てらさき雄介の日記
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昨日の続き。『シグナル・未解決事件捜査班』が「残らなかった」と書いた。一方で映画や本は時として、「残るもの」を与えてくれる。
「必殺4」には最初に見た当時から、30年以上を経てずっと「残っている」セリフがある。
仕事人の元締めの岸田今日子が、仕事に失敗した仕事人に言う。「腕が立ってこその仕事人だ。てめえの手がなまくらなら、最初から引き受けなければいいんだ」
飲み屋の倍賞美津子が中村主水に言う。「男と女はつまらないね。浮気とか本気とか。他にやることはないのかね」
いずれも今に至る私の人生に、影響を与えていると思う。
●今日一日
【午前】 ワクチン接種担当部よりレクチャー/神奈川県庁 立憲民主党・民権クラブ県議団厚生部会/同 厚生常任委員会(報告及び質疑)/同
【午後】 厚生常任委員会(質疑)/神奈川県庁 地域まわり/相模原市中央区内 事務作業/事務所
いつものアパホテルに宿泊。ここは映画チャンネルがタダ。本数は多くないが、定期的に内容が入れ替わる。何と今日は必殺仕事人があった。しかもマニアの間では伝説の「必殺4」。深作欣二が監督している。
小さい頃、『必殺シリーズ』が大好きだった。山崎努の仕置人時代から。しかし人殺しが主人公だし、殺陣も残酷、また艶っぽいシーンもあったりして、親に隠れてこそっと見ていたものだ。
さて「必殺4」。とても久しぶりに見たが、素晴らしくて感動した。懐かしい。以前の日本はこういう映画がつくれたんだな。放送禁止ではないのだろうが、今なら自主規制してしまうだろうシーンとセリフが満載。
・頼み人の女性が身体を売って依頼金を稼ぐこと。売春宿の店主からバシバシ叩かれ、約束の金額を稼いだ後に、包丁で自殺すること。その死体を見て、店主が「迷惑だ。塩まいときな」と言う
・悪役の新しい町奉行が陰間出身であること。陰間という言葉をそのまま使い、その職場に聞き込みに行く
・千葉真一演じる仕事人が、仕事(人殺し)を子どもに手伝わせている
・徳川将軍が秘密の奥部屋をつくり、性的な遊戯を楽しんでいる
・死んだ人を土葬するとき、直接顔を体に土をかけている
・老中が毒殺されるとき、周りにいる人たちが、死ね死ねと言い続ける
・中村主水が飲み屋で、「今日は俺の驕りだ。そこら辺の貧乏人共を集めて飲ませろ」と言う
これをR指定なしで配給していたのだから、隔世の感がある。まあ当時は「大人の映画」を、子どもが見ること自体なかったけれど。
さて悪例に挙げて恐縮だが、先日「シグナル・長期未解決事件捜査班」を見た。それなりの俳優が出ていたし、途中飽きることはなかった。しかし何も残らない。もう数日で印象が薄れているし、数か月すれば見たことも忘れるだろう。
何が違うのか。それは血と欲、また死がストレートであることだ。本来人は綺麗に死ねない。長く生きていれば、頭と体と心に汚いものが混じる。それが本質だ。
それをそうだと認めては、社会は成り立たない。だからオブラートで包むのも了。しかしだからこそ映画の世界はまた別であって欲しい。
●今日一日
【午前】 所用
【午後】 税制指導課よりレクチャー(米軍特例)/神奈川県庁 基地対策課よりレクチャー(同)/同 事務作業/同
中村主水の眼光は凄い
右下の歯が痛い。どうも詰め物が取れたようだ。そう思って数日。改めて鏡を見ると、どうも奥歯が割れているように見える。グラグラしている。初めての経験だ。さっそく行きつけの歯医者さんへ。
レントゲンを撮る。診察を受ける。やはり割れている。割れた方は取り除き、改めて詰めなおす治療とのこと。
