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■ 嗚呼、兄弟!
今日からGW明けの幼稚園が始まった。 何となく、親も子もリズムがつかめない人が多かった(ウチも含めて/笑)
次男も「水疱瘡明け」とあって、久しぶりの外の空気と人の群れに、はしゃいでいた。
入り口の所に立っていた保健の先生が、 「おはようございます、あら!水疱瘡でしたか!」といち早くチェック。 感染した経過や、症状を詳しく聞かれ、 「四月に入ってすぐに、園児で発症した子が一人いたんですけど、その後は聞かなかったので、流行してないのかと思ってましたが…。そうですか、GWは大変でしたね〜」と苦笑された。
午前中から気温はグングン上がった。 洗濯物をたくさん干す。 空手の胴着もほぼ毎日洗う。 私のは新しくて固いからだ。 でもなかなか…、一週間じゃムリだね(^^ゞ
昼すぎに幼稚園から帰った長男も一緒に三人で買い物に。 そこの3COINショップ(いわゆる300円均一ショップ)でミニカーを買う。 長男は梯子消防車、次男はBMW。 全長15センチはある立派なおもちゃだが、このシリーズが大好きな二人のおかげで、外車ばかりが増えて行く(笑)
買い物途中でメールが入り、かいとママからのお誘いだったので帰宅後にお邪魔することにした。
かいとママの家には、ほぼいつものメンバーが来ていて、子供もママらもしばらく遊んだ。
夜、次男が寝付く時に、長男の消防車が持ちたくてゴネ始めた。 長男は次男が自分で選んで買ったBMWをすすめるが、次男は聞かない。 明らかに次男のわがままなので、 「トイストーリー観たやろ?圭太が買った車、『遊んでくれへん〜』て泣いて来るで」 …そう諭してもムリだ。 あんまりにも次男がゴネ続けたので、長男が黙って消防車を差し出した。
正直、驚いた。 というか、長男はソレで納得してるのか?と言う疑問が即座に浮かんだ。 しかし、貸してくれるのは母としても有り難い。 次男に、よく長男に礼を言わせ、 「あんたも、お兄ちゃんみたいに優しくなりや」と聞かせた。 次男も自分のわがままが行きすぎたとでも思ったのか、兄に「ごめんね」と「ありがとう」を言う。
途端、長男が泣き始めた。 我慢して譲ってあげたのを母に誉められ、弟からの礼と詫びも貰い、なぜだか切なくなってしまったようだ。
昔から、叱られる事よりも、誉められて頭を撫でられた方が、なぜか涙が出た私。 だから長男の涙の意味もよくわかる。
「泣く事なんかないで。あんたは良い事したんやから。あほやなぁ、泣かんとき」 そう言いながら長男の顔を拭いてやると、ますます長男はとまらなくなってしまった(苦笑)
それを見た次男も泣きだした。 (な、なんでや!) 母も増々苦笑する。 「これちゃう。圭太の車はこれちゃう」 そう言って次男が泣きだすのである。 「違うの?じゃ、この消防車は誰の?」 「これは兄ちゃんの」 「じゃ、圭太の車、自分で持っとこうか?」 「うん」 そういって、次男は消防車を兄に返し、晴れて自分で選んだBMWを抱えて横になった。
「先生がな、『和馬クンはいつもたくさんのお友達と一緒に遊んでいるね、いつまでも優しい和馬クンでいようね』ってな、誕生日の色紙に書いてくれてたで。ホンマ、あんたは圭太の優しいお兄ちゃんでいたりや」 「…うん」 「ありがとうな」
次男も、兄と言う存在の大きさに、少し諭されたのかもしれない。 そして、持って生まれた個々の性格の大切さを、私が教わった気がする。
一日の終わりに、何だかステキな気持ちで胸が詰まってしまった。 …いつもこんなに素直なワケないんだけどね(苦笑)
草薙若嬢へのゲスト原稿を描き始めた。 思いのほか、良いノリです(笑)
2004年05月06日(木)
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