鈴木めぐみの徒然マンガ日記
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2003年10月07日(火) 風邪

風邪をひいてもう10日。咳がとまらなくて薬を飲んでは早く寝る、の毎日。今週末の運動会までには何とか直したいんだけど……。おでんとか鍋とかカンタンであったまるメニューに目がいきがち。

そう言えば『チューネン娘。』だったか『おいピータン』 だったか、最近読んだ伊藤理佐のマンガにこんなシーンが。一人暮らしの女の子が風邪ひいて寝込んだ時に、会社の先輩(女)が「出前に鍋焼きうどんと親子丼を取って、親子丼は2回に分けて煮込んでおじやにするのよ」というセリフが、妙にインパクトありました。病気の時に食事の支度ってすご〜くツライ。一人暮らしの生活の知恵って感じがリアルなヒトコトでした。


2003年10月06日(月) エースとベルばら

先日本屋へ行ったら、オスカル様のお姿が表紙にドーンと載ってる雑誌を発見。んっ、またマンガ特集?と思いつつ近づいていったら、ぴあだか何かのスウィーツ特集雑誌。キャッチコピーは「甘いものは”べつばら”よっ!」
……ああ、それでオスカルなのね。と思わず腰砕けになってしまいました。

井戸端で話題になった象印夫人やダイドードリンコのお腸夫人、車のCMなどなど、このところ『エースをねらえ!』 (山本鈴美香)と『ベルサイユのばら』 (池田理代子)ネタがなんと多いことか!ちょうどリアルタイム読者の世代が企画に携わる世代というのもあるんだろうなぁ、これ。この2作品への根強い支持は、例えばbk1 でも紹介した『ベルばら』の復刻版は、一日に数セットという好調な売れ行きだったなんて話も聞いたし。

もちろん、両作品の少女マンガを読まない人への認知度の高さも、他メディアへの起用の多さの一因だろう。少女マンガでほかにそういう作品というと、『アタック�癸院� や『サインはV!』『ガラスの仮面』 『生徒諸君!』 『はいからさんが通る』 などなど、やはりどうしてもアニメ化されたりドラマ化されたものに限られてしまうのはちょっと残念。『風木』や『ポー』のパロディ(?)CMも観たいんだけど、こちらはなかなか難しいのかなぁ。

ともあれ、その手のCMを観ると、ついまたオリジナルを読み返したくなる。『エース』派の私としては、『ベルばら』だけじゃなくて、『エース』の復刻版もぜひ出して欲しい。「許されざる恋」とか「例外メンバー岡ひろみ」などなど、当時はそれをみただけで中身がわかるような、サブタイトルがついていたのよね。けっこうアレ、好きでした。いつからあれって無くなっちゃったんだろう……?


2003年10月02日(木) 東京ぬりえきせかえ

リニューアルした「BE LOVE」の連載入れ替わりもそろそろおちついてきたみたい。長期連載だった『エンジェル日誌』 や、『絶対にやめるもんかっ!』(三原陽子/衿野未矢)、『コンシェルジュ』 (楠木あると)、『カブキなさい』 (吉田まゆみ)『今日がいちばん!』 (石塚夢見)(あ、今号で『バラと最悪の魂』 (高口里純)も……)が次々と終了してしまった。

さびしいなぁと思う反面、『生徒諸君! 教師編』(庄司陽子)や『東京ぬりえきせかえ』(深見じゅん)などなどの連載にはけっこうはまってる。まぁ、『生徒諸君!』 は、困難があってもナッキーならなんとかしちゃいそうなので、安心(?)して読んでいるところがあるんだけど、続きが気になるのが『東京ぬりえきせかえ』。母の期待を一身に背負い、憧れの名門女子校への入学に向けてがんばってきた桜。だが、受験失敗からすべての歯車が狂ってゆく。自棄になった母親は家事も何もかも放棄して、TVの前から一歩も動こうとしなくなる。責任を感じた桜は街をさまよい、色という少女とともに暮らし始める。母を壊してしまった罪悪感を抱える桜に、明るい明日はあるのか……!?とまあこんな感じのストーリー展開。『悪女』『むぅぶ』『5秒前』と、立て続けにステップアップストーリーを描いていた深見じゅんだが、今回の作品は今のところはむしろ「YOU」などで時々描いている短編の、「トラウマ克服」「現状打破」モノのノリに近い。もっとも今号では、どうやら芸能関係者らしい色の義理の父親が「ボクには(色より)桜ってコの方がひっかかるけどね。キミには見えないんだろうね。あのコのオーラが」なぁんて言っているところをみると、この先芸能界シンデレラストーリーになっていくのかな?けっこうアブナげな色の義妹も登場して、これからがますます楽しみに。

