写真連発失礼します。手を付けるのが遅くて今週火を噴いた、入園準備用品たちでございます。こうしてアップでもしなきゃやってられない気分なんです。
 | やっと出来ましたがな。ろばさん花車。ろばと車はフェルトのアップリケ。それ以外は全部刺しゅう。大小合わせて花が23輪、葉っぱが17枚。死ぬ。二度としない。 |
 | 裏側はいかにも力尽きた感じ。うさぎと名前のみ。 |
 | フリーハンドのうさぎはつらい。娘は表のろばより、裏のこのうさぎの方が好きだそうだ。泣けてくる。 |
 | うわばき入れ。もう形にしただけ。別布くっつけてお茶を濁す。 |
 | コップ入れ。以前娘のポシェットを作った残り布。バンビちゃんと星の模様。 |
 | 上着の替え襟。サテンステッチしてるとアドレナリンが出るようになりました。 |
 | 上着替え襟ピンクバージョン。ドーパミンすら分泌。 |
 | 上着の背中。チョキじゃないよ、うさぎだよ。しつこいほどにうさぎ。何故ならカーサンが好きだから。一番カタチにしやすいんだよ、耳長いしさ。 |
 | 園内服スモックのポケットにまたうさぎ。最初左胸にきっちり縫い付けたら、そこは名前を書いた白布を付けねばいけない位置であった。泣く泣くほどいた。ポケットって縫いつけにくい。 |
 | まだあんのか、と最後に登場した防災頭巾カバー伏兵。もう刺しゅうは無理なので、フリーハンドアップリケで強引に乗り切る。「にゃんにゃんがいい!」って言うから猫にしたら「次はわんわん!」二匹?二匹必要なの?・・・無視。 |
本当はあとお弁当箱入れが必要なんだけど、お弁当始まるの夏休みのあとだから先延ばし。また8月の最終週に、火を噴くのにちがいない。
お手本通りに仕上がらなくて、最初のうちは「これじゃいかん」とほどいたりしていたが、徐々におのれの限界を痛感、「充分充分」「遠目で見りゃきれい」と現実を直視できるようになった。進歩だ。
ラジオをつけっぱなしにしていたら、マイラジのジングルが聴こえてきた。ナビが変わった時点で、ジングルも変えてくれないかなあ。どうにもこうにも切ないのである。
なんて思っていたら、昨日は電気グルーブとスチャダラパーのひとたち(あまりよく存じ上げない)二人がナビだった。4月いっぱいなのかな。たぶん彼等の作品がJ−WAVEの今のキャンペーンソングだから、そういう線の人選なんだろう。
ちゃんと台本通り読み上げて、なんだかイメージとの落差がある。初々しいくらいだぞ。そしてあの台本て、曜日に関わらず、ナビに関わらず、大筋ほぼ同じなんだな。そういうものなのか。ふーん、という感じで聴いていたのだが、「あ、ダメ」(←別に恥らっているわけではない)がこみ上げてくる瞬間が。
笑い声だ。二人のうちどっちだかわからないけど、こ、この笑い方はダメー。気にしなきゃいいのに、耳につく。あ、また笑った。また笑った。くう、ダメだ。気になって仕方ない。 ※お昼の新番組の男性DJさんも、笑い声がクル。
そういえばスガさんの笑い方もかつて苦手だった。今は平気だけど。いやむしろ愛して止まないけど。
思い返すと、男性の「笑い声・笑い方」に対する好き嫌い感知器の性能が、やけに激しいのかもしれない>自分。女性には思わないのにな。
大学のとき同じゼミだった先輩で、「いいかもいいかも」と思った爽やかな青年がいたのだが、初めて彼が笑う所を見た瞬間、歯茎全開(失礼)にすーっと気持ちが冷めたりした。
そういや夫も、最初は笑う顔に「う」と思ったっけ。なんというか、ええと・・・、くしゃおじさん系?(失礼連発)これは慣れた。慣れだ、慣れ。
なんちゃって、かくいう私も歯茎全開笑い。強風の日には、くちびるの内側が歯茎に張り付いてしまうという弱点有り。
元ご近所さんYさんの新居に、同じく元ご近所さんのHさんと遊びに行ってきた。娘より半年年下のRちゃんと、五歳のお姉さんMちゃんと、お嬢さん方三人揃って楽しそう。娘は同い年くらいのお友達より、お姉さんの後ろにくっついて遊ぶのが好きらしい。なんとなく納得。
