てらさき雄介の日記
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2020年10月31日(土) カタチに対する市民の関心は薄い

大阪市廃止・特別区設置に関する住民投票が明日行われる。法律の規定だが、投票までの選挙戦を外から見ていて、どうも健全な議論になっていない。

それはテーマが「府庁と市役所の組織」という極めて内部のものだからだ。市民の投票で決することを、果たして市民自身が望んでいるのか、疑問を感じる場面がこれまで多々あった。

かつて相模原が政令市に移行する際、賛否が厳しく分かれた。私は推進派だったが、反対派からは住民投票を主張する声があがった。まあやって悪いとは思わなかったが、必要性は感じなかった。

市役所がどうなるとか、県庁がどうとか、それは内部でうまくやればいい話。市民はそのカタチに関心が薄く、とにかく税金が適正に使われることを望んでいる。

大阪市を廃止して特別区が出来たとき、住民サービスが上がるという賛成派と、下がるという反対派がいる。そのいずれも想定でしかない。市民に聞いても酷な話だ。

大阪市であろうと、特別区であろうと。また相模原市が政令市であろうとなかろうと。議員と首長、行政職員の力量によってこそ、市民サービスの在り方が変わってくる。民主主義なのだから当たり前だ。

●今日一日

終日所用


2020年10月29日(木) 横山団地集会所の引き続きの存続を

ボランティアサークルの会議。資料に私の「国政挑戦支援」と書いてある。どちらかと言うと政治不介入の団体なので、これまでも私から無理をお願いしたことはない。だからこそありがたい。

出会いは10年位前だ。「地域コミュニティの支援」を、県議会の代表質問で取り上げた。テレビ神奈川で録画が放映され、それを見た方から突然電話があった。「地元のコミュニティ施設が危機にある。話を聞いて欲しい。」もちろん「はい。」と即断した。

お会いして聞いてみると、なかなか難しい案件だった。横山団地集会所を残して欲しいとの意見だが、既に廃止が決まっており、廃止を前提として団地全体の建て替え計画がつくられている。

どうしようか迷った。仕事は適当に受けてはいけない。難しそうなら、先方に期待を持たせずに、正直に「ダメかもしれない」言ってから、受けるのが信条。まったくダメそうなら断るのが礼儀。

熟慮した結果、その依頼を受けた。何より集会所の利用率が高かった。しかも普段は外に出にくい高齢者が、この施設があることで社会参加している。無くしてしまったら、地域のダメージが大きい。また相模原の政令市移行で、存在感が薄くなった県議としての意地もあった。

その後はまさにすったもんだ。県が悪いとか、市がどうなのかとか、いつもの押っつけ合いが始まった。県も市も、同じ市民が払った税金で運営されているのに。その壁は国境のように高い。

しかし私もプロ。過去の経験を踏まえて、成否紙一重の手だが時として有効な、「大騒ぎする」手段を採った。県議会の予算委員会で質問する、知事に直接掛け合う等々、役所が一番嫌がる話をしながら、良い意味でのプレッシャーをかけた。

市役所は味方になってくれた。偶然にも知っている方が担当で、県と真摯に話してくれた。何だかんだと3年位やっただろうか。

最後は人事異動の瞬間を狙った。県の担当者が入れ替わる時、急に「優しく」話を持ち掛け、折衷案を含めた具体的な提案をした。

自画自賛だが、良い仕事をしたと思っている。何故なら、地元の当事者が「県と市が意見を聞いてくれた。感謝している」と言ってくれている。市民の満足感を高めるのは、政治行政の大切な仕事だ。

一方で、この施設は次の課題も新たに出ている。国会議員になっても、継続して取り組む決意だ。またこの話は私ひとりではなく、同僚の県議や市議にもお世話になったことを申し添えておく。

●今日一日

【午前】
地域まわり/衆議院神奈川14区内

【午後】
ボランティアサークル会議/相模原市中央区横山
事務作業/事務所
会合(党)/都内


ありがとうございました


2020年10月28日(水) 国勢調査の備品をカンボジアの学校へ

半月程前、友人から連絡があった。国勢調査で使った備品を有効利用できる、相模原市役所から寄付を受けられないか。そういう内容だった。その先は「インドシナ難民の明日を考える会」。具体的にはカンボジアの学校に寄付する話だ。

