東洋経済。 スーパーの生き残り特集だったのだが、ドンキの社長が「売上は根性、粗利は知恵」と言っていたのが印象的。わかっていても体力と根性論に陥りがち。売上拡大と粗利の確保は短期的には相反するから、将来を見通す力と長期計画力も問われる。
ベルトコンベア式の厳格なチェーンストア理論の中で、現場が知恵を出すって賢くないとできないと思うから、大量採用が必要なくらいに拡大路線引いちゃったら、極論、店長に文句言っても無駄だと思うんだよね(言うことは言わなきゃいけないけど)。組織の規模が小さければ精鋭部隊つくンのはやろうと思えばできるけど、人数増えてったらどんなに優秀な人材求めていたって結局2:6:2になってくのは仕方がない。
6の人が精一杯働いてできるだけ楽に結果出せるように、っていうところに目線が行かなければ、真の意味でのチェーン商売にならないのではないだろうか。6の人がたくさんいる中でそれなりの粗利稼げる仕組みっつーか。理想論掲げて叱咤激励するだけでは人は育たないし、人が育たないっつーのはそもそも採用する側が失敗してるわけだから、自分たちのミスを棚に上げて人を無能だの未熟だのと責めるべきではない。
…ンだけど、チェーンシステムつくってきた人たちは、自分らは優秀だって言う自覚があってー、屋台骨支えてるんだっていう自覚もあってー、部下を育てたいと言いながらも部下をバカにすることで自分が気分良くなるのも知っていて、自分たちが作り上げてきたものに愛着があるから疑ったり壊したり見直したりするのも潜在的にイヤで、ってゆーんがあるからうまく行かない。
結局人に動いてもらうわけだから、モチベートとかも絡んでくるわけだけど、メンタル面の施策までを実効レベルで標準化することってできるんだろうか。
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