ことば探し
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2008年03月15日(土) ■ぼくは、大きく息を吸って「父さん」と切り出した。

ぼくは、大きく息を吸って「父さん」と切り出した。
「ぼくは、医学の道には進めないと思うんだ」
父は、怖れていたことをついに聞いてしまったとでもいうように、
視線を落とした。その表情があまりにも悲しげだったので、
ぼくの胸ははりだけそうになった。
だが、もう一度ぼくを見たときは、今まで見たこともないほど
やさしい表情が浮かんでいた。
「わかっていたよ」と父はおごそかに言った。(略)

父をどれほどがっかりさせたかと思うと、
ほくは涙が出そうになった。
「父さん」とぼくは言った、「ごめんなさい」

父は鋭い視線でぼくをみた。
「いいかい、父さんはお前が医者にならないことに失望した。
 だが、お前そのものに失望したわけじゃない」



出典元 「こころのチキンスープ〈11〉 動物たちの贈りもの」
著者名 ジャック キャンフィールド , マーティ ベッカー , マーク・ビクター ハンセン , キャロル クライン


これは、3代医者の家系に生まれついた少年が、自分は
「医者には向いてない」と思い、それを父に告白する話である。

この少年は、医者に向いてはいないが、鳥猟犬を育てる力があった。
そして、ある日、1匹の犬(ジェリー)を父から与えられて、
この犬を1人前の鳥猟犬にするように言い渡される。
しかし、ジェリーは狩りをするより、走ることの方が好きで、
この少年は、ジェリーを1人前の狩猟犬にすることができなかった。
ジェリーは、猟犬種ではあったが、猟犬には向いてなかったのだ。
しかし、ジェリーには、違う「才能」があった。
それは、とても楽しそうに、素晴らしく走ることことだ。
父も、ジェリーは猟犬には向かなくて、走るのが好きなのだと知る。

そこで、今日のことばの話にあるように、
「医者には向かない」と父に告白した息子に父はこう言う。

(以下本からの引用)

「お前がジェリーにしたことを考えてごらん」と父は言った。
「お前は、こいつを狩猟犬に育てようとした。しかし、
 こいつはそう生まれついていなかった。
 そのことについてお前はどう思っているのかね?」
「しばらくの間、失敗したと思っていました。でも、あいつが
 走る姿を見て、あいつがどんなに走るのが好きなのかを知って、
 それだけで十分素晴らしいと思うようになったんです」
「そのとおりだ」と父は言って、ぼくをじっとみつめた。
「さて、今度はお前がどんなふうに走るのか
 見せてもらおうじゃないか」
父はぼくの肩をたたき、「お休み」を言うと、行ってしまった。

(ここまで)

今日は、ちょっと感動した話を書いてみました。
その人にはその人なりの持ち分や特技や好きなことがある、
それを認めてあげること…
そして、そのことで、相手が思い通りにならなくても、
思い通りにならないことに失望はしても、
その人そのものに失望したわけではないこと、
こう言えること…大切だなぁと思ったのでした。




■今日紹介した本 ↓
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」

マーカス バッキンガム , ドナルド・O. クリフトン 著

さて、この本に書いてあることは…「強み革命」ということで、
簡単に言うと、欠点を直すことより、自分の強みを生かそう、
強みを生かすようにするためにお金も時間も使おう、その方が自分の
力になるというものです。


■「ぼちぼち日記」↓
「ひさしぶりに…個性的な犬さんたち紹介」

さて、今日は、久しぶりに犬さんたち紹介だ。
ウォーキングしていると、なじみの犬さんもいれば、
同じ道を歩いても、時間をちょっとずらすとはじめての犬さんとも出会う。

そんな見かけない犬さんを見つけるのも楽しいし、
飼い主さんと話すのもまた楽しいのだ。
今日は、最近であった個性的で癖のある犬さんたちの紹介だ。

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2008年03月14日(金) ■「話す」は「離す」「放す」に通ずる。

まわりをざっと見回して、
話を聞いてくれる人が見当たらないときには、
いっそ植物やペットにでも話しかけるとよい。
相手が動物や植物であっても、ちゃんと心をもった
聞き手とみなして真剣に話すと、話し終わったあとに
不思議とさっぱりするものなのだ。

身の回りにあるモノや動物を「聞き手」にするコツは、
ひたすらその気になること。
「こんなのばかばかしい」と思ったり、
「何も答えてくれるワケじゃないのに」などと
冷静になってはいけない。

「話す」は「離す」「放す」に通ずる。
臨床心理学の立場から言えば、言葉に出して話すということは、
心を開け放ち、たまっていた怒り、憎しみ、悲しみを
体から離すという意味合いも含んでいる。
相手がアロエであっても、飼っている猫であっても、
口に出して話すことの効果は大きい。
それは、プロのカウンセラーも認めていることなのだ。