脱脂綿で皮膚麻酔をかける。そこに注射で本麻酔。歯を削る痛さは耐えられない。最近はこうやって麻酔をすぐに使ってくれるありがたい。正味20分くらい。取り出した歯の一部を見ると。血まみれになっている。
次回は削ったところを掃除して、型をとる。そのまた次回に詰めて終了。最近は食事のたびに歯をみがき、歯間ブラシも使っている。しかし振り返れば以前は違った。小さい頃から大事にしておけばよかった。
●今日一日
【午前】 歯医者/相模原市中央区 行政相談対応(福祉)/相模原市役所 打合せ(党)/相模原市中央区
【午後】 地域まわり/相模原市中央区内
【夜】 会合(地域)/相模嵐中央区
2021年04月06日(火) |
市街化調整区域という制度は必要なのか |
市街化調整区域の建物転用について、ご相談を受けている。権限は県と市にあるが、法律による縛りはキツく、現場レベルの判断で何とかすることは困難な状況だ。
元々市街化調整区域は開発区域を限定することで、税金の効率的な投入と、乱開発を防ぐためのもの。しかし今は昔と状況が違う。人口自体が減っているから。乱開発どころか、地域から人がいなくなる恐れがある。
調整区域に限らず、日本は土地の利用規制が厳しい。建替えが決まった公の県営住宅ですら、市が決めたルールに従わなければならず、高層化をし切れなかったケースもある。
個別案件に対応していると、全体の課題が見えてくる。今回もそう。調整区域という制度自体を存続させる必要があるか、また残すなら今の線引きが打倒なのか、再考する時だ。
●今日一日
【午前】 休み
【午後】 行政相談対応(福祉)/相模原市中央区 行政相談対応(福祉)/同
2021年04月05日(月) |
道路拡幅など公共事業は重点化を |
道路拡幅について相談を受けた。市の担当者は親切に対応してくれた。必要な事業なので、今後も上手くいくよう見守っていくつもり。
さて道路拡幅一般の話。大きなお金がかかる。主に福祉政策に携わってきた私は、今でも驚くことがある。ケタが違う予算が必要になる場合も。
今のままではいけない。重点化する必要がある。まずは必要性。安全性が問われている場所を除けば、本当の幹線道路以外は、新規の着手は見合わせるべきだ。
また早急な設計から完成。公共事業は時間に比例して予算が膨らんでいく。早期着手とスムーズな進行が難しい場所も、再考する必要がある。
●今日一日
【午前】 行政相談対応(道路)/相模原市役所
【午後】 所用
2021年04月04日(日) |
鉄道事業者の採算悪化が与える影響は |
地元相模原の小田急多摩線延伸について。元々越えなければいけない課題がいくつかあった。現市長になって、ようやく正確な情報が出てきた。地域の期待を真摯に受け止め、地元県議として取組んでいきたい。
またコロナによって新たな問題が浮上した。鉄道事業者の経営が苦しくなっていることだ。最大手のJR東日本でも大変な状況。小田急電鉄等の私鉄は言うに及ばずだ。駅前等の周辺開発もトーンも下がっている。
アフターコロナはどうなるか。あらゆる政策、いやまちづくりの方向と手法自体が、大きく変わることも予想される。現時点ではどうなるかわからないが、非常に難しい『仕事』を政治家は迫られるだろう。
●今日一日
終日所用
2021年04月03日(土) |
好きな繁華街と地域のタイプは分かれる |
好きな繁華街のタイプは分かれる。私は東京では新宿がいい。全国では大阪、札幌、那覇かな。ある人は仙台が好きだったり、福岡だったり、また熊本だったりもする。個々にある店は違いが少ないかもしれないが、集まっている雰囲気はそれぞれ趣がある。
また上記の新宿、大阪、札幌、那覇も、その中にまた地域がある。何度も行っているうちに、自分が馴染める場所が出来る。もう若くはない。セコセコと新規開拓することは少ない。決まった場所と店をハシゴするだけ。それが楽しい。まあハシゴするだけまだ元気かな。
