ウェブ日記
バカンス2日目と3日目昨日午前中私が興味のある言語についてウェブページを探しているうちに 世界飛び地領土研究会 なるサイトを発見、 私の知らなかったことがたくさん書かれていたので 今日の昼まではまって読んでしまう。 旅行関係のサイトと違い、 領土をめぐって国や民族等が争う内容が多いので 気が済むまで読んだ後気分が重くなる。 関東州(および満州国) のページは特にお勧め。 私は内地のちまちました景色よりも、 大陸の地平線の方が見てほっとするので、 戦前に生れていたらきっと満鉄に勤めるかしてあちらへ渡っていただろうと思うけど、 もしそうなったらこのページに書かれている問題に気付き悩んだかも。 この問題は過去のものではない。 生活に不自由しないことはもちろんありがたいことだけど、 ただ良い暮らしだけ求めて、 国家と国民の関係を真剣に考えなかったことは終っていないから… 昨日と今日葡萄栽培の2科目の成績が発表される。 片方は60点の可、もう一方は50点のぎりぎりパス(ひー)。 朝早くからの講義、実習と文献探しに最後まで慣れなかったし、 配布資料がちゃんと整理されていないし、 宿題の提出が何度も期限に遅れたし、 宿題をやるのに時間を掛け過ぎて期末試験勉強の時間が無くなったし… でも、本当に葡萄栽培について色々学んだし、 やるべき宿題をちゃんと提出したので良かった。 残りのワインのテースティング関係の科目は通るはず。 ワインの記述や統計にまだ慣れていないので成績は悪いはずだけど。 ここ数日買物に行かなかったので 部屋の食糧をかなり食べ尽くす。 冷蔵庫がかなり空っぽになり、 良い機会なので電源を切り、 夕方から内部の掃除と氷落としを始める。 3時間半で終了。
バカンス1日目試験と宿題が終った翌日何をしたかというと、 結局ずっと気になっていたけど時間が無くてできなかった キッチンのレンジのごとく (02 Dec 2006追記:誤記。 「ごとく」ではなくレンジの炎の吹き出す部分、以下同様))6つの掃除。 日本のと違って炎が小さく数十も出るのではなく、 日蝕のコロナのように炎が輪になるのだ。 ごとく自体は大きな鉄アレイくらいの大きさと大まかな形をしていて、 コロナの炎を出すように鉄の筒が中に刺さっている。 この筒は素手では抜けないため、 安いスプーンとソムリエナイフのレバーを梃に使って 筒の水平に張り出した上部の縁とごとく本体の隙間に差し込んで抜く。 清掃するうち湿らせておくと汚れが取れやすいのに気付き、 ごとくを熱湯に漬けてから掃除するようになる。 掃除のし方を見付けるのはパズル問題を解くのより楽しい。 時間がかかるので普通なら何度かに分けてやるのだけど、 他の住人がきれいになったレンジで楽しく料理できるといいなと思い、 結局一度に済ませてしまう。 ごとくはきれいにはなったけど炎があまり均一にならなかったので 少しがっかり。 ごとくはロッジが建ってから私が来るまで 一度も清掃されていなかったようで ものすごく油汚れが積もっていた。 清掃して気付いた面白いことは その汚れが意外とあまり酸化されておらず、 熱湯に漬けたらふやけた粥のようになったこと。 炎は物を還元する性質があると知っていたけど、 キッチンでも起こることなのか? 去年落とした醸造の科目1つをパス。 69点で良(credit)。 ギリシャ人のワインメーカーの友人PKは79点の優(distinction)を取ったと聞いて喜ぶ。 今年繰り越した期末試験以外の成績がそれほど高くはないので 私の成績は納得行くものだけど 良は先学期十分取ったので私も優が欲しくなって来た。 期末試験の過去問を解いていたら昨年楽に通ったことに改めて気付かされた。 今やるべきことが何かちゃんと気付いて普通にやっていれば 私の今までの人生で無駄な苦労は大分無くなっていたのかなと思った。 でももう済んだこと。 PKと一緒に試験勉強した良い想い出も出来たし。
私の学期が終った午後今学期最後の宿題を提出。 これは本当は9月に提出すべきもの。 ハンドアウト(講義や実習で生徒に配られる資料)の記述に不備があったため 今月始めになってやっと気付いたのだ。 時間が足りなくなったので出来は酷いけど 教官と決めた提出期限を守ったのとやるべきことを一応やったのはやはり良いこと。 宿題提出後どっと疲れが押し寄せる。 7日以内に全科目の成績が発表されるまで 晴れない気分が続くだろう。 全部通るとは思うのだけど。 ちなみに宿題の内容は文献のまとめ(literature review)で、 題目はラテラルシュート(lateral shoot)が葡萄の実りに及ぼす影響。 ラテラルシュートとは葡萄の樹から今年芽吹いて育った新芽 (メーンシュート)の脇からたまに生えてメーンシュートと一緒に育つ新芽のこと。 ラテラルシュートにはほとんど実がならないうえ、 生えると葡萄の樹が繁り過ぎて良いことがほとんど無いので、 普通は歓迎されない。 