大賛成である。大分以前のこと。消防団の更新車両や、道路で撤去した放置自転車を、フィリピンに寄付するような話もやった。含めて、放っておけば廃棄物になってしまう。もったいない。

今回の話で驚いたのは、前回までの国勢調査では、国からの指示ですべて廃棄していたとのこと。また今回ご尽力頂いた市役所の方からは、今後より寄付の範囲を広げたいので、国に意見して欲しいとも。

地方議員を長くやってきたことが、私の国政挑戦の原点である。市民の声には、柔軟かつ親切に対応しなくてはならない。今回の件は、その理想の事例として、話をしていきたい。

●今日一日

【午前】
地域まわり/衆議院神奈川14区内
行政相談対応(教育)/市役所

【午後】
私用/県内

【夜】
支援者訪問/相模原市中央区中央
事務作業/事務所


ありがとうございました


2020年10月27日(火) マスコミからの問い合わせの答え

現在は衆議院候補予定者として、以前は県議会議員として、マスコミの取材が入ることが多々ある。

いい加減な話をしても信頼されないし、それこそ仕事の信頼を失う。だから結果として、「提供できる」情報は限られてくる。

ここ最近は、神奈川14区の状況について、多くの取材が来ている。

「今は特にありません。必ず私が候補予定者になるので、その連絡が来たら、また改めてお伝えします」と、一貫して答えている。

●今日一日

【午前】
地域まわり/衆議院神奈川14区内


【午後】
行政相談(住宅)/事務所
行政相談(医療)/同
事務作業/同
マスコミ取材/相模原市中央区相模原

【夜】
会合(地域)/相模原市中央区相模原


2020年10月26日(月) 上念司ニュースの虎側

上念司さんのユーチューブ番組の名称である。登録数は3万件を超え、広告も段々増えている。ご本業は経済評論家かつ経営コンサルタントだが、立派なユーチューバーの域に達している。

ご縁は深く、また様々ある。うち一つを挙げるとすれば、我が息子雄一郎の母親の同級生。今でも同時の仲間で、時々は酒を飲んでいる。

さてこの番組。気が付けば日々見ている。氏は特定党派に偏ってはいない。具体的な事象に基づいてコメントしている。しかし少なくとも立憲等の支持者でないことは、節々で伝わってくる。

それでも、とにかく話が面白い。「寺崎の話は真面目だけどツマラナイ」と、よく言われる。その自覚はある。改善したいと思う。

今後の政治は言葉が大切だ。間合いとか、行間とか、酒飲ませてなんぼとか。そういうのは限界かな。ストレートかつ、熟慮された言葉が必要だ。先輩の技を、謙虚に学びたい。

●今日一日

【午前】
地域まわり/衆議院神奈川14区内

【午後】
地域まわり/衆議院神奈川14区内

【夜】
会合(党)/相模原市中央区中央
会合(党)/都内


2020年10月25日(日) 大阪都構想に反対する理由

大阪都構想に反対だ。一方で大阪ローカルの課題なので、入り乱れての深入りはせずに、最終的な大阪市民の判断を注視している。

私が反対なのは、維新の会が推奨しているからではない。そういう党利党略ではなく、都構想には理解できない点が大きく三つある。

一つは、2重行政にいついて。2重であることイコール悪ではない。市民に役立つ施策ならば、2重でも3重でもやった方がいい。

二つは、ムダが出来る原因について。主に市・県・国の意思疎通が上手くいかない場合だ。そしてこれは制度よりも人、つまり首長や職員、議員の問題が多い。現に維新の会も、「大阪では府と市を同じ維新が運営しているので、2重行政の弊害を抑えられた」と言っている。

三つは、政令市を解体すること。確かに指定都市制度は問題を抱えている。半世紀以上前に出来た制度、また地元相模原のように大都市ではない市も、今では含まれている。改善は必要だが、それはより中身を充実する方向だ。解体して、特別区をつくる発想は支持できない。東京23区の多くが、より強い「市」への移行を願っている点も無視できない。

さて世論調査によると、賛否が拮抗しているらしい。維新の会が圧倒的に強い大阪。そこに公明党が加わった今、大差で可決されると思っていた。

不明を恥じる。市民は冷静に見ているのだ。

●今日一日

終日地域まわり/衆議院神奈川14区内


日中は街宣車でした


2020年10月24日(土) 尊敬する支援者と王騎将軍の言葉

「大変だろう」と支援者が気遣って下さり、しばし自由かつ楽しい時間を頂いた。プロスポーツを人生初めての場所で観戦。知らない世界があるものだ。

上から試合場と観客席を見下ろす。お連れ下さった尊敬する支援者が言う。「みんなの為に働く真のリーダーは、みんなと同じ目線ではいけない。同じ場所に立っていても、上から全体を俯瞰しなければならない。」