母たち三人はよもやま話。Yさんとは退院後初顔合わせ。ちょっと持病の説明をしたりしていると、カーサンどういうわけか若干声が震えてきてしまう。なんなんだろう。緊張する。
YさんHさんには申し訳ないが、何をどこまでどういう風に伝えるか、という心積もりを作るための、カーサンの経験値を増やすには大変良い機会であった。
ここを知っている人と会うのは気安い。事情をいくらかわかっていただいている、とう安心感があるからだ。危うくそこにあぐらをかきそうになる、そこは気をつけなくちゃと思う。
そして逆に、全く事情を知らない人と会う場合。まだまだわたしたちにそういう経験が足りないと感じる。測定や注射という行為がどうしても日常的についてまわるけど、それを初めて目にする人の反応にびくびくしているカーサンがいる。たいしたことじゃない、と日頃思っているにもかかわらず。はー。
あとの瑣末なことたちは、カーサンの気の持ちようだ。子ども達が喜ぶ、お菓子やジュースやアイス。娘も一緒に喜べれば、それでいいと今は思っている>自分に確認。結局は「いいよ、どうぞ」とするくせに、そのたびに迷って、それももうじき慣れるんだろうなあ。
いよいよ今度の土曜日は入園式、来週からは幼稚園生活が始まる。うー、どきどきするなあ。
そしてYさん宅に携帯を忘れて帰宅し、「ついでの用事があったから」と晩遅くにYさんが家まで届けてくださった。ああ、忘れんぼカーサンやっちまった。もしや待ち受け画面のスガさん見られたか(恥)。
マナーモードに入っていて命拾い。「奏」が「おさえきれ〜ない〜♪」と朗々と流れてしまうところであった。いや、布教のタイミングだったのか、惜しかったのか、もしかして。
さてそんな木曜日の夜、スガさんが七年半ナビを勤めたJ−WAVEの「OH!MY RADIO」(以下マイラジ)が終わった。
カーサン刺しても刺してもちっとも進まない刺しゅう(娘の入園準備品)をちくちくやりながら、録音はしつつリアルタイムで全部聴けた。ビバ、娘の深い眠り。ビバ三月最終日。ビバ夫の飲み会(鬼妻)。
オープニングに、七年前の第一回目のオンエアがちょっと流れたりして、いかにも最終回ムード。ああ声が若い。そしてこのジングル。「アクロスザビュー」の頃だ。何回か聴いたっけ。そしてスガさんの笑い声に引いた記憶が・・・。まさか何年かあとに、こんなに熱心なファンになるなんてねえ。あの笑い声さえも聴きたいと思うようになるなんてねえ。
スガさん淡々と、リスナーからのメッセージを読み上げていく。感傷的なコメントにしないところが彼らしい。そこをさらに「ほんとはさあ」なんて探るのがファンの醍醐味。ええ、ファンなんてそういうもんです。
カーサンが聴いたのは、ここ1年欠けるくらいの短い期間だったけれど、うん、面白かったよ。お馬鹿なエロトークの冴えも好きだったし、作品の裏話を知ることができるのも嬉しかった。何より「声」。コンスタントに「声」が聴けるということが、こんなに有難いことだったとは。失って、ことさら輝きを増すラジオというメディアの威力。
が、覚悟していたような壊れるような感情もさして湧かず、穏やかに最後まで放送を聴くことが出来た。自分でも意外だった。
たぶん先週のスタジオライブで、カーサンの感情はうまいこと着地してしまったらしい。案外そんなものなのかも。
スガさんのラジオ、またいつか聴けるかなあ。待てば待っただけ、喜びも大きいよ、きっと。ラジオのこっち側で、楽しみに待ってるよ。
2005年04月03日(日) |
木曜日の公園でキレるの巻 |
木曜日、それはそれは気分の悪いことがあった。また公園でやっちまったよ。「また」なのよ。前にもやってるのよ。ううう。
晴れた午後、いつもの公園にたくさんの子どもたち。春休みだと気付く。
この公園に来ると、カーサン娘を見つつ、小学生たちが遊ぶ様子を眺めているのが好きだ。「一人狙いなし」「タッチは二回ね」「外の道路は無し」とどんどん都合のよいルールが増えていく鬼ごっこ。誰かがボールを蹴り始めると、なんとはなしに出来上がるサッカーの輪。
