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■ 流血表現注意!次男がケガしたー!!
次男、23日(昨日)の金曜日の昼前に、後頭部を怪我した。
なんてことのない高さの、マンション入り口のスロープに立っていたときに、横の段差へと仰向きに転倒し、頭の後ろが4センチほど裂けた。 小学一年の友達が私を呼びに来て、ただ 「圭太が大変な事になってんねん」と静かに言ったので、 「どうしたん?ころんだん?」とのんびり聞き返し、外へ。 歩きながら聞くと、 「階段のところからな、落ちてん」 「階段て、上の方?」 「ううん、下の方。」 「なんや、擦り傷でも作った?」 「違うねん。…えらい血ィ出てて、めっちゃ泣いてんねん」 「…」 そこから猛烈ダッシュした。 ピンヒールのサンダルで(苦笑)
現場は近所のお友達のマンション前。 目に入った次男は、もう泣き止んでいたけど、立ちすくんでいる姿はもう、どこかの国のテロ事件現場のニュース映像みたいに血まみれになった状態。 首を切ってしまったかと思うばかりに、真っ赤になった首とTシャツの衿から肩、背中。 後ろに回ったら、ああ、後頭部が縦にぱっくりと裂けて口を開けていた。
夢中で手のひらで傷口を押さえたものの、一瞬見えた頭がい骨がきれいだったので、(骨折してなさそう)となぜか冷静に判断。 近所の友達のパパさんが救急車を呼んでいてくれたので、遠くからサイレンの音も。
「保険証持って来ます!タオルとかで押さえててもらって良いですか!?」 とっさにパパさんに頼んで、自宅へダッシュ。 家に付いて、血まみれの手のまま窓を閉めまくり、パソコンを終了し(描いてたCGは消去してしまった)、保険証を確認し、知っている病院へ搬送されたら必要かと思い、全ての診察券を鷲掴み、ハンドタオルと着替えのTシャツを乾いた洗濯物のなかから引っ掴んで、また現場へダッシュ。
救急車が止まっていて、「お母さんですか!?」と聞かれ、「乗って下さい」と指示される。 長男がそばにへたり込んでいて、「死ぬの?圭太死んじゃうの?」と冷や汗が滝の様に流れている。 「いいから、あんたも乗り!!」と長男を立たせ、パパさんに 「(長男の)自転車、ここに置かせておいて良いですか?」と確認して乗り込む。
車内で生年月日や名前を確認され、続いて血圧計や、心拍数を測られながら、 「ボク、お名前言えるかな?いくつ?この指何本に見える?」と意識レベルを確認される次男。 泣きつかれているのか、呆然としているのか、徐々に無口になる次男が気がかりなものの、もっと心配なのは長男のパニック(苦笑)
車酔いとショックで吐き気をもよおし、ビニール袋を長男の口元に支えながら右腕に、とりあえず止血のガーゼとネットで頭を覆ってもらいながらの次男を左腕に抱えて座る私。 「吐いた?」と長男を気遣うと、前に乗っていた救急士の方が 「えっ!!吐いた?」と慌てて聞かれたので、 「いや、お兄ちゃんの方が吐いてる(苦笑)」ともう1人の隊員がフォロー。 次男が逆に長男を心配そうに見ていたのがなんともおかしな光景だった。
病院に搬送されて、すぐにそのままCTとレントゲン撮影。 付き添いで私が中に入った後、長男は待ち合いの長椅子で看護婦さんに介抱されていた(苦笑)
すぐに骨と脳に異常がないコトが分かり、私はそこで一旦クールダウン。 とりあえず、良かった。
「じゃ、これから縫合していきますので、お母さんは外でお待ち下さい」 と待ち合いに出されたので、宿直で帰れない旦那にとりあえずメール。 空手も休まなきゃならなくなったので、先生の奥さんに電話。 それと一緒に空手をしているママにも電話。 そうしているウチに、長男が外に出て来て、 「圭太がすごい泣いてる。痛いって泣いてる。かわいそう。かわいそう。」 と泣き出す。