そう言えばキングダムの王騎将軍も、同じようなことを言っていた。最期を迎える直前に馬上で、信に対して「将軍が見える景色」を伝えた。

未熟な私では、消化しきれない。言葉の意味をずっと考えている。しかし一つ分かる。自ら見たものによってしか、人の心に残る言葉は伝えられない。

●今日一日

終日所用


2020年10月23日(金) アメリカ民主党のバイデン候補を支持するが

アメリカ大統領選挙では、民主党のバイデン候補を支持している。対日政策では厳しい点も出て来るだろうが、それに増してトランプ大統領の言動は限界だ。「全員収監だ」にはゲンナリした。

それでも前回、ヒラリーを応援していたようなトキメキは感じない。バイデン候補の魅力が薄いせいだろう。アメリカ国内でも同様の意見は多いと聞く。演説会を見ても、反トランプ以上のメッセージを感じない。

話は変わるが立憲民主党。私は一貫して「堂々たる野党として、厳しく政権を批判するべき」と主張してきた。「対決よりも解決」とか、「提案型野党」はダメだ。人数が少ないからこそ徹底抗戦。

一方で必要なことがある。反対する理由をしっかり考え、党と支持者全体で共有すること。その姿勢と背景にある考え方が一貫していれば、反対し続けることが前向きなメッセージに変わる。

●今日一日

【午前】
地域まわり/衆議院神奈川14区内

【午後】
地域まわり/衆議院神奈川14区内

【夜】
ライオンズクラブ親睦委員会/相模原市中央区中央


2020年10月22日(木) 政令指定都市制度の改革を目指す

本村賢太郎市長をはじめとする市行政幹部と懇談会。内容は来年度の県予算編成について。様々な意見要望を頂いた。

県議としての役目は多岐にわたる。何よりも市民の意見。そして市民の声を身近に聞いている市の意見だ。神奈川県自治基本条例にも、「市町村の意見は市民の意見、しっかり聞いて取組む(要約)」とある。

しかし市役所は大変だ。背伸びをして政令市になり、その後「分権」が続き、昨今は台風災害やコロナだ。債権の発行も許可制なので、ギリギリの予算まわしになっている。

私が国政で変えたいことの一つは、政令指定都市制度そのものについて。元々は横浜・名古屋・京都・大阪・福岡の5大市の為につくった制度。それと全く同じルールが相模原に適用されている。

無理がある。市民のための制度であるはずが、結果として市民サービスの抑制に繋がりかねない事態だ。当該県市の合意によって、業務分担を自由に決められる。途中変更も自由。そうすることが地域主権だ。

●今日一日

【午前】
地域まわり/衆議院神奈川14区内

【午後】
地域まわり/衆議院神奈川14区内
行政相談対応(教育)/市役所
市長他行政幹部との懇談会/同


要望実現に向けて頑張ります


2020年10月21日(水) JAM富士工業グループ労組を訪問

様々な団体の大会や総会のシーズンである。例年は直接伺ってご挨拶しているが、コロナ下の対応により、先方のご都合で参加を見合わせる場合も多い。次善の策として、お祝いメッセージを届けている。

今日はJAM富士工業グループユニオンを訪問した。初当選からずっとご支援頂いている労働組合さん。レンジフードのシェアが日本一の会社でもあり、地元相模原と私自身にとって大切な皆様だ。

振り返れば、日金工、帝人、セントラル自動車、キャタピラジャパン等々。ご支援頂いた会社の多くが、地方移転や縮小により相模原から引っ越してしまった。寂しいことだ。雇用や税という視点でも問題である。

「企業誘致よりも、今いる企業に手を差し伸べる策を!」県議会で主張してきた。しかし神奈川県は、緊張感が薄い。企業に居続けてもらえる街づくりが、人口減少の中でますます重要になっている。

●今日一日

【午前】
所用

【午後】
地域まわり/衆議院神奈川14区内

【夜】
事務作業/事務所


日頃よりありがとうございます


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