特に男の子は、年齢を超えて大きい子も小さい子も体をぶつけるようにしてよく遊ぶ。いいねえ、などと眺めているんだけれど。
しょっちゅう公園で見かける、今度新一年生になるH君。コミュニケーションの垣根がかなり低い彼、いつでも誰にでも話しかける。カーサンも突然話しかけられてしばしとまどったことがある。人懐こいというのか、なんというのか。
そのH君と遊んでいるのが3年生くらいの男子。あれとって来い、これ持ってこい、ああしろこうしろとH君に指示を出すと、男子の友人が持っているゲーム触りたさからか(どうもそういう条件を提示しているらしい)、年上の子の笑いを取れる面白さからか、H君まるで弟分のように忠実に従う。
それが段々エスカレートしてきた、と感じたのは、男子が滑り台の上、H君の靴を片方投げる。それを口でくわえて持ってこい、という遊びを始めた頃からだ。まさに忠犬の如く指示に従うH君。
H君は笑っているが、カーサン見ていて気分が悪い。ついついじーっと注視してしまう。
そして今度は、その靴の裏をH君に舐めさせる男子。「うえー」「きったねー」と大笑いしながら、もっとやれという男子。H君笑ってもらえるのが嬉しいのか、こんなこと簡単に出来るよとにこにこ自慢げだ。うーん。「これやったらゲーム触らしてやる」やっぱりそうか。取引があるんだな。
公園にいる大人はカーサン1人。もう彼らに注視しまくり。男子もカーサンの視線に気付き始めた。後ろめたいという気持ちはあるらしい。ちらりちらりこちらを伺っているのがわかる。だったらもう止めてくれないかなあ。
しかし男子、ジャングルジムに登って、ひそひそ声でH君に新たな指示を出す。「ズボンとパンツ脱げよ」聞こえないと思ったら大間違いよ。段々カーサンの目が据わってくる。「いやだよ、恥ずかしいもん」とH君。そうそう、嫌なことは嫌って言ってよ。オバサン心のお願い。
その後、H君を鬼にしたかくれんぼが始まった。笑いをかみ殺しながら身を隠す男子。散々きょろきょろしても男子を見つけられないH君、こともあろうにカーサンに聞きにきた。「どこ行ったかなあ?」あー、あっち行ったみたいよ。カンニングとは言わないだろう、これは。
そのうち見つかったの見つからないのどさくさに紛れて、力づくでH君を組み伏せ、ズボンに手を伸ばす男子。「やめてよー」とH君の声。カーサン何かがぷちっと切れた。ずかずか大股で男子に近づく。
さっきから君たちのことをずっと見ていた。年下の子にそんな意地悪ばっかりして、何が面白いの。いい加減にしなさい。
男子反射的に「はい」「はい」と返事が出る。カーサンの目を見ることも出来る。 ※以前、実家近くの公園でキレときには、注意されてもへらへら笑ってる子だったっけ。
多分意味なんてわかっちゃいないのだ。やっていいこと悪いことの区別も。一見の知らないオバサンに凄まれて、少々びびっている様子の男子。でも、わかっていたでしょう?ずっと見られているなあって。まずいなあって思っていたんでしょう?
やたら低い声で男子に凄んだあと、カーサン体ががくがく震えて止まらなかった。小学生相手に何をびびっているのかしら。
カーサンだっていろんな意地悪したことがある。あの子のこと言える立場だろうか。とか、彼が小学生だから強く出られたけど、中学生だったらどうしただろう。とか、ぐるぐる考えて、自分のしたことを後悔したりもして。
夜遅く、夫に一部始終を話すと「あんたそりゃ、怒って震えたんだろ」と言う。もしそうだとしたら、カーサン35年の人生で、初めての経験だよ。
怒るという感情は、後味の悪さではダントツではないだろうか。涙や切なさに昇華させることも出来ず、いつまでもざらざらと嫌な手触りが残る。
カーサン怖いオバサンで結構だ。抑止力になれるなんて思わないけど、もうあんなのは見たくないから。彼らのためじゃない、カーサン自分のために、そんな風に思った。えらいくたびれた。
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