kumohikaruの日記
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2003年02月02日(日) 鯉こく

 久しぶりに「鯉こく」を食べました。

父の姉が買って来てくれたものを、朝から母が煮てくれました。

うちでは「鯉こく」は、大晦日の日に、鉄の手鍋で何時間も煮ては冷まし、煮ては冷ましして

味を染み込ませます。

 輪切りの鯉が、味噌仕立ての汁の中に一つ盛られます。

 私は、この内臓のところが好きです。

尾のところや頭に近いところもありますが、できれば内臓のあるところがおすすめ

です。

 あまくて、滋養もあり、温かくなり、味噌とよくあいます。

 新鮮な鯉が一番のごちそうだった昔からの料理ですね。

 海のないところでは。



 


2003年01月28日(火) りんご風呂  温泉

 久しぶりに温泉に入りました。

湯舟にある頭をのせるまるたの木を抱き込むように、足を浮かせてみました。

大きな湯舟とまるたの木とそこに浮かぶりんごたちが、ふわっと足だけではな

い、浮遊感を感じました。

 そして、そこに掛かっている「島崎藤村」の「初恋」の詩をなんとはなく読

んで、「りんごをわれにあたえしは...」


 かたわらでは、5歳くらいの女の子が、温泉の湧きあがる石の器のような中

のりんごを湯舟に放ったり、また元どおりにしたりしていました。


 時間があれば、また、ゆっくり入ろう。


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