出典元 「ひとの話を聞ける人聞けない人」
著者名 武藤 清栄


自分の気持を言葉に出して言ってみることの大切さは、
多くの本にも書かれている。
それは、別に人間相手でなくてもよくて、
動物でも、植物でも、モノでも、見えない相手でも、
もちろん神様でもよくて、それらに向かって、
自分はこう思っている、でも状況はこうだ、とか、
今は、こんな状態なのでとてもつらい、とか、
正直な自分の気持を言葉に出してみると、
心の中が整理され、気持が落ち着く。

少しでも落ち着くと…余裕ができて、
解決策や新たな考えやアイデアも浮かんでくる。
時には、答えさえみつかるかもしれない。

誰も話を聞いてくれない、周りには誰もいない、
なんて悲惨に思う前に、目の前にいる、或いはある、
何かに話しかけてみよう。
静かに、語りかけてみよう…
きっと、耳を傾けて聞いてくれるから。
そして、きっとそれに答えてくれるから。




■今日紹介した本 ↓
「閉ざされた心との対話」

河合 隼雄 著

日本の臨床心理第一人者の河合隼雄さんが、
実際にカウンセリングを行っている方々と事例について
対話形式で語っている本で、専門的な本です。




■「ぼちぼち日記」↓
「ひさしぶりに…個性的な犬さんたち紹介」

さて、今日は、久しぶりに犬さんたち紹介だ。
ウォーキングしていると、なじみの犬さんもいれば、
同じ道を歩いても、時間をちょっとずらすとはじめての犬さんとも出会う。

そんな見かけない犬さんを見つけるのも楽しいし、
飼い主さんと話すのもまた楽しいのだ。
今日は、最近であった個性的で癖のある犬さんたちの紹介だ。

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2008年03月13日(木) ■生きていれば、楽しいときもつらいときもあります。それは、誰にとっても当たり前のことです。

生きていれば、楽しいときもつらいときもあります。
それは、誰にとっても当たり前のことです。
そのときに気をつけなければならないのは、
つらい気持が強くなると私たちは、ものの見方や考え方が
狭くなったり、固まったり、歪んでしまったりすることがある、
という点です。そうなると現実の中の、
ほんの小さな一部分しか見えなくなってしまいます。(略)

ものの見方がせばまると、気持のほうもますます辛くなってきます。
そうして「つらい気持」と「狭い見方」を悪循環をはじめて、
気持がどんどんつらくなってくるのです。(略)

そのようなときに大切なことは、もう一度、
柔軟なものの見方、考え方をとり戻すことです。
そのためには、ちょっと立ち止まる。
周りをよく見直してみる。誰かと話す。
「あれかこれか」の二者択一ではなく、
もっとやわらかく考えてみる。
そのような小さな開き直りが脱出の役に立ちます。



出典元 「こころをほぐす小さな「開き直り」術」
著者名 大野 裕


つらい気持が強いときや、悩んでいるとき、
苦しいときなどは「決断をしてはいけない」
といわれるが、私たちは、そのつらさを何とかしたくて、
焦って、えいと決めたり、決断したりしがちだ。

しかし、そんな心理状態のときは、
実はあまり冷静に物事をみてはいないし、
狭くて、歪んで偏った考え方をしているものだ。
そして、視野が狭くなり、勝手に自分が焦って
「はやく、結論を出さねば…」などと、
自分を追い込んでいることが多く、実際には、そのとき無理に、
あわてて結論を出さなくてもいいことも多いはずだ。

だから、そんなときは少し時間をおいて、
つらさが収まるを待ったり、誰かに話してみたり、
少し気持が楽になってから、もう一度考えてみて、
それから決めても、結論をだしても遅くはない。
気持が落ち込んだり、つらいときには、
ちょっと立ち止まってみよう。
それでも、大丈夫、十分に間に合うから。


■今日紹介した本 ↓
「上手な「悩みの整理」術」

諸富 祥彦著

例えば、こんなことが書かれています。
 1.あなたの「悩み解消法」は間違っている
 2.「気持ちの整理」も小さなことから!
 3.人間関係はもっと「シンプル」にできる
 4.簡単にできる頭のいい「気分転換法」
 5.実践・やさしい「自己カウンセリング」法

この本を読んで悩みが消えるかどうかわかりませんが、心が少し
ラクになる方法が書いてあると思います。
自分がいつも悩みがちだと思う方は読んでみるといいと思います。


■「ぼちぼち日記」↓
「この「おことば」の意味、わかりますか?」

歩いていると、いろいろな「おことば」とも出会う。
でも、むずかしい…のもあるんだよね。
私は全然わかりませんでした。


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2008年03月12日(水) ■人は、賢くなればなるほど、幸せになる。これが真実だ。

人は、賢くなればなるほど、幸せになる。
これが真実だ。
知恵は人を幸せにするからだ。
 (略)

