表紙の案を具体的に!とか中扉どーします?後書きは??などと、行く前より宿題てんこもり状態で帰ってくる事となりました。うーんうーん。もっとお勉強せねば…。
さて、そんな昨日の打ち合わせの前、「六年間付き合った男が自分の友達に浮気をした挙げ句別れを告げられ、茫然自失状態で電車に乗ったらふとしたきっかけでたまたま乗り合わせただけの隣の男と寝てしまう女」というピンク映画のシナリオのお話を少しする機会がありました。で、ほとんどの女子の反応が大なり小なり拒絶反応を起こした訳ですが、私ってばあんまり拒絶反応が起きなかったのです。大学生の頃は、同じような事を繰り返していた友人と話があわなくなり、やがて疎遠になっていったのに…。
「私には奥に絶対に溶けない真四角のガラスのブロックをもっている」と日記に書いたのは何時の事だったか。そう、私は考える事が多い。こんなに世の中に人は溢れているのに私の不安や葛藤を何一つ漏らす事なく受け止めてくれる人なんていないって事。私もまた、どんなに愛しても決してそうはなれないこと。その事実があまりに寂しく辛いこと。「お前なんか必要ない」って言葉が何時でもつきまとう事。そんな時必ず、主人公が行きずりの関係に身を任せたように私は死にたくなってくること…。
「この絶望から例え錯覚でもいいから、今この瞬間救い出して欲しい」…私は死にたい時にいつでもそう考えるって事。適当な人もいなけりゃ場所も時間もないからこそ私は一夜限りの関係と縁はないけど、実は同種の人間だってこと。だから私はますますシナリオの女と同化して、理解できてしまえるようになる。
でも、私はシナリオの彼女より勇気も度胸も前向きさもない。勘違いできない、したくない他人への不信感がある。
きっと内面的には彼女の方が正常。私の方が末期なんだ。