2005年02月09日(水) |
バネポーチ第二弾/法務局出張所 |
懲りずにバネポーチ作成第二弾。
 | 今回は刺繍。 茶色の生地が薄いけど帆布で、固いのなんの。難儀した。 |
 | 「下田直子の刺繍図案」を参考にしたんだけど、 そりゃもちろん遠く及ばないのは言うまでもない。 だってそうでしょそりゃそうだもの。 |
 | 内袋は紫系のチェック。 |
 | 「うかはあかいのー」との声にお答えして作成。 苦し紛れの刺繍は位置がずれまくり。 |
 | 「さくらんぼとどーなちゅね」との声にお答えして。 もう言いたい放題なんだから>娘。 サテンステッチは苦手中の苦手だ。 根性見せた。 |
 | 内袋はいちごでございます。 |
娘の起きている時間にちまちま刺繍し、寝てからミシン。刺繍糸の入った箱をまあ楽しそうにかき回すかき回す。いろんな色がきれいに見えたり、糸の手触りが心地よかったり、自分も母親の針箱が好きだったっけ。ボタンとか安全ピンとか、こまごました小物のつまった小引き出しも面白かった。
和裁の裁断に使おうと買った板が未だにあるんだけど、それに何か足を履かせて作業台にできないかなあ。気が向いたときしか作らないくせに>自分。出来れば引き出しの付いた足だといいね。妄想は膨らむ。
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所用で法務局出張所へ。自転車で行くにはちと距離があるが、筋金入りのペーパードライバーの身としては、ひたすらペダルを踏むのみ。
近づくにつれ、それらしき構えの事務所が並ぶ、お役所近くによくある風景になってきた。こっちで間違いないぞ、よしよし。
なにか持参するものに不備があって出直すこともあるかもな、と得意の悲観的可能性を覚悟しつつ、娘の手を引いて中に入る。
初めてのお役所的場所ってのは、まず勝手がわからない。まごまごしながら申請用紙に記入して弱気モードで受付に出すと、親切なおばさまがきびきびと教えてくれた。素人をあしらうのに慣れていらっしゃる。時期が時期だからだろうか。
おかげさまで滞りなく必要書類を手に入れ、帰り道にご褒美のドーナツを買って帰った(それでドーナツの刺繍をする羽目に)。
そしてもう一通、その書類が必要だってわかったのは、夜遅くなってから。どこまで間抜けなんだろうか>自分。
土曜日にこどもの城に行った。夫は本当は千葉房総に花摘みにでも連れていきたかったらしい。すまんがここで手を打っとくれ。
そんなに混んでもいなくて、お駐車料金に目をつぶりさえすれば娘には格好の遊び場だわ。どこに行くにも父母の手を引っ張っていくのが難点だけど。
猛烈に静電気の発生する滑り台とか、ちょっと大きいお子さんに顔面蹴られながら上るアスレチックとか、カーサンにも結構刺激的。ああ楽しい(三白眼気味でここはひとつ)。
音楽室みたいな空間で小1時間ほど人形劇を鑑賞。おうたのお姉さんの声に合わせて大声で歌う娘。へー。劇の進行に目が釘付けになってる娘。へー。
以前連れて行った、近所の児童館の紙芝居には無関心丸出しだったのにねえ。環境のおかげか、成長したのか。ともかく面白がってくれて嬉しいよ。
実はカーサンこの日、人生初のボディブリファーとかいう下着を着用していた。場所が青山というオサレな街に繰り出すからっていうわけじゃないけど、お腹周りにどれだけ効果があるのか試してみたくて。
もともと締め付ける下着が苦手なカーサン。2〜3時間もするとなんだか息苦しくなってきた。圧迫感で肩がこる。頭痛がしてきた。絵に描いたようなお馬鹿さんだよあたしゃ。
カーサンひとり青ざめた顔で帰宅。娘はるんるん、夫も満足げだったからよしとする。下着は封印しとく。
気持ちを常に上向きのアゲアゲでキープしていたい。上機嫌な人でいたい。出来ないことほど強く願うものなんだろうか。
そんな私が最近読んだ本。笑って。「子どもを叱らずにすむ方法おしえます」「感情コントロールで自分を変える」「のだめカンタービレ」「はちみつとクローバー」みっつめよっつめは関係ないか。
幼い頃、私の母はデフォルト不機嫌な人だった。姑と同居、第二子である娘(カーサンね)はその姑が世話し、自分より姑に懐いている。仕事は夫同様に忙しいが、食事を作るのは自分だけで、夫は茶の間で子どもらとテレビを見て笑っている。誰も私の気持ちなんて。
ふんふん、今ならそういう理由が推察できる。
でもあの当時、怖い横顔で黙っていたかと思うといきなり「手伝いたくなければ手伝わなくていいっ」とキレられるのは本当かなわなかった。勘弁してほしかった。母以外は皆笑っているのに(笑っているから不機嫌なのも今ならわかる)。
願わくば、どうしたいのか、何が不満なのか、どう感じているのかを家族に説明して欲しかった。そして、カーサンは彼女と同じことはすまい、と思う。自分の意思ひとつだ、と思う。
でも出来ない(できないできないできない・・・←ディレイかけてみて。こんな歌あったよね。なんとかいずみさん?)
