kumohikaruの日記
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突然ですが
詩人で小説家の島崎 藤村という人が、信州の小諸で教師をしていた時期が
ありました。
木村 熊ニという「小諸義塾」という学校を創った人の招きで小諸に来まし
た。
木村 熊ニは、川原など土手の土止めにアカシヤの木を植えたり、森山とい
う地区に、桃を植えて、桃の缶詰めで産業にしたりと、アイデアの豊富な人で
した。
いま、桜の花見はしますが、桃の花見はあまりしません。一度、ハウスの中
で桃の花見をしたことがありました。
桜、桃、りんご、梅 。
4月下旬ごろから、白、ピンク。ピンク。白。白、赤など花が咲きます。
世界にたった一つの花たちが。
きょう桃の畑の作業をしていたおばあさんが、「桃はひとつひとつ枝に並ん
でいるつぼみが咲いた数だけ実がなる」と教えてくれました。つぼみが並んで
いました。
全部咲けると、実がなるといいのですが、、、。
桃の花見も桃源郷のようで、いいのでは。
「季節のものなので」という言葉とともに
「ふきのとう」のてんぷらが目の前にきました。
「おー!」
妙齢の人が発する言葉ではありませんが、そういうしかありませんでした。
「おー!」 この気持ちも、日本人ならでは、「旬」をありがたがる気持ち。
「季節のものなので」という言葉に
「おー!」は、率直すぎるかも。そのあと「大きなふきのとう」
「ふきのとう」をほめてしまった。
旬の気持ちは、表現が旬をのがしてしまう。
まあ、今度は私が素敵な言葉を添えてみよう。
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