そうそう、今号から短期集中連載で始まった『おかえり我が子』(街田チカ)の続きも気になる。沖縄で起きた実話である「赤ちゃんの取り違い事件」。その原作『ねじれた絆』 は、読んだことがあったけれど、マンガならではの絵の説得力がある分(迷いながらも我が子と対面したそれぞれの親が、自分そっくりの子供を目の当たりにするシーンとかね)、迫力も読み応えも十分!1週間や2週間でも育てていれば愛情がわくだろう。いわんや、7歳まで育てた我が子が実は他人だったとわかった時のショックととまどいは、想像に余りある。主人公である母・綾の「ふたりともこの手で育てたい!」という想いは、偽らざるホンネだろう。原作には2つの家族の17年の記録がしるされていたが、文庫本にはさらに7年後が書き下ろされているんだとか。私が未読のかきおろし部分まで、この作品で描かれるといいな、と思いつつ、第2回を心待ちにしているところだ。


2003年09月29日(月) もうすぐ選挙

もうすぐ選挙。安倍幹事長の就任で、自民党の勝利は確実!?でも、ちょっと前なら「そんなの通らないでしょう!」と思うような法案が、どんどん成立しているのが、子を持つ身としては怖くてしょーがない。

山岸涼子さんが『中東派兵について一言』(プリンセスコミックス『笛吹き童子』収録)でこんなことを書いていたのを、以前bk1のコラム で紹介したことがある。

たとえ世界中の人々が卑怯・弱虫と声高に叫んだとしても
だからこそ戦争に一切荷担しないと宣言する事こそ本当に勇気ではありませんか!!

残念ながら、本来ならあくまでも冷静に判断すべき人たちが、実はいちばん戦争したくてウズウズしているように見えてならない。ハナ息が荒いのは、実際に戦うのは自分や自分の家族じゃない、というのがわかっているからか……。そんなわけで、映画というメディアや、マスコミを利用して、戦争へと民衆を駆り立てていく『愛のように幻想りなさい』(石塚夢見)のような話が、現実にもひそかに進行しているのでは?と不安になる今日この頃。

思えば、70年代少女マンガには、戦争モノがずいぶん描かれてきた。巴里夫の『赤いリュックサック』『疎開っ子かぞえ唄』や、大島弓子の『戦争はおわった』、木内千鶴子、鈴原研一郎etc、etc……。それだけに、戦争の経験はなくても、その怖さは十分に刷り込みされている。私自身は特にヒイキ(?)の政党があるわけじゃないけれど、子供を戦地にやらずに済むような選択をしたいと思ってる。


2003年09月26日(金) まんがベストテン

全部はそろっていないけれど、うちの本棚には「ぱふ」の「まんがベストテン」号が並んでる。思えば最初の一冊は、中学時代に友達がくれたんだった。「78年度マンガ界総決算号」と銘打たれているその雑誌を、「マンガ」は読んだことはあっても「まんが専門誌」は初体験だった私は、興味津々で読んだ記憶が。たまたま「まんがベストテン」号だったので、前年の少女マンガ状況が総括してあるし、ベストテンでは大好きだった『綿の国星』 (大島弓子)や『はみだしっこ』 が上位に載っているしで、読み応え満点!
ちなみにこの年の長編部門ベストワンは『カリフォルニア物語』 (吉田秋生)、短編部門ベストワンは『綿の国星』(このシリーズは短編扱いだったの。ちなみに2位には、同シリーズの『ペルシャ』がランクインしている)。そう言えば、この年は圧倒的に少女マンガが強くて、上位で少年マンガと言えば、『アタゴオル』 シリーズと『すすめ!パイレーツ』(江口寿史)くらい。萩尾・大島・竹宮の御三家の名前が順位リストのあちこちに載っているこの頃って、やっぱり少女マンガ黄金時代だったことを改めて実感!

その後はウィングス系作品や少年マンガが盛り上がっていって、2002年分を見ると、いわゆる少女マンガでベストテンに入っているのは『フルーツバスケット』 (高屋奈月)と『遥かなる時空の中で』 (水野十子……ってこれは少女マンガというよりゲーム系なんですが)のみ。やっぱりちょっと淋しいぞ。まあ、「ぱふ」読者層の好みというのもあるから、これが即ち一般的なマンガベストテンとはいわないけれどネ。


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