そういうわけで(どういうわけで)、昨日は娘の前で泣いてしまった。情けなかー。理由?娘の口答えにカチンときて。ほんまに情けなかー。情けなくてよっぽど泣けてくらあ。ホルモンの馬鹿ー。
「お母さんはいつも家庭の太陽でいてください」って園長が言ってた。難しいのはカーサンひとりなんだろうか。たまに曇るどころか荒天或いは鬱陶しい小糠雨。
いつか娘に「ほんとにおかーさんってジョーチョフアンテーでイヤだったよー」と思い出されるのにちがいない。
・・・にんじんだもの(byけらえいこ)。
鼻が詰まったついでに親二人を完全に起こそうとする娘。午前5時。主に付き合うのは夫だ。カーサン生理初日だもんで(なんという言い訳)。
日本脳炎の予防接種を幼稚園入園前に済ませておこう、と小児科に予約を入れてあったのだが、それを風邪の診察に変更。実は初めて行く小児科なのだ。
N大入院中に知り合った看護士さんが偶然ご近所さんで、N大出身でスムーズな診療で定評ありと教えてもらった先生。そして彼は幼稚園の園医でもあるのだ。一度ご尊顔を拝んでおこう。お世話になる可能性特大だもの。
待合室のおもちゃはほとんど木製で、患者さんは一人診察室にいるだけ。お、結構空いてるね。予約の時間通りに診てもらえそう。
診察室に現れた先生は、ノンタンのくま先生のようにガタイのいいおじさん。圧迫感を減らそうとしてかピンクのシャツ。現れた瞬間「ピンク!」しか頭に浮かばなかったくらい、鮮明なピンク。白衣よりいいか。
問診票を見て「イッケイトウニョウビョウなんだねー」と淡々。へえ、くま先生はイチガタとは言わないんだねえ。発症したときのこと、現在の管理や定期検診のことを少々尋ねられ、主治医の名前を知りたがった。同じ大学病院系列だからかしらね、やはり知りたいものなんだろうか。知っておいてもらっていいけど。損はないと思う(腹黒)。
4月から幼稚園に通うという話にもなり、血糖値の幅を尋ねられ、「ふんふん、低血糖に気をつければ大丈夫だね」と「イッケイ」にも詳しい様子だった。
例えば大変だね、と言われると「私(或いは娘)って大変だったっけ」と無意識と意識とを確認してしまってくたびれたりするんだけど、くま先生は一切同情的な表現を使わなかった。親戚とか世間に同情されるのもイマイチくたびれるけど、医療者にそれをされると一層こたえるんだよね。
もうフツーのことになってきているんだと思う。意識したくないくらいにね。カーサン自身のアレルギーやアトピーと同レベルな感じ。もちろん合併症やらを忘れているわけじゃないけどね。
そういや娘の鼻、父母共に鼻にはアレルギーがあるので弱点かもしれないなあ。いつも風邪は鼻から(黄色のベンザ?)。
「よーし、おいしいクスリを作ってあげよう」と処方されたのは4日分。充分だな。うん、この先生となら、やっていけそう。
午前午後と二回も公園で遊んだのに、寝つきの悪い娘。「ねないーねないー」と布団の中で抵抗すること1時間。やれ喉が渇いただの、やれここがかゆいだの、お決まりの引き伸ばし作戦にカーサンげんなり。
おかしいなあ。疲れ具合からして、さくっと寝そうなもんだけど。
ようやく娘が目をつぶり、大人はテレビの時間(サルヂエ→キラキラアフロ)。ここで寝ときゃよかったのに。あーとーのーまーつりーぃーよーー(絶唱)。
さて寝るかとカーサンが布団に入ると、やおら隣りの布団の娘がむくりと起き上がった。いやいや、これから寝るところだから。寝て寝て。なんとか寝かす。
そして午前2時、本格的に娘が起きる。寝ぼけているのやら夢見が悪いのやら、何を言ってるのかわからないけどごうごう泣きながら抗議している。
ようやく聞き取れたのが「牛乳」。飲む飲む。この飲み方は、そしてオムツの重さは。去年の5月あたりを彷彿とさせる。
測ってみると高血糖。道理で喉が渇くわけだ。しかし不思議、夕飯前は低いくらいだったのに。首を傾げながら娘をなだめる。収まらない娘。
こういうときはN大S病院に電話だ電話。超速攻型を打って下げるよう指示をもらう。
「食べる前に打つ」が娘はもとより、カーサンにも浸透していて、下げるためだけに打つのがためらわれる。下がり過ぎないかこわい。うーん。ここでためらっていても、娘にいいこと無いとわかっているのに。さあさあ。打つ。
意地になって目を開いているかのような娘につきあって、絵本を二冊読むカーサン。ちなみに夫も「おとーちゃんもおきてー」と寝かせてもらえないのであった。不憫よのう。
「○○が痛いの?」と娘に尋ねれば、誘導尋問のように「うん、○○が痛い」と答えてしまうお年頃。本当はどこがどうつらいのか、いまいちはっきりしないのがもどかしい。
唐突に丸一日パンツになったせいで便秘腹痛か、風邪のひきはなで喉が痛いのか、高血糖でだるかったのか。「だるい」なんてまだわからないだろうしねえ。原因はひとつじゃないのかもしれないし。
しかしつくづく、娘の安眠はカーサンの安眠だ。そしてオトーサンのね。今夜は眠れそうかい?娘。鼻が詰まって苦しそうだなあ。
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