確かに、処置室からは聞き成れないほどの鳴き声がする。 (というか、吠えてる) 「はい、終わった、終わった」と暫くしてドクターの声がして、抱っこされて次男が出てくる。 「おかーさん、おかーさんどこー!?」と泣いていた次男は、涙こそポロリと落としていたけど、出て来たときはすでに泣き止んでいた。
さてさて、冷静に考えると、現金の持ち合わせが心細い事に気付いた。 受付で近所の銀行の場所を聞いて行ってみたけど、すべてシャッターが閉まっていてキャッシュコーナーも使えない有り様。 「明日、消毒するときにでも良いですよ」と受付では言ってくれたけど、 思い当たる事があって、再び空手を一緒にしているママへ電話。
「車、空いてる?」 「空いてるよ。どうしたん?」 「じつは持ち合わせがあんまり無くて、タクシーで帰るのもしんどい感じやし、もし良かったら…迎えに来て〜〜!!ついでに一万円ほどおろして来て〜!!」 「ナンや、そんなんすぐに行ったるわ。お金は今私持ってるし。病院はどこ?」 ってな具合で、長男の同級生含む3人の子供らも連れて、ママ友到着。 長男は仲良しの同級生が来たので、気分も晴れて笑顔も出た。
「どうしたん〜!圭太、えらいことやなー」 うれしい顔に会えて、次男も少しホッとした様子。
無事に会計も終え、ニッサンのラルゴで帰宅。 途中、お腹が空いている事に気付き、コンビニにみんなで寄る。
帰宅後は一緒に遊んでいた友達連中が様子を見に来てくれたり、そのママからも心配の電話をもらったり、救急車を手配してくれたパパさんに挨拶と報告に行くと、長男の自転車をしっかりチェーンで保管しててくれたり。
長男は空手に行くと言うので、行きは送って行く事に。 次男を自転車に乗せて、ゆっくりと押して歩く。 帰りは、事情を知った先生が長男を「責任もって送りますので安心して下さい」と家まで送ってくれた。 昼ご飯をあまり食べなかった次男は「とりそぼろのお弁当が食べたい」と言うので、近所のコンビニへ行くと、パートのおばさんが次男の怪我を心配してくれて、ひとしきり説明と慰めを交換。
不幸中の幸い。
皮膚の外傷だけで今のところ済んでいる。 そして本当に、周りの人、全ての存在が、次男を救ってくれたんだと心底から感謝した。
今日、午前中に消毒をしに昨日の病院へ。 混んでいたので長く待たされた後、看護婦さんが消毒をしてくれた。 「ちょっとこれだけ痛いよ〜」と血で張り付いたガーゼを一気に剥がす。 「いたーい、いたーい」 それでも泣かずに、半ズボンの裾を足の付け根のところで握りしめて震えながら我慢した次男。 (武士か!)と心の中で突っ込みつつ、手際良くガーゼとネットを交換してもらうのを見届ける。 「パイナップルか!」と一緒に来ていた旦那が次男を見て突っ込んでいた。
帰りに家族でショッピングモールに寄り、昼食をとる。 昨日から次男は多く出血したので、「とんかつ屋に入ろう!」と一致(笑) 柔らかいお肉をしっかり食べてくれました。(長男はさらに喰ってた)
何にしても、(長男もこの年代の頃に大変な骨折をしたし)一度は経験しなきゃいけない事故だったのかと、ふと考えたり。 七五三の年代、厄払いだったという風習はあながちバカにできないモンだ。
ちっと救急慣れしているな〜と感じるのは、母親として仕方ない事なのかな?(苦笑)
もうすぐ次男の七五三。

(photo/ネットが似合うんですが…とほほ)
2005年09月24日(土)
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