皮肉屋のボブ・ディランが自己憐憫にあふれた調子で
「愛にはもううんざりだ」と歌ったのは、
愛にうんざりしていたからではない。
本当の愛がわかるほど、賢くなかったからだ。
本当に賢い人は、お互いに愛し合うことができる。(略)

賢くなるとは、成長することだ。
宇宙の法則を知り、気持が優しく穏やかになることだ。
物事の仕組みがわかれば、自分を取り巻く世界と和解できる。
世の中についてよく知るほど、世の中にいるのが楽しくなる。



出典元 「あなたが自分についている17の嘘」
著者名 スティーヴ・チャンドラー


この本では、さらにこう言っている。
「コンピューターを誰よりも楽しめるのは、
 コンピューターの仕組みを熟知し、
 それで何ができるのかを誰よりも知っている人だ。
 自動車の設計を誰より楽しめるのは、
 自動車にいちばん詳しい人だ。
 いちばん幸せなスポーツファンは、
 ひいきのチームのことならなんでも知っている人だ」


確かに、本当に自分が興味ある知りたいことを
深く追求していくことは、追求していく喜びや
より多くを知ることの喜びを感じられるものだと思う。
そして、これを実生活にもうまく生かせたら、
さらに幸せになると思う、回りも。

楽しめなかったり、文句を言いたくなったり、
つまらなかったりするのは、本質を知らない上、
本気でそれに取り組んでいないからかもしれない。

「人は、賢くなればなるほど、幸せになる」
このことについて、もう少し深く追求してみたい。
みなさまは、どう感じるだろうか?


■本日おすすめの本 ↓
「サレンダート・ワイフ 賢い女は男を立てる」

ローラ・ドイル著

「サレンダード・ワイフ」とは、直訳すると「降伏する妻」と
いう意味らしいですが、この本は、確信犯的に、降伏する妻に
なろう、つまり賢い妻になろうと、提案しています。


■「ぼちぼち日記」↓
「春の日差しの中でみつけたものたち」

春になり、元気に歩いているがそんな中で、
久しぶりに見つけたものがあった。


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2008年03月11日(火) ■「緊張」がいけなくて「リラックス」がいいと思われがちです。そうではなく、

「緊張」がいけなくて「リラックス」がいいと
思われがちです。そうではなく、
「緊張」と「リラックス」には同じ価値があり、
片方に長くとどまらないほうがよい、
ということなのです。


「やる気」が「緊張」で、
「やる気をださない」のが「リラックス」です。
これを空腹と満腹の関係で考えるとわかりやすいでしょう。
ずっーと空腹であり続けることも、満腹であり続けることも、
どこか不自然なのです。
お腹がすいたら食べ、
満腹のときには消化、吸収すればよいわけです。

しかし人間は、ついつい「やる気をだしたい」と
悩んでしまうのです。(略)
いつも「やる気を出そう」などと思うところに、
問題があるのです。

やる気が出ることと同様に、
やる気がでないことにも価値があるのです。
そこに気がついてほしいのです。



出典元 「気疲れしない生き方」
著者名 津田 太愚


やる気は、あるときとないときがある。
やる気がないときは、結構なプレッシャーになる。
「なんで、こんなにやる気になれないんだろう」
「なんで、やる気が出てこないんだろう…ダメだなぁ」
なんて。

そして、やる気を出そうとひっちゃきになるが、
そうそうやる気は出てこない。
仮に少しばかりやる気が出ても、
無理に出したやる気はすぐに引っ込む。
そして、また、やる気がしぼむ。
こんなときには、気持ちもしぼむ…

もちろん、
何かのきっかけで大いにやる気が出てきて、
やる気もりもりのときもある。
そして、やる気が続くときもある。

しかし、
いつもいつも「やる気」があるわけではない。
少なくても私はそうだ。
あると思えば、なくなるし、
なくしたと思えばまた静かにわき出してくるもの、
何かのきっかけで簡単になくし、
また、何かのきっかけで取り戻せるもの…
そんな感じがする。

今日のことばのように、やる気がでないことにも
価値を見いだして、やる気がでないときには、
やる気がでなくてもやれることをやり、
やる気のでない自分を責めず、
静かにやる気がわいてくるのを待てる余裕を持ちたいと思う。
自分の「やる気」が出てくるのを信じて。


■今日紹介した本 ↓
「気疲れしない生き方」

津田 太愚著

著者はこう言っています。
「人間としての行動のすべてが「気」を使うことであり、気疲れの
 原因ともいえますが、「気」を使いすぎて「元気がなくなる」
 「やる気がでない」「運気、ツキがなくなる」「病気になる」
 といったことにならないためには、「気」の減少を抑え、
「気」を補給することが重要になってきます」


■「ぼちぼち日記」↓
「これまた、あら、ま、のお店の名前」

いろいろなお店の名前って、あるものですね。
きっといろいろ考えているんでしょうね、当然ながら。


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