●今日一日
終日所用
2021年04月02日(金) |
与那国便は条件付きの発券だった |
与那国へのルートは船か飛行機。船は石垣島から出ている。約4時間かかるらしい。外洋を走るので欠航もある。飛行機は那覇が一日一便、石垣が一日三便出ている。島の天候は不安定なので、これも飛ばないことがある。
実は今回も危なかった。数日前の石垣から与那国への便。石垣空港でチェックインすると、「条件付きの発券になっている。石垣の天気が悪く、今向かっている飛行機が降りられないかもしれない。」
なるほど。天候なので仕方ない。「乗れない場合、次の便か、明日の便に振り替えられますか」と聞く。すると「もちろん出来ますが、ここ数日の与那国行は満席なので、席がとれない可能性はあります」とのこと。
またこれも致し方ないか。運を天に任せよう。飛行機が就くことを期待しながらも、ダメだった場合は石垣にもう一泊して、宮古や本島での行ってみるか等、あれこれ頭を巡らせていた。
するとその間に、みるみる空が晴れてきた。良かった。これで大丈夫だろう。予定通りの旅が出来る。空港にアナウンスが流れる。「ご迷惑をおかけしました。15分遅れて到着しました。出発までもう少しお待ちください。」
●今日一日
終日所用
2021年04月01日(木) |
宿は準個室のプレハブ小屋 |
宿は“与那国ゲストハウス・フィエスタ”だ。前回選んだ理由は場所がいいから。タクシーのない島なので、夜飲んだ後は歩いて帰るしかない。また裏が海と亀甲墓群。ロケーションも最高だ。今回は迷わずここにした。
雑魚寝が基本だが、他に誰かいるのも気を遣う。好きな時間に寝て、好きな時間に起きる。それが旅の醍醐味だ。“準個室”を選んだ。値段は割り高になり、1泊4000円。入口に鍵はかからないが、そのプレハブ小屋の中では24時間好きに過ごすことが出来る。
トイレとシャワーは共同。女性客も多いせいか、とても清潔にしてある。また共同スペースでは、1杯100円で泡盛とコーヒーを好きに飲むことが出来る。
島に唯一のホテル“アイランド”が、敷地内のこれまた島で唯一のお土産屋さんと共に、昨日で無期限休業になった。コロナも影響したそう。今後は民宿とゲストハウスのみになる。それで構わないという私のような人種はいいが、今後は一定旅行者の動向に影響が出るだろう。
●今日一日
終日所用/与那国町
 快適です
2021年03月31日(水) |
祖納で唯1軒のスナック来夢来人へ |
再び“スナック来夢来人”へ。「居酒屋ばかり入っているけど、うちは観光客がほとんど来ない」とママさんが嘆く。
島のお客さんが何組か来ていたので、色々話をした。隣に座った男性は、だいぶ年上に見えたが、聞くと2つ下だ。島の生まれ育ちで、測量関係のお仕事。田んぼや山も所有し、作物も採っているとのこと。「週末田植えを手伝わないか」と聞かれたが、あいにくその時点で与那国にいないと断った。
そのまた向こうの男性は齢60位。沖縄県庁で勤め上げ、定年で島に戻ってきたそう。与那国から県庁に勤める人は少ないとのこと。私も不覚を取り、ポロっと役所っぽい話をしてしまった。道路や基地の話で盛り上がった。
明日も特に何もない。しかし酒を飲むと長持ちしないのが習性。弱っちいと思われたくないので、先に帰るまいと頑張ったが、夜の11時をまわった辺りで限界がきた。楽しい夜でした。暗い夜道を帰ります。
●今日一日
終日所用/与那国町
 外見はこんな感じですが、中は明るいです
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