kumohikaruの日記
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しめっぽい顔をした雲が
どんどん勢力をひろげてくる
雲は雨粒をばらまいた
グレーの無彩色の世界が拡がる
ロマンチックで
パステルカラーの目の前が
無声映画の世界にかわった
風雲急をつげる戦国時代
あるいはすれちがいの恋愛映画
頬も体も雨粒が程よく冷やしていく
小走りに雨粒
木漏れ日の昼下がり
丘の上の広場は 背の低い草ばかり
僕は見つけた 実生の木の苗は丈夫そうで 養分は素直に吸収できそうだ これは大きな樹になるぞ 僕は水を運んで来よう 僕の時間を少しあげる 遊びたいけどいいんだ 一緒に夢がみれるから
大樹になったその下で 木漏れ日お昼寝
おじいちゃんが目をさます 昔ばなしに花が咲く
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