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くもりのち晴れ
美雨
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2002年01月19日(土)
拒絶と受容




 昨日に引き続き、女と男の話。
 
 父が私を好きだったと書きましたが、それも、私が「女」になることを拒んだ理由のひとつです。
 父に、「女」としてみられるのを避けていました。
 あ、と言っても、別に娘に欲情するアブナイ父だったわけではなくて。
 多分世のお父様が、年頃の娘にどきどきするように、ごく普通に私を女性として意識しただけだと思うんですけど、年頃の娘としてはその視線に耐えられなかったんですね〜。
 髪はいつもショート。制服以外ではスカートははかない。大きくなっていく胸を押さえるために、さらしを巻きたいとさえ思っていました。

 進学という名目で親元を離れたときは、本当にほっとしました。

 学生になった私は部活に打ち込みました。
 武道です。
 柔よく剛を制すの世界。
 「技」「精神」を鍛錬する世界。
 上下関係は厳しいけれど、男と女の差がないサークルで、かなり居心地のいい思いをしました。

 あと・・・ここだけの話、稽古中は接触が多いので、かなり接触欲求が満たされました(爆) いや、マジで。
 ふだんの生活では、男友達に肩を触られるだけで払いのけてた(おいおい)くらいなんですけどね。

 男の人が好きなんだけど、素直にそれを認められない。自分が女であることを意識させられず、かつ異性と触れ合える、そういうベストな状況だったんですねー、いま思うと。

 そんなんでだいぶリハビリになったのかな?






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2002年01月18日(金)
男か女




 ふと気づくと、マイエンピツに登録してくださっている方々がいらっしゃいます。
 ・・・いいんでしょうか、こんな内容で・・・
 もっと、美しく、切ない感じの日記にしたかったのに、どうしても地が出てしまって・・・
 せっかくのバーチャルな空間なのにね。
 でも、実生活では口に出せないことを吐き出せて、けっこう生きがい(?)になってたりするのですけど(笑)
 

 で、昨日の話の続きです。
 「なぜ男になりたかったのか?」
 
 多分ですね〜、「男の子が好きだから」だと思うんですよ。
 ブラコンなんで。
 お兄ちゃんが大好きだったんですね。
 またこの人が、「かわいい、頭いい、みんなに好かれる」という三拍子そろった人で。
 彼みたいになりたかったのかもしれませんね。
 
 一番の理由は、母親に好かれたい、ということだと思います。
 母親が兄を溺愛していたので。
 男になれば、母に好かれるかなと。
 
 女になることを否定されてましたし。
 (父が私を好きだったので、母は嫉妬してたんだと思うんです)

 女であることに自信を持てなかった私は、男になれば理想の自分になれるかもしれないと勘違いしたのですね。
 
 自分が「女であること」を受け入れられたのは、月並みですが、やはり恋愛をしてからでしょうか・・・?
 彼に愛撫され快感を覚えたとき、そして初めて彼と繋がったとき、女でいることも悪くないと思いました。
 積極的に「抱かれたい」と思ったのはもっと年齢を重ねてからですけど。
 
 まー、そんなこんなで、今は女であることに不満はないです。
 女であることにあぐらをかかず、精進しなきゃな、とは思いますが。

 





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2002年01月17日(木)
お医者さま




 産婦人科では嫌な目にばかり遭います。

 最初に行ったのが、高校生の時。

 生理痛&排卵痛を相談しに・・・というのは表向きの理由で
 本当は、「女かどうかを確認しに」行きました。
 
 当時の私は、本当に、「女」であることが嫌で嫌で、
 もしかして、「男」なんじゃないかって期待して、
 診察してもらったわけです。
 「タンポンがうまく入れられないんですけど」って口実で。

 そしたらその医者、
 「ここに突っ込めばいいんですよ」と言って、
 いきなり指を突っ込んだんです!
 
 ・・・一応処女だったんですよ?
 タンポンすら入れられなかったんですよ?
 普通そういうことするかぁ〜?
 
 不意打ちくらってびびったのはもちろん、
 「なんてことするんだ、このおやじ!!」っていう怒りと
 「やっぱり女だったんだ」っていう落胆が一気に来まして、
 帰りの道はかなりだるかった(し痛かった)です。


 産婦人科の内診室は、カーテンが引かれているんです。
 そう、横になった患者さんの腰あたりで。
 お医者さんは、カーテンから手前にある「患部」だけを診察するのです。
 患者さんの顔も見ないなんて、そんなの何か変じゃないですか?

 
 だからあんな勝手なことされたんだ、と思ったわたくしは、
 2回目に行った病院で、「カーテンを閉めないでください」と主張しました。
 すると、そのおやじは「こっちが恥ずかしいんだから・・・」
 「普通の娘さんなら恥ずかしいはず」
などどぶつぶつぬかしやがったのです。
 
 原因が不明なのに「これをつけとけば治るでしょう」と言って薬を出された日には、切れました。
 「検査結果もまだなのに、何でそんなことがわかるんですか?ちゃんと説明してください。納得できないので薬は要りません」って。

 ・・・いやぁ〜、とんがってたんですね〜。今ならお医者さんの気持ちも少しはわかるんですけど。。。
 

 そのあとに行った病院はいいところだったんですが、先日行った病院でまたしてもおやじの偏見に遭いまして・・・
 

 なんというか、産婦人科というのは、一般的なおじさまの考え方を知るにはいいところかもしれないです。
 






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