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■ ちょっと日記が書けなかったわけ
はや、クリスマスの飾りが店舗を彩る頃となりましたな〜。 年々クリスマス商戦が早くなって行く様な気がしないでもないですが、ま、それはともかく。
長男のチックがこの時期から毎年、酷くなってくるのです。 去年の今頃も、空手の試合の日記と重なってチックの増悪が書き記されています。 夏は毎年、気にならないくらいにナリを潜めている症状も、季節の変わり目のせいか、出てくるんですね。
で、今年は去年のこともあり、主人と注意深く様子を観察していました(笑) ほんと、これ、長男の観察日記だわ。
先週が一番、この秋、酷かったです。 風邪のせいもあったと思います。 体調が崩れはじめると、絶対にチックが出てくる事も分かって来たので、いつもお世話になっている漢方のドクターからも、 「喉(扁桃腺)から熱が出やすい子だから、その予防の生薬も入れましょう」と処方してくれている状態。
そのせいか、なんと夏前に見直して下さった漢方の処方のお影で、その後は扁桃腺を腫らす事も無く、風邪をひいても熱がでないのです。 (咳と鼻水・鼻づまりのみになったわけです) で、鼻がぐすぐす言いはじめると、「えっ」とか「あっ」とか発声する様になるので、鼻が通るようにスプレーとか使ってスッキリさせると、止まったりするんです。
「パターンが分かって来たぞ」 これが今年のうちの夫婦の実感。
ただ、この季節に必ず酷くなるのは事実で、先々週来から班登校の上級生にチクリと言われたり、クラスでも知らない子ばかりなので、声が出たりすると全員に見られたり、テスト中に「うるさい」と言われたり。
親としては、周囲に説明して「知ってもらう事」「理解してもらう事」しかできないし、それが一番の良い環境作りだと分かっているから、先週から積極的に動き出しました。
まだ話していなかった班登校の班長さんちに行って、説明しに行くと、品の良いママが出て来て、ともすれば説明しながらまだ涙ぐんでしまう私を励まして下さり、
「ようはアレでしょ?周りが知っていて理解していれば何の問題もないわけですよね?」 と笑顔で言ってくれて、
「この前も和馬君と圭太君が私を見て、大きな声で『○○君のおかあさーん!!』って挨拶してくれて、(笑)ホント明るくて良い子だなーって、いつも嬉しくなってしまうんですよ」
「そうですかー、挨拶してますか、ちゃんと(笑)」
「そういう症状って時間薬ですもんね。大きくなって落ち着くまで、皆が理解していれば全然構わないんでしょ?」
「そういう事なんです。なかなかまだ自分から説明できないので苦労はしていますけど、親としては今は子供の代わりに周囲の理解を求めるだけで」
「大丈夫。ウチの子(班長の6年)も小さい子と一緒になって遊んで学校に行くのが好きなんで、頼りないですけど(←ご謙遜だ!!)何か困った事があったら、注意して見る様にさせますし、この辺りの子はみんな理解してくれる子ばっかりで、優しくて明るい子が多いから、大丈夫!!」
夕方の忙しい時間に訪ねて行ったにも関わらず、玄関先でじっくりと聞いてくれて、こちらの言いたい事も即座に感じ取ってくれた班長ママに感謝しつつ、家に帰って長男に報告。 (長男はついて来ず、テレビを見ていた)
「池上君のママがね、大丈夫って。困った事があったらいつでも班長に言ってねって。みんなで仲良く学校に行けるから心配しないでってさ」 「ふう〜ん」(←さっきまて落ち込んでいたとは思えない程、関心薄っ!!/笑) で、説明しているウチに、班長ママの笑顔を思い出して、不覚にも有り難くて涙がでてしまった私に、長男が気付き、側に来て 「ありがとうな」 と、ひじで私の腕をこづきながら小さく笑うのでした。
去年と違う事は、長男がチックの事で泣かなくなった事。
ともすればこの時期、夏の何ともない長男の様子に期待してしまう為に、またチックがでてくると落ち込んでしまう私を、今年のヤツは(笑)肘でこづいてきたり、背中をさすってくれたり、なんとも生意気な仕種で私を慰めるのです。
大逆転やわ。
親は、家で見るチックに心を締め付けられ、身を切られる思いで長男を想い、守ろうとしますが、当人は家だけで無く、学校に行ってもチックと闘っているわけで、一日中、チックから逃れられないわけです。 親に言ってない辛いコトだって、嫌な思いをしている事だってあるでしょう。 だからこそ、毎年、毎日、「どうやったら嫌な思いをしないか」「どうやったら我慢できるか」「どうやったら少しでも押さえられるか」を考え、乗り越え、強くなっていってるんだと思います。 まだまだ辛い事を乗り越えないといけないだろうけど、「子供の成長」は、親が考えている以上に力強く、辛抱強く、たくましくなっていくコトなんだな、と思い知りました。
自分だって、子供の頃そうだった様に。
担任の先生には、新一年になった頃からチックの事を知ってもらっていたのだけど、「みんなに知らせるのは、酷くなってからでも間に合うから」と言われつつ、この時期。
先週、連絡帳で「クラスのみんなに伝えて下さい」と書いて持たせると、金曜日にクラスの子(知らない子が殆ど)に長男のチックの事を説明してもらえました。 状況を帰宅した長男に聞くと、「大切なお話です」と言って、丁寧に話してくれた様子。 長男は 「泣きそうやったけど、我慢した」 と言うから、 「みんなに知られるのが嫌やった?」 と聞くと、どうやら「自分の事を先生がみんなに言ってるのが恥ずかしかった」と、別段嫌ではなかった感じで、ちょっとホッとして笑えました。
その後、班の中で「それ、やめて」と言った上級生も相変わらず遊びに来てくれてるし、クラスでもまあ、とりたてて問題はなさそう。
今週末はなんだか発声も少なく、一時的だろうけどすごくマシになってます。
これからまだまだ風邪の季節だし、去年同様、空手の試合もあるから、精神的・体力的に過酷な状態が待ち構えています。
でも、とりあえず、できるコトから。
払拭できる悪状況なら、親が払ってあげるから。
それでも辛く、悲しく、落ち込むときは絶対にある。 けど、 「あんたを解ってくれてる『味方』は、ちゃんと毎年増えているやん」 と、前向きに、前向きに、行くしかないです。
頑張れ、少年! 男だろ!
母は、長男の成長よりも自分の成長が遅れていた事を痛感して、慌てて強くなってます(笑)
追記: 先週末の空手で自分用のミットを買おうと思い、先生に「注文して下さい」と言うと、道場のミットを「ちょっと汚れてますけど、コレ使って下さい」とくれた!!もらった(笑)やったーvv嬉しい!! そして、今年の冬、長男の昇級は無理だが、私が昇級できる事に!!ふふふふふ。時差がかなりあったが、長男の帯に追い付いたぞ(笑)これで3級だー!!
2005年11月06日(日)
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