思い出に変わるまで
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彼が泊まりに来た夜。 気持ちが大きく揺らいだ。 どうしたらいいのか、どうなっていくのか・・・ 不安になって、涙が出てきたけど、あえて泣き顔は見せないようにした。
さとしくんからの告白。
会社を辞めるかもしれない。 辞める気は固まってる いつ辞めるかは分からない。 誘われてる会社がある。 そこは隣の県で交通も不便なトコ。 いわば僻地ってトコ でも私との付き合いが始まった事で会社を辞める時期を迷ってる。 もし、転職をする事になれば当然、遠距離恋愛が始まる。 何気に会話が途切れた瞬間切り出した。 私には何をして欲しいとも何も言わなかった。
この幸せがずっと続くと思ってた矢先だったからどう言っていいか分からなかったし、不安の方が大きかった。 本心を言えば・・・自分のエゴを言ってしまう。 だけど、男の人にとっての「仕事」は大切な事だから私は何も言えないよ。 言うべきじゃない。
でも・・私はどうすればいいの?
さとしクンがこの事ずっと言うタイミングを計ってたらしいって気付いた時それ以上言葉が出なかった。
その夜正直眠れなかった。
だけど・・・ 今の状態で私に言える事はただ、頑張って。の一言。 それ以上何を言えばいい?
眠れない夜を過ごした結果、出た答えは
今一緒に過ごせる時間を大切にしよう。 別れ話は出されたワケでもない。 その先はこれから考えていけばいいから。
思いがけず仕事が終わってから彼と食事をする事が出来た。 いつもは週末しか遊べないのに。
すごく嬉しくていつもより笑顔が自然と出る。 彼は初めて食べると言うベトナム料理を食べに行って、食後にコーヒーを飲みに喫茶店に行こうとしたら閉店してた。
少し歩いて散歩をしてるうちに目の前にはラブホが。 なんとなく目と目合わせて手つないで入ってった。
さとしくんと初めてのラブホ記念日。
二人でする初めてがだんだん増えていく事が妙にうれしい。
夕方からさとしクンの部屋に泊まりに行った。 彼、今日は出勤日だったから。
昨日からhideとの昔の思い出が頭の中でチラチラしてたから消したかった。 hideにはhideの生活があって、私には私の生活がある。 まして、向こうは既に家庭を持ってる。 戻りたいなんて思わない。 ただ、昔の思い出が私の中で色濃く残ってて、鍵を閉めたと思ってた箱から突然溢れ出しただけ。 自分が動揺するとは思わなかったから・・・ それに驚いただけ。
夜、彼の腕の中で眠ってる時。 もしこの人と・・・あの時みたいに別れる日が来たら・・・。 あんなに辛かった日々をまた送るのか。 あの日々に自分が耐えられるのか。 そう考えただけで目の前の視界がかすんだ。 この人の手を離したくない・・・。
苦しくて、彼を近くに感じたくて気がついたら胸に抱きついていた。 涙が溢れたけど泣いている事を悟られたくなくて声を殺して泣いた。 何かを感じ取ったのか 「どうした?mami?何かあったん?」 何でもないよ、って言ったけど少し濡れたシャツを見てそれ以上何も聞いてこなかった。
我ながらバレバレにしてしまった事に後で後悔したけど、何も聞いて来ず、いつもみたいに接してくれる彼を、彼との時間を大切にしていきたいと思った。
2004年04月07日(水) |
やっぱり・・・やっちまったい・・ |
昼頃メールが来てた。 相手は彼氏から。 読んで軽く・・・いや、かなり凹み気味。
内容は 「おはよ、昨日ウチの○○さん(←上司)がmamiの事褒めてたよ。 ワンカップ片手にめざし、蟹ミソを舐めるなんて、真の飲兵衛だよ、いやぁ〜、○○さん(←ウチの会社)には面白い子がいるねぇ。また一緒に飲みたいよ。って言ってたよ」
彼の上司に気に入られたってことは感じてたけど、気に入られるポイントがズレてたとは・・・。 やっぱり?
あぁ・・・失態! アイタタタ・・・
上司である○○さん、あなたの部下はそんな呑み助と付き合ってるんですよぉぉぉぉ。
昨日の花見は、バリバリ気を使った事もあり・・・ さとしクンよりさとしクンの上司にカラまれた私・・・。 酒を注がれ、にこやかに乾杯。 お互いの酒を酌み交わしつつ気に入られた様で・・。 ある意味無事に済みました。 さりげなく距離置きながらもさとしクンと話せたし。
夜になって近所に住むSちゃんからメールでコンパの話しが来た。 飲み会ならすごく行きたいけど・・・。 彼氏が出来た事まだ言ってなかったから、まず先に報告。
いつも思うけど、女友達って彼氏居ない同じ立場なら絆が強いよね? 「お互い頑張ろうね」 なんて励まし合うウチは間違いなく『一人身仲間』なの。 彼氏が出来たと打ち明ける時『一人身仲間』は卒業するワケ。 なんだけど・・・。 なんか友達に申し訳なく思うのはナゼなんだろう? 素直に彼氏が出来た事を祝ってくれるのは嬉しいケド、 100%喜んでくれてるなんてこと当然ナイ。 置いていかれた様な寂しい気持ち、羨ましいと思う気持ちを押し込んで「良かったね」って言ってくれるのを知ってるから。 何度も私もそういう言葉送ってきたし。
こういう時。 彼が居ない女友達に「私彼氏ができました」って打ち明ける時。 妙に複雑な気持ちになるのは私だけなんだろうか?
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