だけどそれほど繁らない葡萄の樹の場合は光合成でできた養分を 他のシュートよりも多く供給して葡萄が良く熟するのを手伝うので 役に立つことを宿題を書いて知った。 現代の葡萄栽培では灌漑、接ぎ木の普及が影響して葡萄の樹が繁り過ぎて 手入れをきちんとしないと良い葡萄が成らないのだ。 掃除で良いことと悪いこと毎朝トイレ掃除をする習慣が付いて3週間以上経った今朝、 初めて便器の底を手袋無しで掃除。 こまめに掃除してほとんど汚れが無いからこんなことができるのだ。 白くてきれいに見えるトイレットペーパーの綿毛のような屑が少しスポンジ雑巾に付いた。 手袋を付けていたらこんな細かい汚れには気付かなかったろう。 自分の部屋を含むロッジとその周りの掃除を続けて 日々気付かなかったことを発見できるのは良いことだ。 一方で平気で台所(特にガスレンジ)を汚したり、 ゴミ箱が溢れているのに平気でゴミが捨てられているのを見て 他人の「陰」を垣間見ることが多くなったのは… やはり気持ちの良いものではない。 とは言っても汚し方の程度や内容は日本の寮よりずっと軽い。 人に隠れてわざと汚す陰湿な人がほとんど居ないから。
米の値段今朝産経新聞 のウェブサイトでコメ産地偽装のニュースを読んだら 主食に向かないくず米の仕入れ値がキロあたり130から170円と知って驚いた。 こちらだと一番安いジャポニカ米(豪州産中粒米、もちろん主食用)がキロあたり110円くらいなのに… 電気製品や筆記具は安くて良い物がずっとたくさんあるけど 日本で食べて暮らすのがまた馬鹿らしく思えた。 しかもあちらの米は粘ってまずいし… ちなみに普通私が炊く米はタイ産のジャスミン米で 値段は5キロで8ドル(700円)前後。 冷めても十分食べられるので弁当にも使えるのがありがたい。 ミルトン・フリードマン昨日ウェブで訃報を見て初めて存在を知った。 偉い人だったのね。 フリードマンテストは彼の考案と初めて知った。 ワインのテースティングのテストにも使える統計法の一つ。
近況昨日で3日連続で期末試験3つを終え、 来週の火曜に最後の試験を残す。 醸造関係の過去問を ロッジのギリシャ人の生徒 (彼はネメアのワインメーカー)と一緒に解いて 試験に臨んだら2人とも答案がよく書けたので嬉しい。 南豪州では10/29午前2時から夏時間が始まる。 日本との時差は+半時間から+1.5時間へ。 昨年はお日様の位置のずれに数日戸惑ったけど、 今年は1日で慣れる。 午後8時過ぎまで外が明るいのは嬉しい。 日本も採用すれば良いのに (残業が長くなるとか言う人がいるけど、 それはただ時間の使い方が下手な (愚か者の上司や同僚が企業に巣食っている) だけで理由にも何にもならない)。 10/25にネットサーフィンしていたら 手相家西谷泰人氏のサイトを発見。 興味深く読む。 彼のエッセイの中で 第285話 大金持ちに共通する習慣 を読んですぐトイレを掃除。 元々便器を汚したらすぐ掃除していたけど、 埃や塵はそんなに気にしていなかった。 北野武のトイレ掃除の話はウェブでよく見付けたけど、 ソースはどこだろう? 他に2006年9月21日の鑑定日記 も興味深かった。 私も眼が違うのだろうか? 西谷氏のエッセイがきっかけで 10/30から毎朝トイレを含む自分の部屋の掃除とロッジの台所、通りや庭の掃除を開始。 自分の部屋以外は掃除する必要はほとんど無いけど、 汚れていて文句を言う住人がいてもきれいにしようとする人がいなかったし、 スポーツよりずっと良い運動になるし、 お勉強の良い気分転換に本当になるし、 台所を汚す人が少なくなったし、 庭で過ごす住人や鳥が増えたし、 余計なストレスを溜めなくなったし、 良く眠れるようになったし、 色んなことに気付くようになったし、 知恵や計画性が付くし、 得たものがたくさんあったし、あるし… でも、そうは言っても、只の私の癖です。 掃除についての大事なTIPSを挙げると、
一度きれいになると、 こまめに掃除を続ける限り 掃除の手間と時間が激減するので楽しい。 毎日掃除をする癖が付いて9日目に 部屋のにおいが良くなったのに驚いた。 正確には、においが良くなったというより、 多分無意識に感じていた悪い臭いが減ったのだろう。 さて、買物や雑用を済ませて試験勉強と宿題作成に戻ります。
一区切中昨日で今学期の全ての講義と実習が終了。 今日少し休んでから 宿題を片付けて期末試験勉強しなきゃ。 先学期よりも今学期は学ぶことがあまりに多いので 全科目可(pass)でも私には十分。
休日の気分がしない土曜は一日中宿題のため朝から夕方まで大学の葡萄畑で葡萄の樹の調査、 今日は午前中また葡萄畑へ行って、 午後からグループワークの打ち合わせ。 日没後帰路に就いたが週末のためなかなかバスが来なかったうえ、 乗り換えたバスが道路工事か事故のため迂回、 バスを降り15分余計に歩いて帰宅。 夕食と明日の昼食を料理してすっかり疲れる。 普段は日曜日に洗濯するのだが、 昨日済ませておいて良かった。 |